第521話 テンペスト (2)
空気を揺らす爆音に、視界が真っ白になる閃光だ。魔法陣を描いているどころではないし、無理矢理描こうとしても、視界が潰されてしまった状態では魔法陣なんて複雑なものは、とてもではないが描いていられない事だろう。
実際、後ろの方で魔法陣を描いていた連中の手元から、完成していない魔法陣が次々と霧散して消えていくのが見える。
そのタイミングで、背後からブワッと強い風が通り過ぎて行く。
ピルテの描き上げた中級風魔法、ウィンドエクスプロージョン。一方向に向けて空気を押し流すだけならば、それだけで十二分だ。
単純な火力の有る魔法とは違い、敵を吹き飛ばしてしまうという事は出来ないが、空気中の毒を押し流して、帯状に被害を伝播させていくだけならば最も適した魔法と言える。
毒と中級魔法だけで作り出したにしては、なかなかのものだ。上級魔法同士を組み合わせて作った超級魔法と遜色無い…とまでは言わないが、それに近い被害を与えられているはず。
「来るな!こっちに来るなぁ!」
「触れないように逃げるんだ!早くしろ!」
「下がれ!早くしろ!」
悪くない被害数と混乱具合だ。これなら…
「「「「うおおぉぉぉっ!」」」」
俺の気持ちが通じたのか、農夫達がまたしても現れて、盗賊達に対して嫌がらせを始める。
「ニル!スラたん!ここからは強く当たるぞ!ハイネとピルテも遅れるな!」
「はい!」
「遂にだね!」
「行きましょう!」
「行くわよー!」
気合いを入れた俺達は、遂に進行を開始する。
ピルテの風魔法によって、毒の霧は奥へ奥へと流されて行き、その後には、完全に戦意を失い、地面に突っ伏す盗賊達しか残っていない。
中には解毒薬を飲んで、何とか体調を戻しつつ有る者達もいたが、農夫達の毒による攻撃によって解毒薬を大量に消費していた為、殆どの者達には解毒薬が行き渡っておらず、毒を受けた数百人の内、何とか戦えそうなのは五十人を切る程度。しかも、そいつらは何とか武器を振れる程度の状態で、まるで相手にならない。千鳥足で攻撃を仕掛けようとしてくるが、そんな奴らに後れを取る事は決して無い。
ザシュッ!
「ぐあっ!」
ガシュッ!
「あ゛ぁっ!」
俺達は邪魔になる奴だけを斬り捨てて、一気に敵陣の中へと入って行く。
「「「「おおおおぉぉぉぉぉぉ!!」」」」
その時、また農夫達の雄叫びが聞こえて来る。
「くっそ……こんな時に…」
ヘロヘロになった敵兵の一人が呟いているのが聞こえて来る。
容赦の無い追い討ち。
ただ、俺達が敵陣を突破する為に必要な被害を出したのは良いが、倒れている相手の数より、健在の相手の方がまだまだ多い。
あまり無茶をしないようにと願うが…彼等は既に覚悟を決めてしまっているし、俺の願いが届くかは……
ドスッ!ドスッ!
農夫達は、またしても敵陣の中へと何かを投げ入れる。投げ入れたのは、丸くて大きな蜂の巣。俺達からは見えないが、予定ではそうなっている。
それは、ハレバチと呼ばれる蜂の巣で、この蜂もこの世界では珍しくはない生き物の一つだ。見た目は元の世界のアシナガバチによく似た大きさと形に色だが、持っている毒が強烈で、アシナガバチの数倍は強い毒を持っている。鑑定結果は…
【ハレバチ…一般的な蜂の一種。刺されると子供の拳大の
流石にハレバチに数箇所刺されただけで死ぬ事は無いが、刺されれば痛いし、顔を刺されたりすると大変な事になる。スズメバチの巣に似た丸くて大きな巣を作り、その中には何十匹、何百匹という数のハレバチが入っている。
普段は人目に付かないような場所に巣を作り、あまり見掛ける事の無いハレバチなのだが、農夫達はその巣を見付けてきたのだ。
そんな巣を丸ごと投げ付けて割れば、中からハレバチが飛び出して来るのは必然。蜂の羽ばたく独特の音が、遠くに居ても聞こえて来る程の量が飛び出して、盗賊達の体にまとわりつく。
「ぐあぁぁっ!痛てぇ!」
「おいっ!また何か投げて来たぞ!近付くな!」
「また羽音がする!虫だ!」
薄暗い場所での虫作戦はかなり上手く行っている様子だ。
「あれは……ハレバチの巣だと?!」
「飛んでいるのはハレバチかよ!?」
「鬱陶しい連中がぁ!」
