第194話 歓楽街

夕暮れ時、俺とムソウはランカの屋敷を後にして、外へと向かう。


「外?どこに向かうんだ?」


「用意するものがある場所じゃよ。」


嫌な予感がするのだが…俺の勘違いであってくれ!


辿り着いた先は、きらびやかな夜の街。歓楽街かんらくがい。ここでの歓楽街の意味は敢えて言わずとも分かるだろう…


しかし、この街に来て初めて別の男性を見るのがこことは…悲しくなってくる。


街は夜だというのに、そこら中に灯されている火によって明るく、酒と…甘い匂いが漂っている。

食事所や宿もあり、この街に来て遊ぶならここしかないとでもいうように、人で溢れ返っている。


「このエロジジイ!嘘吐きやがったな?!」


失敬しっけいな奴じゃのう!わしゃ嘘など吐いとらんわ!」


どうやら目的の物がこの辺りにあるらしい。


「そうか。じゃあ今日はどこにも寄らずに、必要なものを頂いて帰るとしようか。」


「なん……じゃと……?!」


「絶望の表情で見られても困る。」


「お主本当に男なのか?!付いとるのか?!」


やかましいわ!付いとるわ!」


このジジイ…殴るか…?


「分かった分かった!そうおっかない顔をするでないわ。寄り道はせんから安心せい。」


「なら良いが……やけにあっさり納得するんだな?」


「わしゃも時と場合はわきまえておるのでのう。」


「どの口が言ってんだよ…」


歓楽街は広いし、これだけ店があれば、何でも揃える事が出来るだろう。


ムソウは道行く女性の尻を目で追いかけては、ぬひひと嫌な笑いを口の端から放っている。


このエロジジイは色慾の権化ごんげだなぁ…


「しかし、北地区もかなり活気があるな。東地区とは違った活気だが。」


「ここは女達の街じゃからな。違って当然じゃて。

この街に居る時は女性に変な事をするでないぞ?二度とこの地区に入れなくなってしまうからのう。」


「注意してくれるのはありがたいが、気を付けるのは寧ろムソウだろう。変な事をするなよ。」


「ぬひひひひ!変な事の種類によるかのう!」


いつも片手に酒を持っているムソウにとっては、まさに最高の街と言えるだろう。


「それで?その用意するものとやらは何処どこにあるんだ?」


「せっかちな奴じゃのう。まあ良い、こっちじゃ。」


そう言って人の波の中をひょいひょいと器用に避けて通っていくムソウ。

こういうところでは、意外と剣術の足運びが役に立ったりする。人々の動きを見て、流れの合間を縫って進む事が出来るからだ。

俺も同じようにひょいひょいと人々を避けて後を付いていく。


きらびやかで派手な大通りを暫く進んで行くと、ムソウが脇道わきみちへと入る。


そろそろ到着かな…と思っていたが、俺もその脇道へ入って、何処へ向かう道か理解し、ムソウを殴りたくなった。


この先は恐らく、遊郭ゆうかくに繋がる道だ。


大通りよりも少しだけ狭い道。

その中を行ったり来たりしているのは全員男。

見事な程に女性の姿は一人も見えない。

あれだけ煌びやかに輝いていた道が、一変して少し薄暗く感じるような、ぼうっとした明かりに変わる。


「おい……ムソウ。このエロジジイ…だからすんなり納得したのか……」


「ぬひひひひ。寄り道はしとらんじゃろう?」


おかしいと思った。いつもなら子供が駄々だだねるようにして、なかなか納得しないのに、やけに素直だった。あの時気付いて斬っておくべきだったな。


俺は真水刀に手を掛ける。


「待て待て!本当に必要なものがこの先にあるのじゃよ!」


焦って俺の動きを制するムソウ。


「本当だろうな?」


「嘘などではない!」


「………」


どうやら本当らしい。

ニルには来ないと言ってあったのに…帰ったら間違いなく気が付くだろう。悲しそうな顔は見たくないのだが…


