第25話 部活動(後編)-1
ガチャ
ドアを置けるとそこには彼女がいた。
彼女はすこし動揺していた
あ、入部体験者の人かな?
私一年生でまだ入ったばかりでどうすればいいかわからないから、先輩よんでくるね
彼女はそう言って、教室を飛び出しって行った。
1人になった教室で辺りを見渡す
とても散らかった部屋に、床に落ちている標本がたくさん入っている。
とりあえず適当に手に取ってまとめる
それにしてもとても汚い、
ほこりが散らばっている、とても汚いが心が惹かれる場所だ
言葉ではうまく説明できないが、自分の場所が見つかった気がする。
...彼女がいるからか
まだ彼女の事をあきらめれてない。
心のどこかで、彼女の事がまだあきらめられていないことに気づいた。
どんどん彼女に対する思いがこみ上げてくる。
落ち着かないと
埃のかぶったパイプ椅子に座る。
落ち着け、落ち着け、
2~3分経つと落ち着いた。
彼女との接点ができるかもしれない、少しうれしいが緊張している。
ガチャ
扉が開いた
こ、こんにちは入部希望のひとかな?
髪の毛はロング、背は僕と同じくらい、大体170センチぐらいのとても美人な人が来た。
えっあっはい、
思わず緊張して声がどもる
先輩と彼女が、汚いパイプ椅子に座る
この部活の部長です、よろしくね
先輩は笑顔でそう言った
で、この部活って何するか知ってる?
先輩が聞いてきた
え、昆虫採集です
僕は目を逸らしてしまった
緊張して何を話しているか分からない。
この部活は昆虫採集部ってなってるけど、実際は昆虫採集なんてしないの、この部活って部活はしたくないけど、見かけだけの部活には入りたいって人が入る部活なの
前は昆虫採集していたらしいけどね
先輩が丁寧に説明してくれた。
わ、分かりました。
少し考えさせてください。
僕はそう行って逃げるように部室を出た
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