「あっちは任せて俺達はあいつらを殺すぞ!付いてこい!」
遂に農夫達の嫌がらせにキレた盗賊連中が走り出す。
農夫達の数は、既に六十人程になっていたが、盗賊達は百人を超える人数で後を追う形を取った。ただ、百五十人には届かない人数に見えるし、全員頭に血が上っている為、罠も上手く使えるだろう。
「逃げろ!下がれ!」
ビルノの声が聞こえて来ると、農夫達が盗賊達に追われて、またその場を離れようとする。
俺達が近くで大暴れしていた為、ずっと離れようとしなかった盗賊達だったが、遂に農夫達の後を仕留めるまで追う気になったらしく、本隊から大きく離れて行く。
巻枝の花の毒を使った罠は、少し離れた位置に設置してある為、その後盗賊達がどうなるのかは確認出来ないが、農夫達も勝手が分かって来ただろうし大丈夫だろう。
罠としては、スレッドスパイダーの糸に毒を塗った物を使う。それ程手の込んだ罠ではないが、キレた盗賊相手ならば十分なはずだ。
農夫達を追う為に、本隊から百人を超える盗賊達が出て行った為、目で見て分かるくらいに相手の人数が減った。まだまだ壁は厚いが、最初に比べれば、まだ突破出来る可能性が見えている。
「薄い所を抜けるぞ!」
毒霧の影響によって、敵兵の配置にはムラが出来ており、薄い所ならば突破出来ない事はなさそうだ。
「私とお母様で援護します!そのまま進んで下さい!」
後ろからピルテの声。
「頼む!」
ザシュッ!ガシュッ!
周りに居る連中は毒の影響を受けて、かなりヘロヘロ。直線的に進み続ければ、一気に奥まで入り込める。
倒れて嘔吐している連中は完全に無視して、出来る限り素早く、敵陣の中を駆ける。
「通すな!」
「壁を作れ!」
毒の影響を受けていない連中が動き出し、俺達を通しはしないと、盾や武器、体を使って壁を作り出す。
「お母様!防御をお願いします!」
「準備は出来ているわ!」
「皆様!避けて下さい!」
後ろからの声を聞いて、俺、ニル、スラたんは左右に分かれる。
正面に居る相手から見ると、俺達三人が左右に分かれると、魔法陣を構えたピルテが突然現れるという状態だ。
「「「「っ?!」」」」
当然、それを見た敵兵は驚いて足を止めるが、ピルテの手元に用意されている魔法陣は、既に完成し、淡く、黒く光っている。
使ったのは中級闇魔法、ブラックスピア。
範囲魔法ではないが、貫通力が高い魔法である。ただ、同じように槍を作り出す魔法ならば、土魔法でも良いのに、敢えて闇魔法を使っている。ブラックスピアは、土魔法よりも軽く、攻撃力は低い。つまり、敢えてここで闇魔法を選択した理由は、攻撃力ではないという事だ。
敢えて闇魔法を使っている理由の一つは、今が夜で闇魔法の視認性が著しく落ちている事だろう。
ここは敵の本拠地で、盗賊一人一人が灯りを持っている事や、月明かり、周囲には
もう一つは、土魔法とは違い、質量が軽い分、遠距離まで届く事だ。一人、二人を狙うだけならば土魔法でも良いのだが、人の壁が厚い現状では、一人に与えるダメージ量よりも、より多くの者達に、軽くても良いからダメージを与える方が効率的である。その為、破壊力よりも、被害が大きくなるであろう闇魔法を使用したのだろう。
ガシュッガシュッザシュッ!
俺達から見て一番手前に居た男は、魔法陣の向きと発光を見て、咄嗟に身を屈めてブラックスピアを避けたみたいだが、その後ろに居た者は、避けた男の背で見えなかった為、顔面にブラックスピアを受け、その後ろ、更にその後ろと、次々にブラックスピアが飛んで行き、盗賊達に怪我を負わせる。殺傷力だけで言えば低いが、俺達が突破したい場所という限定的な位置において、敵の数が減り、突破が容易になる。
「こっちの魔法はまだか?!」
「さっきの音と光で魔法使いは使い物にならねえ!」
「クソッ!俺達で止めるしかない!盾の奴は道を塞げ!」
「遅いよ。」
「「っ?!!」」
指示を出していた男の真横には、既に我がパーティ自慢のスピードスターが立っている。聞いていた話と実際に見るスピードでは、ギャップが大きかったのだろう。完全に予想外の展開に、叫んでいた男達が驚愕している。
ザシュザシュザシュザシュザシュッ!