とはいえ、この先に必要な物が有るのは事実。手伝うと言った以上、ここで引き返すわけにもいかない。


「分かった。さっさと手に入れて、さっさと帰るぞ。」


「ぬひひひひ。

お、そうじゃ。ここは武具は禁止じゃ。刀は仕舞っておくのじゃぞ。」


「そうなのか?」


「こういう場所じゃからな。色々と有るのがつね。武具を制限するのも仕方ない事じゃろうて。

それに、ここでは武器など必要ないからのう。

使う武器は男が生まれつき持っておる、こいつだけじゃ!ぬひひひひ!」


そう言って下品な笑いを浮かべながら、下半身に手を持っていくムソウ。

ジョークが下品過ぎる…


「使う気はないし、使わせる気もないからな。

目的のものが手に入り次第、即座に帰る。」


「けーっ。詰まらん奴じゃー。」


吐き捨てるように言ってくるムソウに、後ろからドロップキックを見舞いそうになったが…そろそろ遊郭の入口へと辿り着く。暴れるのはやめておこう。


遊郭の入口には、石製の灯篭とうろうに似た物が二つ立てられており、そこに火が灯されている。

ユラユラとした光が、道行く人の顔を照らし、艷麗えんれいな雰囲気が漂っている。

先程までも感じていた甘い匂いが、より濃くなって、情緒じょうちょを揺さぶられる。


薄暗い道を入っていくと、左右には綺麗で華やかな着物を着た女性が、木の柵の奥に何人も座っている。

彼女達が、道行く男達の目的だ。


真っ赤な口紅を見せ付ける女性や、胸元を見せるように着物を崩している女性。俺の顔を見ると手招てまねきして笑う女性。

時には少し暗い顔で俯いている女性もいるが、概ねはこの状況に溶け込んで、受け入れているように見える。

下民という身分はあれど、奴隷というシステムが無い為、それぞれの事情でここに居るのだろう。


「クソジジイ。さっさと行くぞ。」


フラフラと木の柵に寄っていくムソウの首根っこを掴んで道案内させる。


こういう場所には慣れていないし、変に絡まれたら逃げるのに一苦労してしまう。

幸いな事に、いわゆるキャッチのような人は道に立っておらず、男達は自分で見て、自分が入りたい所へ自分で入っていく。

その為、道中で女性に絡まれるという事は無い。


「お主の人生には色というものが無いのかのう?」


「余計なお世話だ。」


「ぬひひひひ。」


ムソウが向かった先は、そんな遊郭の中にある、一つの店。


特段大きい店だったりはしないのに、何故か他の店と違う印象を受ける。

座っている女性達が、変に誘っていなくて、気品きひんと言えば良いのか、落ち着いた雰囲気を出しているから、だろうか。


「ここじゃよ。」


「………入るのか?」


「入らねばどうする事も出来ぬぞ?」


「……はぁ…分かった。入るぞ。」


こういう店に入るのは、日本の時からを通して初めて。

とてつもなく緊張する。


「あら。ムソウ様。お久しぶりです。」


店の店主なのか、その奥方なのか…若いとは言えない女性が店の中に入ると直ぐに声を掛けてくる。

勘違いしてはならない。若くはないが、綺麗な人だ。


「ぬひひひ!相変わらずいい女じゃのう!」


「そんな事言って。どうせ何処に入っても言っているのでしょう?」


「ぬひひひひ!」


「はて…そちらの方は初めて見るような気がするのですが?」


「わしゃが今教えておる若造じゃよ。」


「そういう事でしたか。それなら、コハルが目当てですね?」


「そういう事じゃ。」


「分かりました。ですが……」


そう言って、その女性が俺の方を見ると…


「夢を見て行かれても良いですえ?」


艶やかな声と仕草。


「うっ……遠慮しておく。」


「あらあら。奥手な方なのね。これは落としがいがありそうだこと。ふふふ。」


そう言って奥へ入っていく。


とてつもなく怖い事を言われた気がするが…大丈夫だよな…?


