第122話 友魔

「それでは、早速話をしていくでござるが…まず、我々鬼人族についてはどれぐらい知っているでござるか?」


「刀が主力武器で、内容までは分からないけれど、変わった力を使うって事ぐらいかな。」


「殆ど何も知らぬということでござるな。

それでは、我等鬼人族についても話をしておくでござる。」


こうしてゴンゾーから、色々と話を聞けることになった。


まずは、ゴンゾーが言っていた友魔ゆうまについて話してくれた。


友魔というのは、俺の考えていた使い魔とそれ程変わらなかった。

まず、ラトと大きく違う点が一点。それは、友魔という存在は、獣ではあるが、モンスターとは完全に別の生き物である、との事だ。

鬼人族達の島である、オウカとうでしか見られない種の獣達らしい。実際に見てみないと分からないが、聞いた限りでは聖魂に近い存在…だと思う。これについては実際に見て確かめるしかない。


友魔という存在は、彼ら鬼人族と実に密接な関係にあるらしい。

詳しい事を端折って言ってしまうと、彼ら鬼人族の中でも、選ばれた者にのみ友魔との間に契約が結ばれる、という事らしい。

契約という言葉を敢えて使っている事や、その内容については、友魔と実際に契約を結んだ者にしか分からない為、ゴンゾーは知らないらしい。

ただ、友魔との契約を結ぶ事で、非常に強力な力を手に入れる事が出来るらしい。

俺の紋章も契約と言えば契約…なのだろうか?一方的に力を借りている状態だし、契約とは呼べない気もするが……現段階でのイメージとしては、聖魂と似た存在だと推測出来る。

そして、友魔と契約を結んだ者は、友魔との意思疎通が可能となり、ラトと俺の様に他人には分からないけれど、本人同士では会話が出来るらしい。


もう一点違う点が、常に友魔と契約者は共に居て、大きく離れる事は無いらしい。制約か何かだろうとの事だが、俺とラトは多分ベルトニレイと同様に、離れても問題無い。


そして当然、友魔が無闇に人を襲うことは無い。ただ、ラトのように大きい姿をした友魔は基本的に存在せず、皆スライム程度のサイズ…例えるならばサッカーボール程度のサイズらしい。

だからこそ、ゴンゾーはラトの事を敵だと認識してしまったという事だ。


なんだかんだ聞いたが、結局のところ、友魔については実際に契約した者にしか詳しい事は分からず、ゴンゾーの話からではこれくらいしか分からなかった。


「友魔ってのは使役しえきされているって事か。」


「使役というと語弊ごへいがあるでござる。名に友と付くように、契約者とは対等の立場であり、それこそ友のような関係なのでござる。」


ますます聖魂と似た存在に感じる。まあ、向こうに着けば、会えるかもしれないし、楽しみにしておこう。


「それで、ゴンゾーはここで何をしているんだ?」


「拙者はここで修行をしているでござる!」


「修行…?」


どうだ!とドヤ顔で言われても反応に困る。


疑問顔でゴンゾーを見ていると、鬼人族についても話をしてくれた。


まず、ゴンゾーがここにいる理由としては、ゴンゾーの師匠であるゲンジロウからの言い付けらしい。

言い付けでは、このダンジョンを数人で制覇せいはしなくてはならないらしい。


「数人て…ゴンゾーは一人だろう?」


「も、もしかして…」


ニルが少し暗い顔をする。


「いやいや!違うでござる!他の者達は既に先に行ったでござるよ。」


「先に行った?」


ゴンゾーの話をまとめると、こういうことだ。


鬼人族達の中でも、友魔と契約を結べる者達の事を、特別に四鬼しきと呼ぶらしい。名前の通り、契約を結べる者は全部で四人いて鬼人族にとっての、最大のほまれ、とされている。

何を隠そう、ゴンゾーの師匠であるゲンジロウは、その四鬼の一人である。との事で、ゲンジロウの元には沢山の弟子でしが集まってきている。その弟子の一人がゴンゾーなのだ。

そして、その師匠であるゲンジロウから言い渡されたのが、五人一組で、このダンジョンを入口から出口まで踏破する…というものらしい。

五年ごとにこの修行は行われており、実際にこの修行をクリアした者のみ、四鬼として認められる…という風習ふうしゅうになっているらしい。ハードルの高い地位なのだろう。

こうして何度か修行として海底トンネルを行き来しているから、大陸の事もは知っているとの事だ。

友魔が大陸には居ない存在だと言うのも、刀を大陸に伝えたのも、そのという中に入るという事だ。


これは知らなかったが、この海底トンネルダンジョンには、オウカ島から大陸へ渡る際に、安全な通路が用意されているらしい。ただの真っ直ぐな通路で、モンスターもいないとの事だ。但し、その通路を逆走しようとすると、どういう原理なのか、通路が崩壊し、海の中に投げ出さられるらしい。とんでもない仕掛けだ…

