第15話- 生ける屍

私もう40年前に死んでるんですが、誰も気づいてませんよ。

生者と全く同じに歳をとり、子供を育て、仕事をこなしてますから。


知ってるのは私を呪い殺したあの女だけです。


でも、秘策が一つ有りまして、自分への呪いに気付いてから、少しずつ返してるんです。


だから彼女はもう本当の屍です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る