第450話 弓兵

その大剣が持ち上がり、壊れた建物の奥から男が現れる。


黒髪坊主の黒い瞳。百八十センチ程の身長で筋肉質な体付き。真っ赤な目立つ上下の服。これまた上質そうな金属製の篭手と脛当てだけをした、見るからに強そうな男だ。


その後ろから溜息混じりに、もう一人男が現れる。


百七十センチ弱程度の身長で、太くも細くもない体付き。

真っ白な長めの髪に、細い眼鏡と、その下に見える青い瞳。茶色のシャツと黒のパンツという色の無い服装で、こちらも上質そうな金属製の胸当てと篭手を装備している。腰に携えているのは細剣で、つばの部分は花のような装飾になっている。当然、細剣もかなり上質な物だ。


どちらの男も、一目でプレイヤーだと分かる装備だ。


「ミカミはガサツ過ぎる。」


「フミヤが繊細過ぎんだよ。」


黒髪の大剣使いはミカミ、白髪の細剣使いはフミヤというらしい。名前的に、どちらも日本人だろう。


「それにしても、アミュの目はどうなっているんだろうね。」


「ここまで来ると、仲間とはいえ恐ろしく感じるよな。」


二人の男は、俺達の事などどうでも良いとでも言いたげにぺちゃくちゃ喋っている。そのままどこかへ行ってくれれば良いのだが、そういうわけにはいかないだろう。


弓兵というのは、基本的には前衛が居てこそ真価が発揮される。あくまでも弓兵は後衛であり、遠くから多数で矢を射るからこそ、相手にとって脅威となるのだ。一度に数百本の矢が飛んで来るとなれば、集団同士の戦いにおいても、とても高い効果を発揮する。つまり、基本的に弓兵は、離れた所から、多数で攻撃する事で、最大の戦果を挙げられる。

弓兵だからと言って、剣術が使えないという者は少なく、接近されたら剣を抜いて戦うのが一般的ではあるが、日頃から弓を鍛錬する事に時間を割いている事が多い為、剣術ではそこそこも戦えない者が多い。

それ故に、前衛と後衛に分け、前衛は後衛である弓使いに近付けさせないようにするのが役割の一つとなる。

つまり、このミカミという男と、フミヤという男は、後ろに控える弓兵、アミュという者に俺達を近付けさせない為の者達だろう。


但し、今回の場合弓兵が相手ではない。


アミュと呼ばれている弓使いは、普通の弓兵とは違い、個人で恐ろしく強力な一撃を放つ事が出来、長距離精密射撃が可能。つまり、アミュという奴は、弓兵と考えるより、スナイパーと考えた方が良いということになる。


スナイパー、狙撃手と呼ばれる者達は、長距離から敵を精密射撃し倒す者達の事を言うのだが、この世界にスナイパーや狙撃手、狙撃という概念は無い。

そもそも、そんな長距離を狙い撃つという事が出来る者が少なく、また、そういう武器も無いからだ。

一応、長弓と呼ばれるような弓の場合、かなり遠くまで矢を飛ばす事が出来て、その距離なんと四百メートル以上。但し、四百メートル矢を飛ばすのと、四百メートル先の標的を狙撃するのとでは、全くの別物だ。

四百メートル矢を飛ばす事さえ、普通はかなり難しいのに、その上で動く的を狙い撃つなんて出来るわけがない。弓を使わない俺にだってそれくらいの事は分かる。

矢の飛んで行くスピードは、二百メートルで約三秒程、四百メートルで六秒から七秒程掛かる。ヒューーーー……ドス!なんて射撃で、四百メートル先に居る敵兵を射殺すなんて、人に出来る芸当ではない。

しかし、それを極めて可能にしたのが、鐘楼の上に居るアミュだったり、弓使いのトッププレイヤー達である。

要するに、本来ならば数を揃えて面で制圧する弓兵なのに、圧倒的個人の力で、それとは別の大きな攻撃力を獲得し、点で相手の弱点を狙い撃てる連中という事になる。それがどれだけ恐ろしい事なのか、いくつもの戦闘を経験してきた俺達にはよく分かる。

もし、俺にそんな技能が有れば、相手の頭がどこに居るのか調べ、四百メートル程離れた位置から、一発矢を放ち、ドスッ!で終わらせる。相手からしてみれば、突然日常生活の中で、矢が降ってきて死に至るのだからたまったものではない。まあ、今回は俺達がその相手側なのだが…


幸運だったのは、先に弓使いの存在に気が付けた事、そして、その位置についても予想が出来た事だろう。お陰で何も知らずに教会へ向かい、いきなりドスッ!と殺られる事はなかった。