俺達から敵兵までは、まだ十メートル近く離れているのに、少し目を離しただけで、敵が真横に立っているなんて…悪夢以外の何でもない。切り込み隊長としての能力ならば、この世界にスラたん以上の者は居ないだろう。
「「があああぁぁぁ!!」」
関節という関節を切り裂かれた男二人は、叫び声を上げながら、その場に倒れ込む。
「クソッ!いつの間に!」
ビュッ!ザクッ!
「あ…え…?」
スラたんに対応しようとして後ろを振り向いた男の後頭部に、投げ短刀が突き刺さる。スラたんを追って四メートル近くまで近付いていたニルによる援護だ。
スラたんのスピードは、プレイヤーの中でも異質と言える程のものであり、そう簡単に対応出来ないし、仲間が合わせるのもなかなか難しい。しかし、そこは流石のニル。スラたんが飛び出したのを見て、即座に投げ短刀を取り出し、スラたんの狙っている場所、到達する位置。そしてその時に援護が必要となる箇所を予想し、的確に援護を入れたのだ。
それは最早、芸術の域と言っても良い気がする。流石はニルさん。本当に何でも出来てしまう。
「ハイネ!ピルテ!側面の援護を頼む!」
「はい!」
「了解よ!」
「ニル!スラたんと道を切り開いてくれ!」
「分かりました!」
俺も軽く戦闘に参加しているが、どちらかというと全体の動きの把握と指示を優先させている。今のところ、足を止めなければならない程の苦戦を強いられる相手は出張って来ていないし、十分に対応出来ている。
ただ、今は後ろで見ているだけの、俺達が足を止めなければならない程の強者達が、必ずどこかで出張って来る。このまま何も無く奥まで到達するなんて事は有り得ない。そして、出張って来るならば、恐らくそろそろのはず。俺達が敵兵を蹴散らして突き進んでいるのを見れば、放置など出来ないだろうから。
ニルとスラたんが道を切り開き、ハイネとピルテが側面の敵を蹴散らす。
そうして進むこと数分後。
「「「「おおおおぉぉぉぉぉっ!」」」」
またしても農夫達の叫び声が聞こえて来る。俺達の位置からでは、敵の壁に遮られて見えないが、どうやら農夫達を追って行った連中は、農夫達の罠にハマって全滅したようだ。
「ハイネ!ピルテ!防御魔法の準備を頼む!」
「私がやるわ!ピルテは側面の敵を蹴散らして!」
「はい!」
更に農夫達を追う為の人数が割かれる事で、こちらは手薄になる。そうすれば、突破は更に楽になるし、手強い相手が出てくるならば、このタイミングだろう。
それに備えて、ハイネとピルテに指示を出す。
「ニル!スラたん!前に出過ぎるなよ!」
「はい!」
「分かったよ!」
二人は少し引き気味で戦闘を継続する。更に、俺の言葉の意味を正確に受け取ってくれたらしく、周囲への警戒を強めてくれる。
視界の端に見えていた盗賊が、ゴッソリと農夫達を追う人員に当てられたのを確認してから数秒後。
「ニル!スラたん!下がれ!!」
俺が叫ぶのとほぼ同時に、二人は大きく下がり、俺の真横まで来る。
「ハイネ!」
「ええ!」
ハイネが俺達の目の前にダークシールドを発動させる。そして、その前に俺が描いていた上級光魔法、白光の盾を出現させる。俺だってただニルとスラたんの戦いを見ていただけではない。しっかりと魔法を準備しておいたのだ。
二つの魔法による盾の後ろに、俺達は固まって隠れる。その瞬間。
ズガガガガガガガガガガッ!
