異世界ライダー
張果仙人
渚目覚める
ここ、『闘京|TOKYO』は渚にとって異世界である
前世、修羅の国と言われる『火の本
さて現状を把握する、何より元とはいえ『火の本』人、即座の状態把握はデフォルトであり出来なければ“即死案件”だったりするので習慣でもある。
そう思っていると“ピロン♪ピロン♪”と音が聴こえるが発生場所は見当たらない、周囲は丸太組のいわゆる“ログハウス”の部屋に今寝てるベットと机に椅子、嵌め込み式の窓は閂がされ扉が有り、吊りカンテラが設置されている、着替えと思わしき衣服が籠に畳まれており、武装は無い、気になるのはやけに明るいカンテラと目の前に浮かぶ半透明のボードに見慣れぬ文字と両手に浮かぶ緑と青の◎だろうか?
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