慣れない場所だし、どうしても居心地が悪くてソワソワしてしまう。


真横には外から見えるように座っている女性達が見えて、その女性達の視線を感じる。


「ぬひひひひ。お主狙われておるぞ?」


「黙っていろクソジジイ。」


「ぬひひひひ!」


針のむしろ状態だったが、数分で声を掛けられて、奥へと通される。


仄かな明かりが灯る廊下。

左手には綺麗な柄が描かれたふすまが続いていて、それらをずっと通り過ぎて行くと、一番奥の部屋へと通される。


「ここですえ。ごゆっくり。」


そう言って、戻っていく女性。


「ほれ。入るぞ。」


「お、おう。」


ムソウが襖を開くと、両手を畳に付け、頭を深々と下げた状態の女性が目の前に居る。


「ようこそおいで下さいました。コハルにございます。」


青く長い髪を後頭部で纏め、小さな鈴が付いた木のかんざしで止めている。

声は細く、女性らしい声。しかし、弱々しいわけではなく、綺麗でいてつややかさも兼ね備えている声だ。


挨拶をした後、頭を上げるコハル。

その時、簪に付いた鈴がチリンと一つ鳴る。


瞳は青く、目、鼻、口は小さい。整った顔立ちで、綺麗というよりは可愛らしいという印象の女性だ。


「お久しぶりです。ムソウ様。」


そう言って上品に笑うコハル。たったそれだけの所作なのに、ドキッとさせられる。これが遊女ゆうじょの実力というやつか…恐ろしい…


「久しぶりじゃのう!コハルちゃん!相変わらず小さくてめんこいのう!」


「ふふふ。ムソウ様もお元気そうで何よりですえ。」


手を口に当てて笑うコハル。同時に鈴もチリンチリンと笑う。


うーん。こんなクソジジイに、そんな美しい笑顔を返せるとは……プロだな。


とか、現実逃避げんじつとうひ気味にものを考えていると…


「そちらの方は…?」


「この若造はシンヤじゃ。」


「そうでしたか。貴方様がシンヤ様。お噂はお聞きしております。」


「どんな噂か気になるところだが…聞くのはやめておくよ。」


こんな可愛らしい子が笑顔の奥で、化け物キター!とか思ってたら泣いちゃうし。


「それで…今日はお二人を相手に…でしょうか?コハルの体がもつでしょうか…?」


そう言って胸元に手を当てて横を向くコハル。


そんな性癖せいへきはありません!って叫びそうになった。しかもよりによってこのクソジジイと、とか…想像させないで欲しい…


「残念ながら違うのじゃよ。」


全然残念じゃないけどな。


「ふふふ。分かっておりますえ。コハルを呼んだという事は、この眼を使いたいのでございましょう?」


小間使こまづかいのように扱ってしまって申し訳無いのう。」


「いいえ。これもコハルの仕事ですから。」


「眼って事は魔眼か?」


「そうじゃ。コハルちゃんは珍しい想投眼そうとうがんの持ち主なのじゃよ。」


「また新しい魔眼か…どんな能力なんだ?」


「そうじゃな…コハルちゃんに教えてもらう方が良かろう。コハルちゃん。よろしく頼むが良いかのう?」


「お任せ下さい。」


「ぬひひひひ!」


「あっ?!おいっ!!」


それだけ言ったムソウは部屋から出て行ってしまう。


「あのクソジジイ…いつか絞め殺してやる…」


「ふふふ。」


チリンと鈴の音が部屋の中に響き、俺の意識はコハルへと向かう。いや、そうさせられたと言う方が正しいかもしれない。


「皆様、ムソウ様とここに来られると、同じような事を仰るのですね。ふふふ。」


「皆様?」


「はい。前回はランカ様がいらっしゃいましたえ。

あの時は確か…もっと酷い事を言っていたと記憶しておりますえ。」


「ランカが?ここは女人立ち入り禁止じゃあないのか?」


「はい。ですから、あの時は男装していらっしゃいましたえ。」


「それは…怒るのも分からなくはないな。」


ここの女性達は、基本的にこの遊郭から出る事は許されていないと聞いた。正確には屋敷から外へ出る事も基本的には禁止。

つまり、この中、遊郭の人と会いたい時は、外からここへ来るしかない…ということだ。

ランカも俺と同じようにムソウから修行をつけてもらって、同じ道を通ったのならば、ここにも来たというのも頷ける。

しかし…あのランカの男装…少し見てみたい気もする。


「ランカ様は色々な種類の武器を扱う事の出来る天才だとお聞きしておりましたが、それ以上に、神力の扱いに長けた方として有名なのですえ。」


「そうだったのか?」


「はい。ランカ様も、コハルの所へ来て、神力の扱いを学んでいかれました。」


「ここで…?」


「はい。」


コハルという女性は、神力の事や漆黒石の事を知っているみたいだし、普通の遊女とは違うのだろう。

部屋も一番奥で顔も出していないし。


「コハルの魔眼は、想投眼と呼ばれており、自分の想像した世界を相手に見せる事が出来ます。」


「な、なんだそりゃ…?」


突拍子とっぴょうしもない話とは、こういう事を言うのだろうか…?


「とても珍しい魔眼で、ムソウ様のお話では、現在では、コハル以外には居ないという事みたいです。」


「過去には居たのか?」


「魔眼の名前や特性はムソウ様から聞きました。ムソウ様のお知り合いに、何人かいらしたそうですが…詳しい事は分かりません。ただ、元々少ない魔眼らしく、とても貴重な人材だと仰って頂きました。」


