第207話 テジム

『近付かれるまで気付けなかった。間違いなく強いはずだよ。』


ラトが牽制してくれているが……忍者は一切動かない。


というか……殺気も敵対心も見えない。


それに気が付いて、大体理解出来た。


「お前……テジムか?」


忍者に向かって声を掛ける。


「……………」


忍者は黙っていたが、コクンと一度頷く。


「テジム…テジム……ってまさか四鬼様の?!」


「ランカから聞いていただろう?」


「ま、まさかこんな所で、たった一人で来るとは思わないわよ…」


四鬼といえば、周囲に誰かが必ず居て、一人で出歩くなんて事は滅多に無いイメージだしな…


「敵意は無いよな?」


「……………」


俺の言葉に、無言で頷くテジム。

無口とは聞いていたが……無口過ぎないか…?


わざわざ単身で、ラトの前に立つ奴など早々居ないし、テジム本人で間違いないだろう。


「ニル。」


俺の言葉で、ニルは小太刀を納刀する。当然俺もだ。


「現れるなら、もう少し気を付けてくれないと、ラトが噛み付くところだったぞ?」


「…………うん。」


うん。て……反応うっすー…


声は若い。子供とまでは言わないが、青年という程でもないような声だ。


「一応、ランカから話は聞いていたが…と、その前に、本当にテジム本人だよな?」


「…………」


ポンッ!


コミカルな音と共に現れたのは、黒い影で出来た二尾の狐。


「……野狐やこ。」


どうやら狐は野狐と言うらしい。

友魔が居るという事は、間違いなく四鬼だろう。


「俺はシンヤだ。こっちは」

「知っている。」


「そうか。」


「……………」


は、話が続かない…


「とりあえず…今から夕飯なんだが、一緒にどうだ?」


「……………」


無言で頷くテジム。


ランカが心配していたのも分かる。これは人付き合いが苦手というレベルではない。


一応、顔は見せてくれたが、ギリギリ青年と呼べるくらいの顔立ちで、表情に影が見える。


「ご主人様…」


無言で食事を食べているテジムに、ニルがどう接して良いのか分からず、眉を八の字にして呼んでくる。


ここは同性の俺が話し掛けるべきだろう。


「テジム。ここへは俺達に会いに来たのか?」


「…………うん。」


はい。会話終了。


「………ランカねえから色々と聞いた。」


ランカ姉と呼んでいるとは…ランカとは姉弟みたいなものと考えて良さそうだな。


「何を聞いたんだ?」


「…………色々。」


「そ、そうか……」


ランカには優しくしてやってくれと言われたが、こうも話が続かないと、どうすることも出来ない。


「飯は…美味いか?」


「………うん。」


くっ……いや、YESかNOで答えられる話を振っている俺が悪い。もっと質問の仕方を変えよう。


「俺達に会いに来た理由は何なんだ?」


「………鬼士隊……滅する。」


言いたい事は何となく分かる。

恐らく、鬼士隊を滅ぼす為に動いている俺達の手助けをしたい…というところだろう。


「……ランカ姉が、怒っている。オラも怒っている。」


まさかの一人称がオラ……似合わねえ…とは言えないな。


「何か情報が有るのか?」


「………鬼士隊の動きが、少しずつ活発化している。」


「詳しく聞かせてくれないか?」


「……裏の世界で……金と武器が流れている。」


「金と武器…?」


戦争でもしようというのか?


「…それも、かなりの量。恐ろしい事が…起きようとしているのかもしれない。」


「……本気で戦争をしようというのか?