スライムに気が付いて、敢えて攻撃したのは、勝てる自信が有るからなのか、スライムに近付かせるのを嫌ったのか……スライム達を処理した事で、俺達は助かったという事だ。スラたんとしては、可愛いスライム達が殺されて、怒り心頭といったところだろうが…


「さて…と。確か五人って話だったよな?」


「そう聞いていたけど、どうやらここには三人しか居ないみたいだね。」


「残りの二人はどっかに隠れてやがるのか?結構な美女だって話だったが…出来ないのは残念だな。」


ミカミは、それがさも当たり前の事かのように、平坦な声色で言う。

味見というのが、一瞬、戦闘という意味なのかと思ってしまう程、ミカミの感情には揺れが無かった。

一体、どれだけの者達を…女性をはずかしめてきたのだろうか…それが当たり前の事になる程というのが、一体どれだけの数なのか、俺には想像も出来ない。

こいつらがこっちに来てから変わってしまったのか、元々そういう奴等なのかは分からないが、どちらにしても、こちらで行った罪は想像以上に多そうだ。


「なあおい。俺があいつを殺って良いか?」


ミカミが俺に目を向けてニヤリと笑う。


「駄目だって言っても勝手に始めるくせに。」


「くはは!まあな!」


ブンブンと大剣を振り回すミカミ。

その仕草から、隠れ村で戦った三人よりも腕が立つ連中だと分かる。いや、正確には場数を踏んでいると言った方が良いだろうか。

二人の男が放つ、暗く冷たい殺気。話しながらも周囲への警戒は緩めてはおらず、常に俺達を観察している。

恐らく、強敵との戦闘も何度か経験しているはず。

前の三人は自分の強さを過信していたが、この二人はそういう感は見られない。

自分達が強いという事を分かった上で、どうすれば相手を殺せるのか。それを淡々とイメージしているような印象を受ける。

殺し慣れている。そういう連中の雰囲気だ。


「お前が報告に有ったソロプレイヤーシンヤだな?」


「さあな。」


「まあ自分から名乗るわけもないわな。」


「………………」


盗賊連中のやり方は実に姑息なものだ。俺を狙っていると公言したミカミが、ニルかスラたんを狙うかもしれない。誰がどう動くのか分からない……と思っていたが、二人は動く気配を見せない。

俺達をアミュの射線に引き出したいのか、それとも観察でもしているのか…まあ、こちらが作戦を立てる時間が出来たのは有難い。


今一番重要な事は、弓使いをどうやって倒すかだ。


ミカミ、フミヤ。この二人が、前に戦ったプレイヤー三人と比較して、場数を踏んでいるとしても、単純な戦闘力で見れば、恐らく大きな差は無い。対処は可能だと思う。但し、それは一対一で戦った場合の話で、鐘楼からの射線を気にしながら、前衛プレイヤーと戦うのはなかなかに厳しい。

目の前の二人を即座に無力化出来るのであれば、その後に試行錯誤しながらでも弓使いを倒す事が出来るのだが、当然そうはいかない。となれば、弓使いを倒すまではいかずとも、こちらへの攻撃が出来ないようにするしかない。矢の威力を考えると、半端な防御魔法では貫通してしまうし、鐘楼を破壊するべきか…と考えていると。


「ご主人様。私が行きます。」


後ろからニルの声が聞こえてくる。


「何も遮蔽物が無い通りを進むとなれば、私の盾が必要になるはずです。私が適任かと。」


「…………………」


ニルの言っている事は間違いではない。


矢に対して有効なのは盾だ。飛んで来る矢を叩き落とすというのも有効と言えば有効なのかもしれないが、確実性は高くないし、盾でガードするのが一番安心だ。いくら威力の高い矢を放てるとはいえ、高品質の金属盾を貫く事は出来ないはずだ。

しかし、矢を避けるだけならば、スラたんのスピードでも問題は無い。

いくら目が良くて精密な射撃が可能だとしても、超速で走り回るスラたんに矢を当てるのはまず不可能だ。少しズレただけで標的から攻撃を外してしまう。それが精密射撃というものである。但し…当たる可能性がゼロではない。

俺達が居るのは市街地。隠れながら教会に近付こうとした場合、どうしても道は限定されてくるし、直線的に射線を突き進まなければならない場面も有るだろう。

相手が狭い路地で、直線的に移動すると分かっているならば、後はタイミングさえ合わせれば矢を当てる事も出来るはずだ。それに特化したプレイヤーとなれば、更に矢が当たる確率は上がる。