上級土魔法、
周囲の状況把握に集中していたお陰で、相手の後衛陣辺りで光った複雑な魔法陣を見逃す事無く、即座に対応出来た。
「ヤバそうな相手っぽいね。」
飛んできた岩槍は全部で三つ。少なくとも、三人が息を合わせて、魔法による攻撃を放って来た事になる。
スラたんがヤバそうな相手だと言ったのは、使った魔法で強敵だと判断したわけではなく、使ったタイミングだ。俺達の見える位置に居た敵兵がゴッソリと抜けた為、俺達の心境としては、このまま勢いに乗って前に出たいと考えたくなる。そんなタイミングで、前進する力を叩き潰すように放たれた魔法。どうあっても、俺達は足を止めなければならないタイミングと範囲の魔法だ。俺達の勢いに乗った状況を一手で断ち切ったのだから、そこそこのやり手だと判断出来る。
「ああ。面倒な奴等だろうな…
ここは俺とニルが前に出る。スラたんは、ハイネとピルテの護衛に回ってくれ。
相手の強さにもよるが、足を止めて戦う事になれば、ハイネ達が狙われる可能性が高い。こっちへの援護は適宜で良いから、自分達の身の安全を優先してくれ。」
「大丈夫なの?」
「岩槍をただ放って来ただけという事は、魔法を主体に戦うスタイルじゃないはずだ。恐らく前に出てくるだろう。近接戦闘に入れば、後衛陣からの攻撃は俺達よりハイネ達に集中するはずだ。周りの連中もな。そうなれば、辛いのは寧ろそっちだろう。」
「ひえー…かなり辛くなりそうだね。」
「辛そうな感じが伝わって来ないのは私だけかしら?」
「まあ…いくら辛くても、あの人達の受けた悲しみと比べると、きっと大した事はないだろうから、弱音なんて吐いていられないよね。」
農夫達の居るであろう方向を見て言うスラたん。彼等との約束の為にも、ハンターズララバイは確実に再起不能になるまで追い込む。その決意が読み取れる。
「…そうね。」
「こんな所で二の足を踏んでいる場合でもないからな…ニル。出来るならばサクッと終わらせるぞ。」
「はい!」
俺とハイネの防御魔法が解かれると、敵陣の奥から、二人の男と一人の女が現れる。
「話に聞いていた通り、強そうな奴等だな。」
一人目の男は黄緑色の長髪で、整えている感じではなく伸びっぱなしの髪。獣の皮で出来たノースリーブの服を着ており、腕も足も太く、体もデカい。鋭い目の中には黄緑色の瞳が見えていて、使う武器は戦鎚だ。これもかなりデカくて重いだろう。
防具としては、篭手と脛当てだけを身に付けている。一応人族だ……と思う。
「どうせガナサリスも油断して殺られたんでしょ。あの男、強いけどバカだったもの。」
唯一の女はエルフ族。弓と細剣を装備しており、上半身は兜以外の金属製防具を身に付けており、下半身は脛当てだけ。青色短髪にタレ目、黒色の瞳をしている。背は女性にしては高く、百七十くらいは有るだろうか。
「酷い事言うねー。確かにあいつはバカだったけど。ははは。」
最後の一人は猫人族の男…の子?といった感じの背丈をした男だ。百五十センチくらいだろうか。緑色の瞳がギラついており、その目に掛かるくらいの長さをした白髪。篭手だけを装備しており、腰には短めの短剣二本。短剣というよりもナイフと言った方が適している程の長さだ。ピンと立った耳とひょろ長い尻尾が見えている。
全員、軽装備と言って差し支え無い程の防具だが、武器、防具共にそこそこの物を持っているみたいだ。ただ、全員、プレイヤーではなさそうだ。
俺の見立てでは、恐らく元冒険者だろうと思う。腰袋を身につけていたり、着ている服がモンスターの素材に見えるし、雰囲気がギルドなんかでよく見る冒険者のものだ。それも、恐らくかなりの実力を持っている冒険者だったのだろうと思う。
何故盗賊なんてやっているのかと聞きたくなる程度の腕は持っているはずだ。恐らくAランク程度の…
そこまでの腕が有れば、敢えて盗賊なんてやらずとも、余裕で食っていける気がするのだが…まあ、理由なんてそれぞれだろうし、嫌々やっているようにも見えないから、考えるだけ無駄というやつだろう。
パペットとの戦いの時のように、戦い難い相手でないだけマシというものだ。
見た限り、他に仲間らしい仲間は見えないし、この三人だけだと思うが…この三人だけで俺とニルの相手をするのは、流石に無理だろうと思う。一応、周りには他の敵兵も沢山居るが、どう見てもガナサリスの方が強いように見える。
言ってしまえば、ガナサリスは冒険者としてはSランクに匹敵する強さを持っていた。しかも単体でだ。だからこそ俺も苦戦したのだし、浅かったが怪我も負った。しかし、この三人はAランク程度だと思うのだが……いや、見ただけで相手の実力の全てを把握出来るわけではないし、気を付けるに越したことはないだろう。ただ、三人の内誰を相手にしても、俺もニルも、一対一ではまず負けない相手だろうと思う。三対二でも、負けないだろう。
問題は連携力の方だが、俺とニルの連携力に匹敵するものを身に付けていたとしても、それだけで俺達に勝てるとは思えない。
三人が何かの作戦の一部という事も有り得るし、この三人が何か企んでいるという可能性もある。十分に注意しつつ、だが、出来る限り素早く仕留める方が良いだろう。
農夫達の陽動のお陰で、こちらも随分と戦い易い状況になりつつある。スラたん達も無茶さえしなければそれ程苦戦はしないだろう。
「ニル。周りの連中にも気を付けるんだぞ。」
「はい。」
俺とニルは、肩を並べるようにして武器を構え、三人の動きを捉え続ける。
「え?二人で戦う気なの?正気?」
猫人族の男が、俺とニルの事を見てそんな事を言ってくる。自分達の方が強い自信が有るみたいだ。
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