第36話 僕と彼女
あと4日で文化祭本番になった。
今日もクラスでの出し物の手伝いをしてその後、いつもの部室に行くと、彼女しかいなかった。
あれ?あの二人は?
僕は普通に喋れるようになった。
あぁ、あの二人なら今日はお休みだよ、体調不良だってさ、
彼女はそう言った。
そっか、早く元気になるといいのにね。
そうだね、文化祭までには元気になってて欲しいよね。
僕と彼女はそう言った。
その後はいつも通り、霧吹きをして、2人で勉強した。
いつもみたいに無駄話はしなかったが、勉強で分からない所があればお互いに聞きあった。
下校のチャイムが部室に鳴り、何故か流れで2人で帰ることになった。
帰り道、彼女は僕に質問してきた。
ねぇ、いつも部活に来るの遅いけど何してるの?
彼女は僕に聞いてきた。僕は
文化祭の準備手伝ってるよ、
って答えた。
そっか、私達レイアウト班の案のやつやってるんだ。
あれ?レイアウト班だったの?
うん、そうだよ。
そっか、だから同じクラスなのに準備手伝わなくていいんだ。
そう、私的には準備手伝いたかったんだけどね。
え?じゃあなんで準備班来なかったの?
私の友達たちがレイアウト班が良いって言ったから私もそっちに行ったの。
そっか、友達多いもんね。
ありがとう
なんて会話をしてたら分かれ道に来てしまった。
じゃあ僕こっちだから。
そっか、私はこっちだからここでバイバイだね。
うん、また明日
うん、また明日 バイバイ!
彼女は僕に向かってそう手を振ってくれた。
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