第529話 壁上

槍兵のリーチはそれなりに厄介だ。神力を使えるとはいえ、無限に使えるわけではないし、温存出来る場面では温存しておきたい。

そう考えた時、ハイネの両手にはシャドウクロウが発動しているし、リーチで言えばハイネの方が有利。ハイネにリーチの長い武器を持った相手を任せられれば、俺とニルも、より面倒な盾兵に集中出来る。


「ニル!一気に行くぞ!」


「はい!」


ニルを先頭にして、密集しつつある敵兵の中を突き進む。


「止めろ!止めろぉ!」


「「「「うおおおおぉぉぉぉっ!」」」」


相手の混乱も落ち着き始め、かなり当たりが強くなり始めている。もたもたはしていられない。


「邪魔です!!」


ガンッ!ザシュッ!

「ぐあぁぁっ!」


「側面を突け!」


「させるかよ!!」


ガシュッ!

「ぎゃぁぁっ!」


「槍!何やってやがる!一斉に攻撃しやがれ!」


「ですが!あの女が…ぐあぁぁっ!」


ニルが正面を強引に押し、俺が側面を守り、ハイネが中距離を攻撃する。

周囲は敵兵で溢れ返っている程の状況なのに、たった三人にしてやられてしまっている盗賊達。


「退けぇ!俺がやる!」


その状況に耐えられなくなったのか、騎馬兵の一人が馬を走らせて向かって来る。


「うおおおおぉぉぉぉっ!」


騎兵というのは、高い機動力、攻撃力を持ったもので、単純に突撃されるだけでも、かなり怖い。

人よりも大きな生き物である馬が、目の前から全力で突進して来るのだから当たり前だ。ぶつかっただけでも簡単に吹き飛ばされて、全身の骨が折れてしまう事だって有る。それに、騎乗している者は、基本的には長物を持ち、馬上からの攻撃を繰り出して来る為、こちらからの攻撃は届かず、相手の攻撃だけが届くという状態になる。

歩兵のみの軍隊と、騎馬の居る軍隊とでは、雲泥の差が有る程に脅威度が違う。それくらいに、騎馬というのは戦場において強く、重要な役割を担っているのだ。


そんな相手が、目の前から俺達目掛けて一気に駆けてくるのだから、その圧迫感は凄いものだ。

普通ならば慌てふためいて動けなくなるか、逃げ出してしまうかだろう。だが…天狐やその他多くの強力なモンスターや敵との戦闘を経験してきた俺にとっては、所詮馬だ。天狐と向かい合った時に感じたプレッシャーに比べたら、欠伸が出るようなものでしかない。きっと、色々な意味で、この世界に来てから感覚がぶっ壊れてしまったのだろうなと思う。

まあ、そんな事は置いておいて、走って来る馬と、その上に乗っている男の槍の動きをしっかりと見極める。


指揮官的な立場みたいだし、わざわざ自分が仕留めると宣言しながら出て来ただけはあって、それなりに強いみたいだが……


「何でしょうか…?あれは?」


突進して来る騎馬を見て、不思議そうにニルが聞いてくる。


「恐らく、突撃ってやつだろうな。」


ニルが不思議そうな反応をしている理由は、俺が天狐と比べたように、ニルもその類のモンスターと比較してしまい、騎馬兵に威圧感を感じていないからだ。

人と違って、馬は小回りが利かない。スピードを緩めてやれば、それなりには動けるのかもしれないが、馬の最大の長所である機動力を捨てるわけがない。そうなると、当然ながら直線的に俺達に突撃してくるしかなくなる。俺とニルとしては、これ程簡単に倒せる相手もなかなかいないというレベルだ。

ニルは馬車を操る術を持っているし、乗馬も普通に出来る。でも、戦闘において馬に乗ろうとはしない。あくまでも移動用の動物としか認識していないのだ。

騎馬兵との戦いは初めてだし、それなりに警戒はしているが、経験が無い事に対する警戒であり、騎馬兵自体に対する警戒心ではない。

騎馬は戦場において強力な存在ではある。だがそれには、ある程度の強さまでは…という前提条件が存在する。


雑兵相手に突撃する分には、対処もされず吹き飛ばす事が出来るだろうし、機動力を活かしてあらゆる方向から攻撃を仕掛ける事も出来る。だが、Sランクのモンスターを単独で撃破するような相手に対して突撃したらどうなってしまうのかくらい分かってもおかしくはなさそうな気がするのだが…


結局、相手の盗賊達も、ここまで大規模な戦争とも言える戦闘は初めてだから、正常な判断が出来ていないのかもしれない。馬に乗っている事で、それがアドバンテージになっていると錯覚してしまっているのだろう。