つまり、オウカ島から見た海底トンネルダンジョンは、行きは良い良い帰りは怖い。というやつだ。


「五人一組と言われているのに、なんでゴンゾーだけここに居るんだ?他の四人は?」


「先程言ったように、先にダンジョンの出口に向かったでござるよ。」


「そこが分からない。何故ゴンゾーを置いて先に行ったんだ?パーティなんだろ?」


「それは…」


ゴンゾーがゴソゴソとふところから取り出したのは、横に長い紙に、文字を書き、山折り谷折りを交互に繰り返した書簡。

その書簡を包む封筒は無く、裸のままの書簡だ。

紙はヨレヨレになり、汚れまくっている。


それを見せてくれたが…達筆たっぴつ過ぎて読むのが大変だ…


何とか解読しながら読んでみた。その手紙に書かれていた事を簡単にまとめると、こういうことだ。

安全地帯で休息を取っている折、先発隊から連絡が来て、危機的な状況にあるから助けて欲しいと言われた。ゴンゾーを起こしたが、なかなか起きなかった為、書簡を残し先発隊と合流する。

必ず戻るから安全地帯で待っていて欲しい。と言う事だった。


「恐らく、先発隊の状況が悪かったのでござろうな…戻ってくるにも戻ってこられない状況だったのでござろう。」


ゴンゾーは、大丈夫だろうか…先発隊と、それに合流したパーティの仲間は……と心配しているが……


どう考えてもおかしい。先発隊から連絡?どうやって?もし誰か一人が戻ってきたなら、危機的なパーティを置いて戻ってきたという事になる。しかもこの危険なダンジョンを一人で。

ゴンゾーを起こしたが起きなかった?ゴンゾーも剣士だ。いくら何でも、こんなに危険なダンジョンでそこまで熟睡じゅくすいするのはありえない。もし本当に起きなかったのであれば、睡眠薬か何かを盛られたとしか思えない。

そもそも、悠長に手紙を書いている時間があるなら、水でも何でも良いからぶっ掛けて叩き起こせば良い。


誰がどう見てもこの状況があまりにも不自然だと言うことくらい分かる。

会って一日も経っていない俺達に分かるのだから、かなり酷い内容の手紙だ。


「…ゴンゾーは他の弟子に嫌われていたのか…?」


「拙者が…でござるか?そうでござるな…あまり好かれてはいなかったかもしれないでござるな。

拙者、不器用でござるから、ぶっふぁっふぁっ!」


そう笑って胡座をかいたひざをペシペシと自分で叩くゴンゾー。


確かにゴンゾーは不器用だ。まだその性格の全てを知れたとは思っていないが、自分の非を認め、素直に頭を下げた事。思い込みが激しいところ。初対面の俺達に対して物怖じしないところ。

少し話しただけで、彼が実直じっちょくな性格である事は伝わってくる。

恐らく、そんな真っ直ぐ過ぎる性格だと、他人にはうとましく思われる事だってあっただろう。


ニルの顔を見ても、少し俯いて、暗い顔をしている。

ニルも俺と同じ結論に行き着いたらしい。


ゴンゾーはそのと呼んでいる者達にのだ。

それも、こんな場所に一人で放置するという最悪の手段で。

その仲間とやらが、自らの手でゴンゾーを殺していなくても、殺人となんら変わらない。いや、むしろそれより悪い。


「……一人で取り残されてからどれくらい経つんだ…?」


ゴンゾーの顔には髭がもっさり。数日そこらでこうはならない。


「そうでござるな……かれこれ三年になるでござるな!この辺りの階層を行ったり来たりしながら、なんとか食い繋いでいるでござる。」


「三?!」


単位を間違えたかと思った…でも、ゴンゾーが大袈裟おおげさに言っているようには見えない…本当に三年、こんなダンジョンで生活していたのか?!

確かに…髭もそうだし、服装もよく見たら色々な所がボロボロになっている。というか、薄い生地だと思っていたが、恐らく元々はもう少し厚い生地だったのではなかろうか…?


