第33話 文化祭に向けて

彼女の虫を触れるかどうかの設問について、僕は答えれなかった。

少し頭が真っ白になってしまい、十数秒何も話せずにいると先輩たちが帰ってきた。

見たことのない先生を連れてきて。


やってきた先生は女性、多分三十後半ぐらいであまり美人とは言えない先生だったが落ち着きがあって、話しかけやすそうな先生だった。


そんなことを考えていると、先輩たちが席につくと、先輩は


これでこの昆虫研究部が四人になったので部として認められるようになりました。

それでなんですけれど、文化祭で何か必ず出し物をしなければいけなくなりました。

なので今からみんなで話し合いたいと思います。


そして話し合いが始まったが結局案すら出ずに終わってしまった。



その後、先生がいくつか案を出し、その中の案の「学校にいる昆虫を捕まえて標本にする。」に決定した。


昆虫研究部に入部したが、昆虫が好きな訳ではないので不安しかない。













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