2022年9月18日 「牛の爪」を不意に思う

Web小説の即時性と言うべきか、コロナ禍をリアルタイムに投影してみようかの試みが、「牛の爪」でした。現在は無事完結しています。




・牛の爪 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054895078976


・あらすじ

新型コロノウイルス感染症正式名COVID-219は、2020年初春より世界に蔓延してゆく。

その最中に、今や御子柴総理お抱え記者の東海快速新聞の黒川キャップへと、ある密告文が届けられる。それは新型コロノウイルスのそもそもから、何らかの新薬を促すものであった。

新型コロノウイルスのワクチン・治療薬はいつかの全世界の待望の中。日本国の三船栄一郎有効財団の病理学研究所が決定的なワクチンを開発し、手始めとして日本全国民接種を目処に精製されて行く。

そして2020年盛夏。オリンピック延期も世界で一番の賑わいを見せる場所であった御台場で、新たな新秩序が激しくも語られて行く。




ウイルス名を捻っているのは、隣の某大国に考慮してです。もうかれこれ足掛け3年に達しようかで、朧げになって来ていますが、起源国問題が有りました。私も流石にカクヨムではまずいかなと変節しています。とある小説サイトではセンシティブなので排他は今もの傾向です。


まあ、変節も年月が経つと立派に無かったものなっています。映画もテレビドラマでマスクしている登場人物いないですし…世界配信考えたら、隣の某大国のパイは大きいので、大きな配慮はそうもなりましょう。


「牛の爪」での試みとしては、語り部の黒川記者にどれだけ語らせらるかに挑みました。本当ならば「」の台詞も無しに挑みたかったのですが、登場人物のバーソナリティーが浮いて来ないので、必要最低限の台詞は用意しました。ここで得た事が、後に中編も中身は長編大圧縮のぎゅう詰めになっています。創作の効率化と言うのなんですがけど、逆にweb小説の可能性を感じて他なりません。



そして「牛の爪」の物語としては、現代ドラマジャンルではあるものの、連載時にはこうなるかもしれないの未来筆記で書いています。ただ時代が、似たりのこれもなのかと追いつき過ぎて、「第7話 2021年4月4日 世界席巻」からは、敢えて期日を過ぎ見据えた軸での終結に向かわせてます。まあ物語として終われませんしね、止む得ません。


作中のハイパーワクチンは、新型コロナワクチンが出回る前のお話で、mRNAの概念なんて無かったのですが、因果としてはそうなるかです。現実のまさかとしては、ここ迄反ワクチンと自然治癒がいるかです。インターネット改めて恐るべしです。

そう、2020年のこの潔癖環境でもこの感染力なのに、これが昭和だったら、世界が閉じていた事でしょう。その世界線は小説「復活の日」なのでしょうね。


自ら改めて読もうとすると、濃いなで躊躇ってしまいますけど。まあ時間があれば、ついばみたいとは思います。

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