それが本当だとしたら…ゴンゾーを陥れた連中は、酷いなんてレベルの話じゃないぞ…


「助けは来なかったのか?」


「ここに入る前に、誰に何があっても、二次災害を防ぐ為に、助けには入らない。

その条件を受け入れられる者のみ参加するようにと、師匠から強く言われていたのでござるよ。」


宣言せんげん通り、誰も助けには来なかったのか…」


師匠がどれ程の強さかは分からないが、ここを一人で踏破出来る程ではないと思う。本当に自信がある者のみ、挑戦しろ。という話だったのだろう。

ゴンゾーも、その話をする時は、仕方ないでござる。とか言いながら納得しているし、承知の上だったという話というところか。


「………」


「急に黙って、どうしたでござるか?」


「ゴンゾー…」


「何でござるか?」


彼が底抜けのお人好ひとよしで、本気で書簡を残していった者達を今でも信じているのならば…それはあまりにも可哀想だ。


言うのが辛いとしても、伝えてやった方が…


「その…手紙を置いていった連中……」


「……言われなくても分かっているでごさる…」


ゴンゾーは眉を八の字にして、苦い顔をする。


「そうでも思っていないと…」


いつ気が付いたのかは分からないが、無理にでも自分を納得させなければ…こんな場所で一人はノイローゼになってしまう。

この辺りの階層を行ったり来たりしていたと言っていたが、行ったり来たりしていたのではなく、行くことも帰ることも出来なかったのだと思う。


このダンジョンに入ってから色々なモンスターと戦ってきたが、一人で踏破するのは困難を極める。この辺りの階層を移動していただけでも凄い事だ。


「正直…久々に話せる相手と出会えて、ホッとしているでござるよ…」


ゴンゾーは嬉しいと言いたいのかもしれないが、表情は実に複雑な顔をしている。俺には想像も出来ないような、長い時間をここで過ごしてきたのだろう…

刀が腰に無ければ不安だと言った彼の言葉が、今では違った意味になっている。


「ゴンゾー。刀を返すよ。」


「本当でござるか?!有難いでござる!!」


刀を手渡すと、ゴンゾーは嬉しそうにそれを腰にびる。


「いやー!本当に悪かったでござるな!」


「それはもう良いよ。それより、ゴンゾーはこれからどうするつもりなんだ?」


「今までと変わらぬでごさる。ここに残された理由は何にしろ、ここを抜ける。それが出来ていないのは拙者の力不足以外の何ものでも無いのでござる。

ここを抜けられるまで、拙者は自分の力をみがき、挑み続けるでござる。」


毛むくじゃらの顔でニカッと笑うゴンゾー。


「……抜けられる自信はあるのか?」


「そ、それは……」


ゴンゾーが軽く下を向いて黙ってしまう。

色々とあったし、ゴンゾーからは言い出し難いだろう。


「ゴンゾーが良ければ、俺達と一緒に出口を目指さないか?」


「なぬっ?!」


「俺達も、そのオウカ島を目指していてな。人手が増えると助かるんだが。」


「い、いや…しかしでござるな…」


ほんと?!良いの?!ありがとー!と、ならない所は、日本を感じさせる反応だ。

オウカ島では、わび・さび的な事もあるのだろうか?うーん…ゴンゾーを基準にして考えるのは良くない気がするのは気のせいだろうか…?