他の騎馬兵が突撃して来ないのを見るに、目の前から直線的に走って来る奴は、ちょっと馬鹿な子なのかもしれない。


「いや…寧ろ有難いかもしれないな。」


「??」


ニルが俺の言葉に疑問顔を見せるが、直ぐに理由に思い至り、納得した顔を見せる。


「そういう事ですか!確かにそうですね!」


「行くぞ!」


「はい!」


俺とニルは、迫り来る騎馬兵の方を向いて、構えを取る。


「死ねえぇぇっ!」


槍を俺に向けて突き出しながらの突撃。直線的にただ真っ直ぐに突撃してくるだけなのだから、避けるのは容易い。しかし、俺はただ避けるだけではなく、攻撃も同時に行う。


タンタンッ!


まずは、俺が前方に向かって跳び、少し遅れて、ニルが真上に跳ぶ。


ブンッ!

「っ?!」


跳び上がった俺に対して、騎馬兵の男が槍を突き出すが、その槍は俺を捉える事は無かった。


剣技、泡沫うたかた。相手の攻撃の勢いを利用して体を回転させつつ、攻撃を加えるカウンターの剣技である。残念ながら、相手は全身鎧を着ている為、サクッと殺すのは無理だが、殺す必要は無い。


ギンッ!ギィン!ガンッ!


槍の上を転がるように体を回転させ、槍の柄、腕と刃を走らせた後、男の首元に腕を絡ませ、そのまま男の体を引き込む。


走ってくる馬に対して、俺は逆方向に向かって跳んだ為、馬上の男は、後ろへと吹き飛ばされる形になる。一言で言えば、落馬だ。


バキャッ!!

「ぐはぁっ!」


俺が無理矢理引き込んだ事で、空中に投げ出された男を、そのまま地面に向かって叩き付ける。

背中から地面に勢い良く落ちた男は、鎧を着ていても相当なダメージを受けただろう。超痛そうな声を出している。


男を地面に投げ付けた俺は、ふわりと着地する。

こうなるのは目に見えていた。だから戦闘で馬に乗るなんて事を、俺もニルもしないのだ。


「はっ!!」


「ヒィィーン!」


俺の後に跳んだニルはと言うと…俺が馬上の男を馬から引き剥がした後、ニルが馬に乗り、手綱を持ち、馬を反転させる。


「ご主人様!」


「良いぞ!」


「はいっ!」


パシンッ!


「ヒィィーン!」


馬を反転させた後、ニルは俺が退避できるか確認し、大丈夫だという答えを聞いてから、馬を走らせる。


進路は勿論、壁に向かう方向だ。


俺がしたように、相手に叩き落とされる可能性を考えて、ニルは馬を走らせた瞬間にそのまま馬から飛び降り、馬を避けた俺の隣へと着地する。


「危ねぇ!!」


「うわぁぁっ!」


馬は手綱に叩かれて、全力で前へと進む。

俺やニルと同じように、馬に乗って制御するような奴はいないらしく、次々と馬の進路から敵兵が飛び退いて行く。


「ハイネ!行くぞ!」


「そういう事ね!分かったわ!」


馬に轢き殺されたくない敵兵達は、進路を明け渡して左右に分かれる為、一時的に、壁まで誰も居ない道が出来上がって行く。

ここまで言えば、何がしたかったのか分かるだろう。


あとは、敵兵の居なくなった一本道を、全力で走り抜けるだけだ。


タタタタタッ!


「しまった!」


「追え!行かせるな!」


馬の後を追うように走る俺達を何とか止めようとしているが、防具などほぼ着ていないような身軽な俺達に、鎧を着た男達が追い付けるはずもなく、馬の作ってくれた道が閉じる前に、壁までを一気に走り抜ける。


その時、壁の上から一本の編み込まれた糸が下りてくる。

壁の上に居るピルテが下ろしてくれた物だ。


「ハイネ!先に行け!」


「分かったわ!」


俺がハイネに手を伸ばすと、その手を掴むハイネ。


「お…らぁっ!」

ブンッ!


少し強引だが、ハイネを投げ飛ばすと、壁の中腹程度の位置までクルクルと回転しながら飛んで行き、そのまま鉤糸に掴まる。


「スラたん!」


弓兵と魔法兵を処理してくれていたスラたんに声を掛けると、壁にぶら下がるハイネを見て、何をしたら良いのか理解してくれる。


「ニル!暫くここで耐えるぞ!」


「はい!」


いつもいつもニルには辛い役目を押し付けてしまうが、十メートルの壁を登る時、最も速く登れるのは、恐らく俺とニルだ。シャドウテンタクルがあれば、俺とニルを繋いで、上に居る方が引き上げ、自分よりも上に相手を飛ばし、入れ替わった所で今度は自分を引き上げてもらう。これを二度か三度繰り返せば、十メートルの壁くらいは直ぐに登れる。ハイネ達に上から引き上げてもらうという手もあるが、壁上に居る敵もまだまだ残っているだろうし、鉤糸を外されないように敵兵を処理し続けなければならない。今はピルテ一人だけでそれをやってくれているのだろうが、流石に辛いはず。スラたんとハイネが合流し、三人が周囲を制圧してくれている間に、俺とニルだけで壁の上まで到達するのが一番理想的だろう。

