第7話 桜の花びらの砂糖漬け
花びら 散る前に
一枚 また一枚と
枝から集めた桜の花びら
その美しさを 砂糖で包み込み
いつでも あなたに会えるようにと
瓶に 入れました
それは 口の中で ほんのりと苦く
胸の奥をしめつける
あなたの微笑みが 春風とともに
舞い戻ったようで
私は 幸せになれる
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