漂流するエクスプローラー

登場する人物、武器など (3)

【イネス】

　駆け出し冒険者。ただいま休暇中。久々に訪れた王都を満喫しようと画策している。

　最近の悩みは、居候先の家主が妙な圧力をかけてくること。

【チャーリー】

　元帝国軍所属の技師。現在はルシアンナ姫の支援を受けて物作りに勤しんでいる。

　最近の楽しみは、少し年の離れた友人をおちょくること。

【ルシアンナ】

　伯爵令嬢。楽しみにしていた下町料理のモツ煮込みが届かず、かなりご機嫌斜め。

【アリサ】

　ルシアンナ姫の護衛で元冒険者。育ちの良さから、貴族の側仕えにもすっかり馴染んでいる。

【エルバート】

　ルシアンナ姫に侍る執事。老齢だが、給仕の際には機敏な動きを見せる。

　戦うことは不得手だが、武器などを鑑賞するのは好き。

【ダナ】

　ルシアンナ姫の庇護下にある偽装少女。もはや偽装する必要はないのだが、言い出すきっかけを逃したために未だに子供のふりをしている。

　姫様に借りているシャンプーのせいで、随分萎んでしまった。

【ペトゥラ】

　教会関係者。かつては教会の中枢に身を置いていたが、研究志向が過ぎたために現在の立場は微妙。

　ルシアンナ姫の魔術の師匠。

【？？？】

　王国軍所属の壮年の騎士。それなりに地位が高く、新人の登用などにも関わっている。

　最近の楽しみは、見込みある若者をおちょくること。

【キーロン】

　王国軍所属の騎士。若さに見合わぬ腕前で将来を嘱望されていたが、さる任務の失敗により現在は冷遇されている模様。

　その原因となったルシアンナ姫および関係者に対し、並々ならぬ恨みを抱いている。

【虎男】

　虎によく似た頭部をもつ人型の魔獣。高い戦闘能力を持つ。言葉こそ話さないが、意思の疎通は可能。

　詳細は不明だが、複数いるらしい。

【？？？】

　獅子に似た頭部をもつ巨漢。黄金の鬣をたなびかせ、背後に虎男を従える姿は正に王者の風格。

【？？？】

　王都の闇で暗躍しているとされる、謎の人物。通称、『暗殺執事』。

　その姿を目撃して、生存している者は存在しない。

〈登場する武器など〉

【保温容器の魔術具】使用者 : ルシアンナ

　蓋つき鍋型の魔術具。低品質の物は市井に広く出回っているが、貴族仕様のそれは一線を画す断熱性を有する。

　そのぶん重量は嵩んでいるが、自分で持ち運びするわけではないので気にしていない。

【硝子の刺又】使用者 : 虎男、イネス

　虎男が携える長柄の武器。先端部は青い硝子で作られているが、わりと頑丈。

　捕らえた相手の血を吸う機構が組み込まれている。

【甲殻の籠手】使用者 : ？？？、イネス

　昆虫型の魔獣の甲殻で補強された一組の籠手。軽量だが、並みの刃物では歯が立たないほどの硬度を持つ。

【『力』の魔術具】使用者 : イネス

　『地下闘技場』で入手した棒状の魔術具。弾性を変化させる機構が備わっている。これを手に持って震わせれば『力』を得ることが出来る。

　口に咥えて使用してもよい。

【『知性』の魔術具】使用者 : なし

　同じく『地下闘技場』で入手した鉢金状の魔術具。『知性』を向上させることが出来るようだが、使用するには人間を辞めるほどの覚悟が必要。

【『力』の弾弓】使用者 : イネス

　『力』の魔術具を元に素人が製作した弾弓のような武器。使用する矢玉は何でも良い。

　可変の弾性により威力は十分だが、弦は割いたシーツを撚り合せたものなので、耐久性はお察し。