俺とニルならば素早く上まで到達出来るとなれば、それよりも時間を掛けて登らなければならないハイネとスラたんを、先に行かせるのは当然だろう。


「行かせるな!バラバンタ様に殺されるぞ!」


「「「「うおおおおぉぉぉぉぉっ!」」」」


余程バラバンタが怖いのか、敵兵達は死に物狂いで壁に近付いた俺とニルの元へと突っ込んで来る。


タンッ!タタタタタッ!


それよりも一足先に壁まで辿り着いたスラたんは、地面を蹴り、壁を駆け上がり、先に壁を登り始めたハイネの直ぐ近くまで到達する。

相変わらず、壁を真上に走るという人間離れした事を平気でしているが、最早そこに驚かない自分が居る。


「「はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」」


俺とニルは、押し寄せて来る敵の波に、全力で対抗する。


カンッ!キィン!ザシュッ!ガンッ!

「ぐぁっ!」


ザシュッ!ブンッ!ザシュッ!ガキュッ!

「「あ゛ぁっ!」」


次々と襲い来る敵兵が、様々な方向から武器を振り下ろして来る。それを盾で、小太刀で、刀で弾いて、数少ない、相手の守られていない部分を的確に狙って刃を走らせる。


返り血が全身に掛かり、多過ぎる攻撃に、付与しておいた防御魔法である上級闇魔法、黒防砂が何度か発動する。ハイネとスラたんを狙うはずの弓兵と魔法兵は、先程、スラたんに散々虐められて、壁付近には殆ど残っていない。残っている者達も、どこかを怪我している者達で、上手く狙えないのか、攻撃は全く飛んで行っていない。

俺とニルが真下周辺は抑えているが、攻撃の一つや二つ飛んで行くだろうと思っていたが、それすら無いらしい。一応、スラたんとハイネは、攻撃に備えているみたいだが、必要無かったようだ、

どのように備えるかと言うと、スラたんがハイネを背負って登り、ハイネは魔法陣を描いて攻撃に備えるというものである。プレイヤーの中では、パワーに自信の無いスラたんではあるものの、ハイネを背負って壁を登れるくらいのパワーは持っている。

そうなった時は、俺とニルでもう少し守る領域を広げて、何とか援護しようと考えていたのだが、スラたんが事前に暴れてくれたお陰で、その手間が無くなった。


「ニル!背中を合わせて戦うぞ!」


「はい!」


出来ることならば、壁に背を預ける形で戦いたかったが、馬だって生き物である以上、壁に向かって突っ込むなんて事はしない。当然その前に進路を変えるし、馬の作ってくれた道は壁まで到達していなかった。それ故に、俺達の位置は、壁付近ではあるものの、壁の直前というわけでもなかった。

全周囲から敵が襲ってくるという状況では、背中を守り合いながら戦う事でしか、死角を補う事が出来ない。

俺とニルは、背中同士が触れ合う程に近付いて、互いの背中を守り合う。


「はぁっ!」

カンッ!ザシュッ!


「やぁっ!」

キィン!ガシュッ!


「相手はたった二人だと言うのに何をやっている!さっさと殺せ!」


「だ、ダメです隊長!近付けません!」


俺が百八十度、ニルも百八十度。合わせて三百六十度を守り合っている状態なのだ。そう簡単に落とされたりはしない。


「馬鹿共が!一斉に掛かれ!」


「は、はい!掛かれー!」


敵兵の後ろの方で馬に乗った指揮官と、その補佐官らしい奴等が話をして、俺達を一斉に襲うように指示を出している。


「シンヤ君!!」


周囲の敵が一斉に動き出したとほぼ同時に、壁の上からスラたんの声が降って来る。スラたん達が壁上に到着した合図だ。


「ニル!」


「はい!!」


次は俺とニルの番だ。こんな敵がうじゃうじゃ居る場所に長居は無用。

スラたん達の移動が完了しているのだし、俺達もさっさと離脱させてもらうとしよう。


「ご主人様!」


ニルが俺から一歩離れて盾を俺に向ける。


自分を足場にして、先に行けという事だ。どちらが先に行っても変わりは無いだろうが、ニルが残ると言うのならば、任せるとしよう。


タンッ!