「元々は五人で踏破しろって内容だろ?ラトを入れても四人だ。修行には影響は無いはずだが?」


「そ、そうでござるが…」


「ご主人様がここまで仰られているのに…」


「ひっ?!わ、分かったでござる!宜しくお願いするでござる!!」


パッと後ろを向いたが、ニルは微笑を浮かべているだけだ。

ゴンゾーの反応は般若はんにゃでも見たような感じだったのだが……


「そうと決まれば、早速擦り合わせと行こうか。ゴンゾーは何が得意なんだ?」


「拙者は不器用でござるからな。あれこれ考えるのは苦手でござる!」


「得意気に言う事じゃないが…まあ分かった。それなら、ゴンゾーは基本的に前衛を頼む。俺が後ろから指示を出すから、それだけは聞き逃さないでくれよ。」


「承知したでござる!」


「それと……服を変えた方が良いぞ?」


水魔法は使えるらしく、臭くはないが、なんともみすぼらしい格好だ。


「さすがにそれと同じ服は無いが、取り敢えず、これに着替えると良い。」


俺がインベントリから服を取り出し、手渡す。簡単な白シャツとゆったりした青のあさのような素材で出来たパンツを渡す。

またしても一人和洋折衷わようせっちゅうになってしまうが…途中で服が崩壊して全裸になるより良いだろう。


「シンヤ殿は渡人でござるか?!」


インベントリを見て、驚きの声を上げる。


「言ってなかったか…?」


「聞いていないでござる!そうでござったか!いやー!それはそれは!」


何故かとても嬉しそうにするゴンゾー。

着替えながら話してくれたのは、鬼人族と渡人との関係についてだった。

要らない情報かもしれないが、一応、ゴンゾーはふんどしだった。


十年以上前、渡人が三十人程オウカ島に来て、とても気の良い人達だったから、鬼人族の皆は渡人と良好な関係を築いたらしい。

鬼人族は、渡人と聞けば、皆喜んでくれるとさえ言ってくれた。

ゲーム時にここを一度だけ踏破した渡人の話だろう。後に向かう俺にとっては非常にありがたい話だ。

先に来た人達が、クソ野郎とかじゃなくて良かった…


「やはり渡人の者達は、優しい者達が多いでござるな!」


「ゴンゾーも渡人のことを覚えているのか?」


「当然でござる!十年以上前であったでござるが、拙者も何度か酒をみ交わした事があるでござるからな!」


「酒…?ゴンゾーって今何歳なんだ?」


「拙者でござるか?拙者は……今は百二十五歳でござるな!まだまだ若輩者じゃくはいものにござる!」


「ひゃっ?!」


鬼人族は長命の種族らしい…百二十五歳で若輩者って……


「大先輩だった…」


「それよりシンヤ殿。聞いて良いのか分からないでござるが……ニル殿に着けられた枷は一体何でござるか?」


「これは私がご主人様の」

「待て待て!俺が説明するから!」


ラトの時の事があるからな…ニルには悪いが、ここは俺が説明する!

残念そうな顔をするな、ニルよ。


一通り奴隷について説明すると、ゴンゾーは怒ったような、嫌悪感を表情に出す。


「シンヤ殿。人というのは、他人を縛り付けて所有するものではござらん。」


仰る通りだと俺も思うが…


「ゴンゾー様。」


「何でござるか?」


ニルさんからドス黒い気配が……


「私はご主人様にこの命を助けて頂いた身です。この枷が無くとも…」


それからゴンゾーが半泣きになるまで、ニルが言葉の弾丸を撃ち続けた。


「分かりますか?ですから…」


「ま、まあまあ!ニル。その辺にしておこうな?」


「まだ足りませんが…分かったと言うのでしたら。」


「分かったよな?!ゴンゾー?!」


「分かったでござる!!本当に心の底から分かったでござる!」


すがるように俺の助け舟に乗るゴンゾー。

ニルの逆鱗げきりんに二度と触れはしまいと誓ったことだろう。


「俺も出来れば枷を外してやりたいんだが、そうもいかなくてな。下手に外すとニルの命が危ないんだ。」


「そうでござったか。これはまたしても早とちりでござったな。申し訳ござらん。」


「良いさ。ニルがそれを分かってくれていれば、俺は誰に何を言われても、痛くもかゆくもないからな。」


「ご、ご主人様……」


耳まで真っ赤にしたニルが横を向く。


機嫌も直してくれたようだ。


「……素晴らしいでござる!やはりシンヤ殿は素晴らしい方でござる!拙者感激でござる!

街中で死を待つだけだったニル殿を助け、ここまで大変だったでごさろう…拙者もそのような立派なおとこになりたいでござるよ!」


「ご主人様のようになりたいのですか?このダンジョンを抜ける事より千倍…いえ、一万倍は難しい事ですよ?」


「それ程でござるか?!」


そんな事ありません。割と簡単だと思います。


「はい!当然です!」


「ぐぬぬ……精進しょうじんせねば…」


何故か噛み合ってしまう二人。

否定してあげたほうが良いのだろうか…いや、頑張ろうという気持ちを砕くのも悪い気もするし…だが、そもそもそんなに雲の上の存在的な人間ではないのだが…


「必ず漢になってみせるでござるー!」


精々せいぜい頑張ってください。」


ニルが得意気なのは、今に始まったことではないが…いつの間にか俺が漢になってしまった。


「漢は置いておいて、そろそろ先に進もうかと思っているのだが、ゴンゾーは大丈夫か?」


「望む所でござる!!」


こうして、ダンジョンの中で出会ったゴンゾーを加え、俺達は更にダンジョンの奥へと向かった。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー


第四十一階層。


ゴンゾーは、この先にある第四十五階層にいるモンスターを倒す事が出来ず、三年間ここに居たとの事で、そこまではモンスターの数や種類、攻撃パターンについても、かなり詳細に把握してくれていた。


まず、第四十一階層から第四十五階層までの部屋の構造は、横方向に、一メートルの石柱が等間隔で走る構造。

柱は上には三メートル、前後には二メートルの隙間がある。床の下には例のヤバそうな、ドロドロした粘液。


単純に真っ直ぐ柱の上を飛び越えていけば向こう側に辿り着けるのだが、そう簡単な話でも無さそうだ。

A、B、Cランクに、それぞれ、シャドウハンター三体、グリーンスネイル十体、マジックスライム四体、が配置されている。

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