「それで…隔離かくりされているのか?」


「隔離とは違いますが…大切にされておりますえ。

ムソウ様がコハルの眼について知った時、ここから出すように、お上に聞いても良いと言って下さったのですが、コハルが断りました。」


「断った…?」


「もしコハルがここを出たとしても、ここでの生活しか知らないコハルに、外は辛い場所ですから。」


コハルは生まれた時から…もしくは物心つく前からここに居るようだ。


奴隷とは違い、遊郭における遊女というのは、武器の持ち込みが禁止という所からもわかるかと思うが、基本的には大事にされている。

店からしてみれば、彼女達が居なければ商売にならないし、やる気が無ければ商売は繁盛はんじょうしていかない。

店側としては、彼女達が安心して働ける環境を作り、遊女達はその中で商売する。


双方の関係はとても良好なのだが……遊郭の中で大事にされている遊女達は、遊郭の外の世界とは違ったことわりで生きている。故に、外の世界へと放り出されてしまうと、どうやって生きていけば良いのか、どうやって人と接したら良いのか…それが分からなくなるのだ。


男性を誘惑し、夢を見させる。それに特化した彼女達の技術は、外の世界ではうとまれる対象となってしまうし、そういう目で見られてしまう。

遊女にとって、ここ以外の場所は、生きづらい世界なのだ。


「……不満は無いのか?」


「無い…とは言えませんが、私が望んで良いものと、そうでないものがこの世界にはあります。

そして、ここで不自由なく暮らせている時点で、私が他に望んでも良いものは、それ程有りません。」


コハルは、自分が望んでここに居て、本来ならば望んでも手に入らない待遇を受けている。それが分かっているのだろう。


俺は同情ではなく、ただ、彼女が何かを望むなら、この小さな彼女だけの部屋…城に、たった一つの望みがあっても良いのではないか。そう思った。

状況は違うが、ニルが檻の中に閉じ込められていた場面を思い出してしまったからだろうか。


「何か…欲しい物とかは無いのか?」


「遊女は物を受け取る事はありませんえ。それが夢を売る者達のおきてでごさいますえ。」


「そうなのか…」


「ですが…そうですね。もし望めるのであれば、旅のお話をお聞かせ願えませんか?話ならば、コハルの胸の内に仕舞っておけるので。」


そう言って笑うコハル。また鈴がチリンと鳴る。


「分かった。それなら、魔眼を使ってもらうお礼として、話をしよう。」


「ふふふ。コハルは楽しみです。

それでは、早速やってみましょう。話に聞くより実際に体験した方が早いかと思いますし。」


「分かった。やってくれ。」


「それでは、コハルの目を見ていて下さい。」


「目を見ていないとダメなのか?」


「はい。」


「分かった。」


俺がコハルの目を見詰め、コハルは俺の目を見ながら集中する。


「…………」


「……………」


「ぽっ。」


両手で頬を抑え、横を向きながら一言発するコハル。


「っておい!」


しまった。ノリで突っ込んでしまった。


「ふふふ。冗談ですよ。シンヤ様はどうもご緊張なされている様子でしたので。緊張していると、少し効果が入りにくいみたいなので。」


なかなか面白い魔眼だが、色々と制約が有るらしい。


「あー…いや。すまん。こういう所に慣れていなくてな。」


「ふふふ。大丈夫ですえ。この部屋は他の部屋とは違います。なので、どうぞ一番落ち着ける場所を想像して、心を穏やかにして下さいまし。」


心を穏やかに…ねえ。

言われてみると、俺とニルはここまでで、ゆっくりのんびりしていた時間がとても少なかった。

そういう時間も人には必要だと思うのだが、なかなかそういう時間は取れないもので…心が最も落ち着く場所と言われても…元の世界にだって、そんな場所はとうに無かったし…


そんな事を考えていると、ふと、頭の中にニルの姿が思い浮かぶ。


俺の中で、最も落ち着く場所。それは、ニルの横なんだろう。


そんな事を思っていると、いつの間にか緊張はほぐれていた。


「ふふふ。それでは…」


そう言うと、コハルの瞳が水色に光り出し、それが僅かに、そして不規則に明滅する。


それを見ていると、ぼーっとしていき、意識が遠のいていく。


一種の暗示や催眠術的なものなのだろうか…フワフワしてどうにも気持ちが良い。


「大丈夫ですえ。そのままゆっくり目を閉じて、身を任せて下さい。」


そう言われ、俺はゆっくりと目を閉じる。


微睡まどろんでいる時のような心地良さが全身を包み込み、空気に溶け込んでしまいそうな気がしてくる。


「シンヤ様。目をお開け下さい。」


微睡んだ意識が浮上し、俺は目を開く。


「これは…凄いな……」


俺が目にしていたのは、恐らくコハルが頭の中で想像している世界なのだと思うが…

全体像としては起伏の激しい草原。そしてそこに和風だがどこか可愛らしい建物が建っていて、それがぐにゃりと歪んでいる。

色も赤青黄のような原色を多用していて、外には灯篭とうろうが立っていたり、これまた原色でカラフルな、ぐにゃりとした木が立っている。

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