人数が違い過ぎるだろう。」


「………ゲンジロウの下にも居た。」


「…………」


テジムの言葉に、息を飲んでしまった。


四鬼全員に会ったが、最も年長者であり、しっかりしているはずのゲンジロウの下に、鬼士隊の者がまぎれていた。

正確には、取り込まれていた。


そうなってくると、どちらの数が多いのか…もしかしたら、鬼士隊の方が頭数は多いかもしれない。


「思っているよりも、大事になる可能性があるって事か…」


「……オラは裏から動いて、鬼士隊を追っていく。」


「……西区は大丈夫なのか?」


「……オラ達忍に身分は関係ない。実力だけ。」


「鬼士隊に賛同する身分が無いって事か。」


「……うん。」


西地区には行ったことが無いが、他の地区とは大きく毛色が違うのだろう。


「俺達は四鬼華を採取してから、街に戻るつもりだが…」


「……ランカ姉達も動いているはず。」


ランカ達が動いてくれているから、四鬼華を採取してからでも間に合う…と言いたいのだろうか。


「……ここ数ヶ月、街の外で、人の動きが多くなった。すねに傷のある者ばかり。」


「盗賊とか…って事か?」


その質問に対して、横に首を振るテジム。


「……鬼士でありながら、罪を犯した者。」


みやこ落ちした者って事か。

確かに、そういう連中には、今の身分制度に恨みを持っている者も多いだろう。


「そこまで手を伸ばしていたのか…」


「……ゲンジロウが探していた…ガラク。見付からない理由。」


「そいつらが上手くかくまっていたって事か。」


「………うん。でも、鬼士隊を率いているのが、ガラク。これは間違いない。

何人かを尋問して聞き出したから。」


「そうなのっ?!」

「そうなのか。」


セナはかなり驚いているみたいだ。


俺は何となくそんな気はしていた。

鬼士隊のトップがガラクという男。

街から出る前に捕まえられなかった事が悔やまれるところだな。


「…あまり驚かない?」


「ある女性の話を聞いた時に、そんな気はしていたんだ。」


「そうだったの?!」


セナはさっきからビックリ三昧ざんまいだな。


「………サクラ。シデンの妹。」


「よく知っているな?」


「……忍は情報収集が命。」


ごもっともだな。


「ガラク……うちらの敵が分かったわね。」


「……オラも見た事があるけど、気持ちの悪い奴。笑顔の皮を被った悪鬼。」


実際に笑顔を見たわけではないだろうが…

サクラも似たような事を言っていたし…余程中身と外見がチグハグなのだろう。


「……人の集まっている場所は分かるから、いくつか調べて回っていた。そこでガラクの話を聞いた。」


「それがだったのか。」


「………うん。」


「ランカ達には?」


「……手紙を送った。そろそろ届く頃。」


「ガラクの足取りは一切掴めていないのか?」


「……所々で掴めるけれど、直ぐに足取りが消える。賢い奴。

でも、どうやら街の方へと向かっているらしい。」


「街へ?」


嫌な予感しかしないな…


「……オラは足取りを追って、ガラクを探す。」


「分かった。俺達も出来るだけ早く街に戻って、手を貸すよ。」


「……………」


テジムはコクンと頷くと、口元の布地を戻し、サッと闇の中へと消えていく。


「い、行っちゃいましたね…?」


「他の四鬼達との交流が濃かった分、やけにあっさりに感じたな…」


「不思議な人だったわ…」


『強いのは強いと思うけど…変な人!』


言葉を選びなさい。ラト。


「テジム様の話が本当ならば、事が起きるのは直ぐかもしれませんね。」


「ああ…だが、ここまで来たのだから、天華を採取してからの方が良いだろう。

明日は頂上まで登って、天華を採取しよう。

その後は……ちょっと考えがある。」


「そ、その考えとは何でしょうか…?」


「何故ニルはそんな顔をするんだ?」


まるで怖がっているような、焦っているような顔に見えるではないか。


「い、いえ……」


『シンヤ。モンスターが来たよ。』


「モンスターのお出ましらしい。食後の運動といこうか。」


「うー…大丈夫でしょうか…」


ニルは酷く心配そうな顔をしている。まあ…やろうとしている事はデンジャラスだから、的を得た反応だが…先に言うと反対されるし、ここは黙っておこう。


その夜は、ちょこちょことモンスターの襲撃があった為、ラトに加えて、俺とニルが交代で眠った。


翌朝。


「ふぁー……」


俺が起きると、珍しく、ニルが可愛らしい欠伸をしている。


「少し寝ておけ。」


「あっ!も、申し訳ございません!大丈夫です!」


俺が起きていた事に気が付かなかったらしく、慌てて口を閉じ、顔を真っ赤にするニル。最近はラトに任せて、二人とも就寝する事が多かったからな…


「本当に大丈夫か?」


「はい!眠くて欠伸をしたわけではないので!」


ニルの綺麗な青い瞳は、しっかり起きているように見える。本当に大丈夫らしい。


「分かった。朝食を終えたら直ぐに出るぞ。」


「はい!」


言葉の通り、俺達は朝食を摂り、直ぐに頂上へと向かって進み始めた。


昨日は少し予定より進んだ距離が短かった為、早めに取り返しておきたい。


「ラト。モンスターはどうだ?」


『周りのモンスターの数はどんどん増えてるし、強いのが多くなってるね。』


