TwitterでよくDMくれる人が実はクラスメートで美少女だった
闇野ゆかい
第1話衝撃的な真実!?
高校生活が一年終わり、一ヶ月が過ぎた。
5月の中旬。
授業が終わり、放課後の教室。
俺、
「ったぁ......」
「きゃっ!」
彼女は、ぶつかった衝撃で手にしていたスマホを床に落とした。
「ごごっ、ごめんなさい」
謝って彼女のスマホを拾おうと屈み、触れる寸前に彼女が叫ぶ。
「やめてっっ!触らないでぇっ」
彼女が声を荒らげたことに衝撃をうけた。
彼女に言われた通り、立ち上がり彼女がスマホを拾うのを見届ける。
彼女のスマホ画面はTwitterの画面で名前がゆーかだった。頭が真っ白になった。
何故ならTwitterのフォロワーでよくDMをする相手だったからだ。
彼女は通り過ぎ、教室に入って行く。
俺は教室を出て、昇降口を目指し駆け出した。
駐輪場で自転車に乗り、自宅を目指す。
校舎を出て自転車を漕いでいる間も考えていた。
俺とゆーかの共通の話題はアニメに関することだ。
クラスメートには、アニメが好きだと言うことを隠していることになる。
帰宅すると部屋着姿の妹、沙絵が待っていた。
「ただいま」
「お帰り。おにい、どうしたの?そんなに汗をかいて帰ってくるなんて」
首を傾げ、疑問を投げ掛けてきた沙絵。
「沙絵が腹を空かせてるだろうなーって思って慌てて帰ってきたんだぞ」
「そ、そうなんだー。あ、ありが......とぉ」
俯いて照れている沙絵を通り過ぎ、リビングに入る。
キッチンに向かって夕飯の準備に取り掛かる。
夕飯を摂り終え、沙絵の面倒をする。
風呂に入り、あがって自室に向かう。
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