俺は直ぐにニルの盾に片足を乗せるように飛び乗り、ニルの動きに合わせて盾を蹴る。


壁の上を見上げると、スラたん達が垂らした鉤糸を守るように戦っているのが分かる。壁の上ならば、敵兵の数も制限されるだろうし、下よりはマシなはず。急いで上がるとしよう。


壁に向かって跳躍した俺は、地上三メートル程度の位置に到達し、垂れ下がっている鉤糸に手を掛ける。因みに、跳び上がる間際に、ニルが俺の右足首にシャドウテンタクルを絡めてある。


直ぐに足でニルを引き上げようとしたが、ニルの動きを見て少しだけ間隔を置く。


俺が居なくなった事によって、たった一人になったニル。敵兵はここぞとばかりに全周囲からニルに向かって攻撃を仕掛ける。その前に、ニルを引き上げようとしたが、変なタイミングで引き寄せてしまうと、跳び上がる時に斬り付けられてしまう。

ニルもそれを分かっていて自分が残るという判断を俺にさせたのだから、当然対処方法は考えている。

それが、柔剣術、大輪たいりん。自分の周囲三百六十度に対して攻撃を行う剣技であり、円の動きを重要視する剣技…だと聞いた。詳しい事はよく分からないが、体得する為に日頃から練習しているニルを見ていたから、大体どんなものなのかは分かるようになった。


大輪という剣技は、自分の体を起点にして、三百六十度に刃を走らせるというものである為、本来は遠心力の影響を受け易い長物を持っている時に有効な剣技であるはず。しかし、小太刀だから全く使い物にならない剣技というわけでもない。

要は、全身を柔らかく使って、周囲の敵に対して有効となる斬撃が放てるかどうかであり、その距離感は問題ではない。小太刀で使うならば、小太刀の間合いで使えば良いだけの事。ただ、相手は盾を持っていたり、直剣や槍を持っている者達だっているわけだし、一撃で全ての者に有効な斬撃を放てるかと言われると、かなり難しいと思う。実際に、小太刀を振り回したところで、小太刀の届かない位置から攻撃を繰り出して来る者達が殆どだ。攻撃が当たらないならば、脅威とはなり得ないと考えるのが普通だし、 その位置で自分達が攻撃を受けてしまうという事は有り得ない事だと思っているだろう。実際に、ニルの持っている戦華が急に伸びたりはしないし、神力だって使えないのだから、目に見えない攻撃が飛んで来たりはしない。

だが、ニルが今この状況下でやらなければならないのは、俺が引き上げるタイミングで邪魔されないようにするという事だけだ。相手を殺す必要も無ければ、近付く必要すら無い。つまり、ニルが狙っているのは、敵自身ではないと言うことである。


カンカンキンカンキンッ!


「なんだと?!」


突き出された武器が、ニルの元に辿り着く直前に、ニルの左回転に合わせて、攻撃の芯がニルに対して右側へとズレる。計八人の者達がニルを殺さんと武器を突き出していたのに、まるで大きな渦に巻き込まれて行くように、武器が流されて行くのが、上から見ているとよく分かる。

ニルは、先の戦いで、超感覚に陥り、自分の本当の限界値を体験した事で、一段階強くなったように見える。自分が出来る、出来ないと判断していた基準が、一段階上がったからだろう。

本当に、ニルはメキメキと実力を上げている。


全員の攻撃が全て逸れたのを見て、指揮官らしき男が驚いている。しかし、一番驚いているのは、実際に武器を突き出して逸らされた連中だろうと思う。

筋肉ムキムキというわけでもないニルの女性らしい体付きのどこにそんな力が有るのかと思っている事だろう。

実際には、流れを掴んで逸らすという技術で、力は必要無いのだが…ここの連中にそれを理解しろというのは無理な話だ。


ニルに一番近い連中の攻撃が全て不発に終わったところで、俺は右足と鉤糸を持っている腕に力を込めて、体が上下逆になるほど強く足を蹴り上げる。


ニルもタイミング合わせて跳び上がりながらシャドウテンタクルを縮めるように操作し、一直線に壁へ向かって宙を舞う。


「行かせるな!矢と魔法を放って撃ち落とせ!早くしろ!」


指揮官は明らかに焦り始め、残った弓兵と魔法兵達に強く指示を出している。


それに対して、俺とニルは冷静に壁を登る為の動きに入る。


まずは、俺よりも上まで飛んで行くニルが鉤糸を掴む。その後直ぐに糸を持ったまま逆さの状態になっている俺を、引き上げる…というか上へと飛ばす。その際、残っていた弓兵と魔法兵から飛んで来る矢と魔法を、逆さの状態で打ち落とす。

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