「緩い登り坂が続いているってところだけは救いだな。」


これで崖登りだとかが加わると、とてもじゃないが、今日中に頂上へ辿り着くのは無理な話になっていたはずだ。


「ニル。呼吸は大丈夫か?」


「はい。今のところ平気です。」


「それなら良いが…なるべく戦闘を避け、どうしても避けられず戦う場合は、一瞬で終わらせるぞ。」


「はい!」


登り坂を進み、八合目を越えると、周囲から襲って来るモンスターは、ほぼAランクへと変わる。

それによって、戦闘の回数も増えていき、道程みちのりは順調とは言えなかったが、それでも日が暮れるより先に、頂上まで辿り着く事が出来そうなペースだった。


「ここまで戦闘が多いと、さすがに疲れてくるな…」


酸素の薄さを、自分の呼吸で感じながら、戦闘を続ける。

常にどこか疲れたような、ダルいような感じがしていて、軽く走るだけで息切れが酷い。


『僕もかなり疲れてきたよ…』


ラトでさえ、ハッハッと小刻みに息をし続けている。


「だが…やっと頂上が見えてきたな。」


ゴツゴツした山肌の向こうに、終着点が見えてくる。

既に、日が一番高い位置を越えてから、数時間立っている。


そんな時。


『シンヤ!』


ラトの警戒した声と、反応。


俯き掛けていた首を持ち上げると……


「ギィエエエェェェェ!!」


バサバサという羽音と、聞いた事のある鳴き声が聞こえてくる。


淡い水色の鱗。大きな羽と、透き通った水色の翼膜。顔が長く真っ直ぐな角が二本。五メートルの巨体。


「ワイバーン?!」


Sランクのモンスターだ。周囲のモンスター達がAランク相当のものに変わってきた辺りから、Sランクのモンスターも居るだろうと思っていたが、まさかの龍種。


「この状況で飛行型のモンスターは結構厳しいな…」


あまり激しく動けないし、上手く戦わなければ、戦闘が長引く可能性もある。


「ニル。ラト。あれを地面に引き摺り下ろせるか?」


「即時となると…難しいと思います。」


『僕の足でもさすがに届かないね。』


ワイバーンはかなり上の方を飛んでいる。

俺達の事を狙っているのは間違いないが、狭いダンジョン内とは違い、ここには天井が無い。

風魔法と水魔法を得意としているワイバーンは、俺達の手の届かない場所から魔法を乱射すれば良いだけ。

こちらも魔法で何とか撃ち落とすくらいしかやれることが無い。

上手く誘導して、魔法で一撃…落ちてきたらタコ殴り…というところか。と考えていると…


「シンヤさん!これ使って!」


セナが俺の方へ走ってくると、砲丸ほうがん投げで使うような鉄球らしきものを手渡してくる。

ただ、鉄球とは違ってそこまで重くはない。


「これは?」


「うちの作った秘密兵器!何か役に立てないかと思ってね!突起が出てるでしょ?それを押し込んで、ワイバーンに向かって投げて!」


「何かよくわからんが…セナの秘密兵器なら期待しよう。」


カチッ!


二ミリ程飛び出した突起を押し込むと、小さな音がする。


右腕に神力を集中させ、野球選手よろしく、鉄球を振りかぶって……


「どっせぃ!!」

ブンッ!!


思いっきり投げる。


神力でも鉄球を押している為、二割増程のスピードで飛んでいく鉄球。シンヤのステータスと合わさると、物凄いスピードだ。


「げっ…避けられる…」


しかし、ワイバーンも馬鹿ではない。飛んでくる鉄球を躱そうと羽をバタつかせて軌道からズレようとする。


「そんなゆっくり避けてちゃ捕まるよ!」


セナが嬉しそうに叫ぶ。次の瞬間。


バンッ!!


空中で鉄球がする。


すると、中に仕込まれていたらしい鎖が五方向へと伸び、ワイバーンに襲いかかる。


鎖の先端には鉄球を型どっていた部分の一部が繋がっており、それを重りとしているらしく、ワイバーンの全身に鎖がクルクルと巻き付いていく。


「おお?!すげぇ!」


ボーラ…だったか。

複数のロープの先に重りを付けた物で、狩猟用の投擲武器がある。それの規模がデカいバージョンだ。


まさか爆散するとは思っておらず、ついつい興奮してしまった。


「へへへー。実はニルから爆発瓶の事を聞いてね!それを応用してみたの!」


鎖の先端に、鉄片を取り付け、それをまとめると球状になるようにする。

そして、その中にボムキノコの胞子ほうしを封入…というところか。

そこまでの技術だけでも当然凄いが、驚くべきは爆発を遅らせる為の仕組みだろう。


突起を押し込み、数秒後に爆発する仕組みとなっているはず。どうやったか全然分からん。後で聞いてみよう。


ワイバーンは全身に絡み付いた鎖を断ち切ろうと躍起やっきになっているが、複雑に絡み付き、先端は鱗に突き刺さっている。

どうやら、鉄片部分は突き刺さり易いような形にしてあるようだ。鉄球一個の中にどれだけの技術が詰まっているのか…


「へへへー!そんな簡単に切れるようなヤワな物は作ってないよ!」


ワイバーンの抵抗も虚しく、鎖が切れる事はなく、そのまま落ちてくる。


「ニル!」


「はい!」


俺とニルは落下点に走り出す。


俺は真水刀、ニルは戦華を抜き、落下に合わせてワイバーンの首に向かって刃を振る。


「はあぁぁぁ!」

「やあぁぁぁ!」


「ギィエエエェェェェ!!」


ザシュッ!!