そう考えると、弓使いを倒しに向かう為に最も適しているのは、ニルであると言える。


しかし、この状況下で、一人教会に向かわせるのは、かなり危険な行為だと思う。

ハンドの連中も近くに居るだろうし、プレイヤーがこの三人だけとも限らない。普通の兵士達も直ぐに集まって来るだろうし、出来る事ならば別々の行動はするべきではない。

しかし、鐘楼からの射線を気にしていてはろくに戦えない…という何とも嫌なジレンマとなっていた。


「ご主人様。私にお任せ下さい。」


答えを出せずにいる俺に対して、畳み掛けるようにニルが言ってくる。


誰か一人が鐘楼を目指さなければならない。それはどう頑張っても変えられない事実なのだ。誰かを送り出さなければならないのであれば、一番信用出来るニルに行かせるべきだろう。他のプレイヤーやハンドの連中が介入して来なければ、ニルの勝算はかなり高いはず。

いや……何を迷う事があるのか。

ニルは強くなった。信じてやるのが今の俺の役目だろう。


「分かった!ニル!頼んだぞ!」


「はい!!」


俺の言葉に、弾けたように走り出すニル。


「行かせるわけないでしょ。」


タンッ!

「っ?!」


細剣使いが動く。


身軽なタイプだとは思っていたが、予想より速い。


ギィィン!!


「美しい主従愛を邪魔するなんて、無粋だよ?」


「チッ!」


フミヤを止めたのはスラたん。ニルに向かって走っていたフミヤを側面から攻撃し、無理矢理足を止めさせたらしい。速さではスラたんに分があるようだ。


「フミヤのスピードに付いて来るって事は、かなりのやり手だな。ソロプレイヤーシンヤと共に行動するだけの事はあるか。」


「面倒な奴だな…」


フミヤは少しイラついているように見えるが、憤怒という程ではなく、冷静さは保っている。


「まあアミュなら大丈夫だろ。それより、俺達は俺達で楽しむとするぞ。」


「それもそうだね。この状況でアミュが負けるはずはないからね。」


確かに、鐘楼の上に居るアミュという者の方が圧倒的に優位な立ち位置ではある。だが、ニルの事だ。必ずやり遂げてくれるはずだ。


「スラたん。鐘楼からの射線には気を付けるんだぞ。」


「うん。」


俺達が居る場所は、民家が建ち並ぶ場所で、鐘楼からはあまりよく見えないはず。家を盾に移動しつつ戦えば、簡単に矢が当たる事も無いはず。


「そんな甘い考えじゃ直ぐに死んじまうぜ!!」


バキャッ!!


「なっ?!」


ミカミが大剣を大きく横に振ると、俺とスラたんが隠れていた家の外壁が吹き飛び、屋根が半分程落ちる。


大剣が迫り、家だった材木が飛んで来るのを避ける為、俺とスラたんは後ろへ下がる。


その移動によって、俺達から鐘楼が見えてしまう。こちらから見えるということは、当然向こうからも見えるという事。


スラたんは即座に地面をもう一度蹴って体の進行方向を変え、俺は後転の要領で体を回転させる。


ザンッ!ザンッ!


俺達二人の頭を狙った矢が、付近の地面に刺さる。

俺もスラたんも、大剣を避けた後の行動が無ければ、確実に射抜かれていた。


直ぐに別の家の壁に隠れるが、ミカミとフミヤは距離を詰めて来ない。


「そういう事か。」


距離を詰めて来ないとなれば、俺達の方からは攻撃が届かない。戦闘が強制的に切れてしまうのだ。

そして、また大剣で家を吹き飛ばし、俺達が逃げ、それに合わせた鐘楼からの攻撃が降ってくる。これを繰り返していれば、そのうち俺とスラたんの動きはアミュとやらに読まれてしまい、射抜かれてしまう。

ジワジワと、首に掛けられた縄を締め上げるように、俺達の事を追い詰めるつもりらしい。


なかなかに嫌な戦い方だが、敵側から見れば堅実な戦い方とも言える。やはり、盗賊の連中と手を組んでいても、プレイヤーというのは厄介な相手だ。


「スラたん!別々に動くぞ!」


「分かった!」


出来る事ならば、俺とスラたんで連携を取って一人ずつ落としたかったが、こうなってしまうと、話が変わってくる。

アミュという者が鐘楼の上から見て、俺とスラたんが同じ場所に居れば、狙うのは実に簡単だ。しかし、離れた場所で別々に戦っているのを援護するとなると、どちらか一方に集中している時、もう一方は狙えない。そうして的を分散し、上手く対処するしかない。

かなり辛い状況ではあるが、それもニルが鐘楼の弓使いの注意を引いてくれるまでの辛抱だ。それまではどうにかしてみせる。


タンッ!


