前のエピソード――２０２１年５月２２日ー８月２２日　【ギャラリー展】中高生に伝えたい三浦哲郎

2020東京オリンピックが終わり、2020東京パラリンピックが終えてないのに、書いても良いかは、この第五波の荒波を考えると、そうであろうしかなくを前提に書いていきます。

2020東京オリンピックは、2020年夏季開催予定も2021年7月23日-8月8日に断行される。果たしての成功か否かは、限りなく成功である。ただ同じく成功だったら、もう1年後若しくはもう1年後でも成功は確実なので、ここだけはきつく言っておきたい、何を焦っていたのか。

このコロナ渦中での開催の意義は、アスリートの躍動に尽きてしまうが、その僅差で人種差別への徹底抗議を真摯に受け止めるべきと、まずは開催国日本から発言にすべきの筈。関係者のインタビューでは、メダル最高獲得と無観客開催に終始しては、大会成功で締めるのは、正直人種差別への更なる取り組みを述べるべきだったと思わずにいられない。

2020東京オリンピックでの人種差別への抗議は、去年のアメリカでの黒人男性への暴行事件からBLM（ブラック・ライブズ・マター）の広がりを受けて、2021年7月21日の女子サッカー：イギリス代表vsチリ代表の試合開始前に、片方のひざを地面につけた人種差別に抗議を意味する行動を取ったところから忽ち広がりました。女子日本代表もと言えば手前味噌的な感じもしますが、その感受性は大いに共有すべきです。

そして2021年8月6日の女子サッカー決勝：スウェーデン代表vsカナダ代表迄ぶれる事なく続きます。尚決勝では両チームの選手は勿論、主審と副審迄が片ひざを地面につけています。

また試合に限らず、表彰台でも人種差別への抗議が有りました。2021年8月1日、陸上女子砲丸投げの銀メダリストアメリカのレイヴン・ソーンダース選手は、表彰台での写真撮影で、両手を頭の上に挙げ交差しては「X」の変遷しない連携を表すポーズをとります。

レイヴン・ソーンダース選手は後にSNSに写真と共に投稿し「愛、意識、そして優しさ。若い人も年配の黒人もあなたは美しいあなたは価値があるあなたは素晴らしい!!!! LGBTQIAの人たち、あなたは美しい、あなたは価値がある、あなたは素晴らしい!!!。もしあなたが精神的に苦しんでいるのであれば、あなたが世界のどこにいて、誰であっても私はあなたを見ています、私はあなたのために戦っています、私は必要です、神様、私はあなたが自分自身のために戦い続ける必要があります!!! 」と強く訴えています。

相手に、それはいけないと、届かなければ何度でも言うべきであるし、もし届かなければ、それこう思うと自ら発言しても、誰も否定できない筈。

人間の美しさの尺度は何も決まっていないのを改めて自覚すべきだし、まずは真っさらな自分自身になって、あなたの美しさを探すべきと私が言っておきます。彼女達の長い旅路で得た言葉の重みを、どうか臆することなく、何年掛かっても輝ける美しいを見つけて下さい。

もし三浦哲郎先生がご存命だったら、地元紙デーリー東北に穏やかに熱い寄稿していたかなと。その歩んだ道を少しでも追いかけたい私がいるのは、世の中が変わり始めてるのを、きっと見過ごせないと思うからでしょうか。