ワイバーンの威嚇も、描き上げていた魔法陣も虚しく、俺とニルの繰り出した刃が、ワイバーンの首を同時に捉え、完全に断ち切る。


ドシャッ!!


ワイバーンは首を切り取られ、そのまま地面へ叩き付けられる。


「す、凄いわね…まさかワイバーンの首を一撃で両断するなんて…」


「凄いのはどっちだよ。何だこれは?全然知らなかったぞ?」


「へへへ。シンヤさんを驚かそうと隠してたの!ニルは知ってたけどね!」


「ボムキノコのことを話した時にでも聞いたのか?」


「はい。空中戦闘はどうしても時間が掛かりますので、何か良い案が無いかと相談したのです。」


「俺なんかより、ニルとセナの方がよっぽど凄いっての…」


普通、空中戦闘を攻略しようとして、こんな凄いもの作れないだろう…ボムキノコの特性を聞いただけで、このアイテムを作るなんて、そこらの奴には出来ないぞ。


「驚いた?!」


「ああ。最近で一番驚いたよ。」


「へへへー!やったー!成功!」


セナは嬉しそうに両手をニルに向けて出し、パチンとハイタッチ。


「しかし…どういう仕組みなんだ?」


「カビ玉…だっけ?あれを使ったの。

衝撃を与えてからしばらくして効果が出るでしょう?」


「なるほど。ブラウンモールドか。衝撃を与えてから少しして、火が出るカビ。」


「うん!それそれ!

それを、突起の内側の先端と、それが当たる場所に付けるの。押し込んだ時に勢いよくぶつかるように、突起の棒に窪みを付けるのがコツね。」


「突起を押し込んで、衝撃を与えられたブラウンモールドが発火、中に封入されていたボムキノコの胞子に引火…で、爆発。という事か。」


「正解!」


魔法が苦手な鬼人族だからこその発想だろう。


俺なら魔具として作ったり、魔法を組み合わせる事を最初に思い付くが、セナは魔法を一切使っていない。

まさに、誰でも使えるアイテムだ。


「これは沢山作れるのか?」


「作り方は出来てるから、材料さえ貰えればいくらでも作れるよ。今手元に有るのは二つかな。」


「出来る限り作ってくれ。材料は全て出すから。当然報酬も渡す。」


「仕事って事で良いの?」


「ああ。街に戻るまでに出来るだけで、とりあえずは作ってくれ。

街に戻ったら、百…いや二百くらいは欲しいかな。」


「二百か…そうなると少し時間が掛かるけど?」


「構わない。それ以上作れたら、それも買い取るよ。」


「そんなこと言って大丈夫なの?大量に作っちゃうかもよ?」


「良い物を買うのに出し渋ったりはしないさ。」


「そういえば、シンヤさんは最初からそうだったね。分かった!請け負うわ!大量に作るから覚悟しておいてね!」


「任せとけ。ひとつ残らず買い取ってやる。」


「ヒュー!太っ腹ー!」


同じ物を作ろうとしても、俺には無理だ。

下手すると大陸のドワーフにも難しい仕事になるかもしれない。

それを考えれば、安い買い物だ。


ワイバーンの素材を回収したら、天山の頂上を目指してもう一度足を進める。


どうやら、頂上辺りはワイバーンが狩場にしていたらしく、他のモンスターが少ない。

俺達は難なく頂上まで辿り着く事が出来た。


「頂上まで来ましたが…何もありませんね?」


「だな…」


ムソウの言っていた、北の神殿が有るかと思っていたが、それも見当たらない。

というか、痕跡すら無い。


「天華らしきものも見当たらないし…」


「ここまで来て何も無かった…って事?!」


有り得なくは無い話だが…ここまで来てそれは落ち込むぞ…


『シンヤ……何か来る。』


「敵か?」


ラトのその言葉はあまり聞きたくない言葉だが…


『シンヤ!これは危険だよ!直ぐに逃げなきゃ!』


ラトの焦りが一瞬で高まる。

その感情はただ事ではない事を示している。


即時撤退しようとしたが…


『ダメ!もう来る!』


俺達の目にはまだ何も見えていない。

だが、ビリビリとした空気の質感を感じる。ラトの言う通り、が来ている。


ラトは激しくうなり、牙を剥き出しにし、威嚇している。


緊張感が漂う中、頂上の更に上…空中に何かが見えてくる。

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