スラたんが地面を蹴って、大きく俺から離れる。


「逃がすか!」


それを追ったのはフミヤ。追わないという選択肢を取ってくれたならば、二人で挟み撃ちに出来たのだが、そこまで相手も馬鹿ではないらしい。


「まあ、そうなるよな。」


しかし、焦った様子も無く、ミカミは大剣を肩に担ぐように持ち上げる。


「あのフミヤってのを助けなくて良いのか?」


「はっ。それはこっちのセリフだ。俺達はそこらの連中とは経験値が違うんだ。ヤバいのはあの丸眼鏡だと思うがな。」


「さて…それはどうだろうな。」


「……………」


「……………」


言葉を返した俺の目を真っ直ぐに見るミカミ。これから戦闘が始まるのだと、殺気混じりの空気から読み取れる。


数秒間、俺とミカミはピクリとも動かずに相手の出方を伺う。


下手に俺からミカミに対して突進してしまえば、鐘楼から矢が降ってくる。攻撃するならば、ミカミの攻撃に合わせたカウンター狙いだ。


「おおおぉぉっ!」


ブンッ!


先程、横薙ぎに家ごと吹き飛ばす一撃を放ったミカミだったが、今回は垂直に大剣を振り下ろす一撃を放ってくる。

家を吹き飛ばすと思っていたが、家を壊す際に剣速は必ず落ちる。そこを狙うのが最も簡単だと思っていたが、そんな隙の大きな攻撃は続けて何度もして来ないらしい。やはり戦い慣れている。


ズガンッ!!


俺は足を半歩横へズラし、振り下ろされる大剣を避ける。即座に刀をミカミに対して振ろうとするが、地面を割る程の一撃を放った大剣が、即座に持ち上がり、俺の方へと向かって来る。


「っ!!」


ブンッ!ザンッ!バキャッ!


大剣の剣速ではない。予想外のスピードに、繰り出そうとしていた一撃を止めて、迫り来る大剣を回避する行動に移る。


振り下ろされ、即座に斜め上に向かって振り上げられた大剣は、俺に施されていた付与型防御魔法、黒防砂を一撃で吹き飛ばす。俺は体を捻りながら何とか避けたが、大剣は止まらず、横に建っていた家の壁を破壊する。


ズガガガッ!


大剣は壁に当たっても勢いを止めず、家の壁から屋根までを破壊し、通り抜ける。


バキバキバキバキッ!


衝撃を受け、壁が破壊された家が半壊し、屋根が落ちる。


「ぎゃあああぁぁぁ!!」


家の中に誰か居たのか、瓦礫の崩壊音の中に、叫び声が混じっている。

街の門を締め切って、住民達を閉じ込めているのだから、避難しようにも出来ず、自宅待機している者も多いはず。それを知っているはずなのに、ミカミは何の感情も無く家を破壊しているのだ。


この状況は危険だ!矢が飛んでくる!

そう思って体を更に捻る。


ビュッ!!


「っ!!」


ザンッ!


何とか体を捻って直撃は避けたが、倒壊した家の奥、鐘楼から飛んで来た矢が、俺の頬を掠めて地面に刺さる。


既に俺の動きの先を読んで、当ててくるとは、アミュという者は余程腕の良い弓使いらしい。


「オラッ!!」


地面の上を転がって別の家に隠れた俺が、直ぐに立ち上がろうとするが、その行動に対して追撃の一撃を振り込んで来るミカミ。


斜め上から振り下ろしの斬撃。


「っ?!」


直ぐに立ち上がって斬撃に対処しようとした俺の視界が、グニャリと歪み、平衡感覚がおかしくなる。

俺に対して大剣を振り下ろそうとしているミカミ。しかし、その大剣すら波打って見える。


「このっ!」


ガギィィィン!!


俺は体を無理矢理後ろへと引き、大剣に対して刀を斜めに構える。

両腕にミカミの振る大剣の重みが伝わって来たと思ったら、両足が地面から離れ、宙に浮く。

それと同時に背中側へ神力を集中させて、膜のようなものを作り出す。その操作が終わるとほぼ同時に、背中側から衝撃と重厚な音が聞こえてくる。


ガンッ!ガラガラガラッ!


音を認識した後、目の前を石材が上から下に通り過ぎる。


大剣に吹き飛ばされて、体が吹き飛び、背後に建っていた石造りの家に突っ込んだのだ。

家の壁を壊したものの、家自体は崩壊せず、俺の体は石造りの家の中に入った状態なので、鐘楼からは見えないはず。それ故に、鐘楼から矢は飛んで来なかったが、家にぶつかって受けた衝撃を神力だけでは吸収し切れず、背中に鈍痛が響く。

何より、目の前が先程より更に歪んで見える。


「毒か…」


直ぐに腰袋からスラたん作の解毒薬を取り出して飲み干す。

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