超リアルRPGに転移した

ルクラン

第一章 異世界への転移

第1話 異世界への片道切符

「い、今のは危なかった……」


暗い部屋の中、パソコンに向かい独り言を呟いているよわい30の男。それが俺。海堂かいどう 真也しんや


この歳にして両親を事故で亡くし、兄弟もいない。

ごく普通のサラリーマンとして生きている、友達のいない悲しい男だ。

当然。女っ気は全く無い。皆無かいむだ。


そんな俺には、二年前からハマっているものがある。


ファンデルジュ。


二年前に超リアルRPG(ロールプレイングゲーム)と銘打って発売されたネットゲーム。発売当初はグラフィックの完成度や、一人称視点の異世界RPGという新しい試み、そして、自動イベント構築システムが話題となり多くの人がダウンロードしたタイトルだ。


しかし、蓋を開けてみると…


RPGなのに、レベルが存在せず、ステータスの向上は全ての行動から計算される仕組みとなっていた。

例えば、走った距離によってスピードが上がったり、剣を振った回数に応じてパワーが上がったり。

しかもちょっとやそっとではステータスは上がらない。

成長させるには時間と労力が信じられない程に必要となる仕組みなのだ。


他にも、普通ならば無敵扱いになるはずの街中。そんな場所でちょっとした段差を飛び降りると骨折したり、死んだりもする。


しかも、このファンデルジュ。一度死ぬと全てのデータが抹消され、また一からキャラクターを作り直す事になる。

セーブデータという概念が存在せず、変な場所で放置すると病気になったり、死んだりする。


体力、空腹度はしっかりと有り、空腹度がMAXになると餓死。体力が無くなると死ぬ。


とにかく死にまくる。


ファンデルジュをプレイした者の過半数はその時点で投げてしまっただろう。


ファンデルジュには剣と魔法があり、どちらも使う事が出来る。

キャラクターによってのステータスの違いは無く、ゲーム内での行動によってどちらが得意なキャラクターとなるか決まってくる。

魔法に時間を割けば魔法使い。剣術に時間を割けば剣士となる。なると言っても、ステータスが上がるだけで、称号が貰えるとか、特別何かがあるわけではない。


なんとかシステムに対応した人達も居たが、問題はRPGの目玉であるモンスターとの戦闘だ。


超リアルRPGという事で、モンスターとの戦闘はリアルタイムで行う。

剣士ならば相手の攻撃に合わせて攻撃したり、隙を狙ったり……考えてみれば分かるだろうが、これがとてつもなく難しい。しかも、描いた線に沿って攻撃が行われ、練度が低いとその線にすら沿わなかったり、そもそも攻撃しなかったり……

一撃も与えられず、最弱モンスターにボコボコにされるという光景を腐る程見た。


特に魔法を使おうと試みた者はその最たる所だろう。

初級魔法を使うにも、画面上に適切な魔法陣を書き込まなければ発動しないという仕組みで、そもそも魔法の発動自体が困難なのだ。

そんな事をあたふたしているうちにボコボコにされる。


ここで大半のプレイヤーがさじを投げた。


そして極めつけは、モンスターの解体。


討伐したモンスターを自分で解体するのだ。グラフィックが綺麗な分、その衝撃映像を見て匙を投げた人も居ると思う。

その上、解体に成功しても、下手な解体だったり、討伐時の損傷が激しいと売値がガクッと下がる。

当然武器や解体に使うナイフにも耐久値があり、耐久値が下がると解体が難しくなり、売値が下がる。

このジレンマにハマると、武器を買う資金が無くなり、


と、まあこの様な感じでプレイヤーがゴリゴリと減っていき、今では完全に忘れられたゲームとなっていた。


そんな超リアルRPG、ファンデルジュに没頭しているのだ。


何故こんなゲームに没頭しているのか。明確な理由は無いが、なんとなく、もう一人の自分が異世界で暮らしている様な気がして離れられなくなってしまったのだ。


ソロプレイヤーとして始め、最初こそ匙を投げようかと思ったが、ある程度やり込むと勝手が分かってきて、死ぬ事が無くなる。

モンスターに殺られそうになったら逃げれば良かったりするし。


解体にも慣れてくると、高値で売れてお金にもそれ程困らなくなる。


ここまで来ると、後は極めるだけだ。


ファンデルジュの世界はとても広く、色々な街がある。街毎に特色があり、武器や防具も全然違う。

こんな風に色々な街を渡り歩けたプレイヤーは数えられる程だろう。

しかしながら、死ねばまた最初からというシステムである事に変わりはない。ちょっとしたミスでキャラクターが初期化され、日々プレイヤーが減っていく。


そんなファンデルジュを今日もプレイしていた俺は、あるダンジョンに潜っていた。


あお神玉しんぎょくと呼ばれるダンジョンで、ファンデルジュの世界では未だ踏破とうはした者がいないという最高難度のダンジョンだ。


毎日毎日少しずつ一人でステータスを積み重ね、俺はこのダンジョンへとやってきた。


出てくるモンスターは全てが凶悪。一撃でキャラクターが初期化される様な奴らばかり。

しかし、狡賢ずるがしこい手を使ってでも先へと進んでいく。


「死んだらこれまでの全てがパァか……そうなったら俺も引退かなぁ…」


モニターの前で呟いて居ると、真っ暗なモニターの中央に、青い光が見える。


「お?神玉ってやつか?」


先へと進んでいくと、質素な石造りの台座に青い水晶玉の様な物が置かれている。


「最高難度のダンジョン、一人でクリアしちゃったよ…」


こういうゲームをやった事のある者にしか分からない達成感が身を包む。


「ちょっと泣きそう…」


感動しつつも、ダンジョンの報酬に手を伸ばす。

画面に鑑定魔法の魔法陣を描き、現れたステータスに目を走らせる。


「えーっと……蒼き神玉。

神が作ったとされる遺物で、底知れない力を感じる…………これだけ?!もっと装備とか色々あるだろ?!」


ピコン…


「えっ?!なにっ?!」


久しく聞いていなかったシステム音が流れる。

オンラインの別プレイヤーからメッセージが来ると鳴る音だ。


「メッセージ…?」


当然友達のいない俺にメッセージが来る事は無い。プレイヤーが多かった時はメッセージを飛ばしてくる人も居たが、今となっては忘れられた機能だった。


「誰が…?」


カチッ…


メッセージを開くと差出人は空欄。


「なになに……ファンデルジュの世界を極めた者へ?凄いタイトルだな…極めたってのは…ちょっと嬉しいかも。

えっと…アンケートにお答え下さい…か。運営からのメッセージってことか?

ハマっているゲームだしアンケートくらい答えとくか。」


カチッカチッ…


アンケートと書かれたリンクに接続すると、真っ白な画面の中央に簡素な文字列と、はい。いいえ。の二つのボタン。


『ファンデルジュの世界は好きですか?』


「好きだからやってるわけだしな。」


カチッ…


『貴方の世界は好きですか?』


「どんな質問だよ……でも、これは……」


カチッ…


『ファンデルジュの世界でシンヤとして生きてみたいですか?』


シンヤというのは俺のキャラクターの名前。この名前にしたから愛着が湧きすぎた。というのもやめられなかった理由の一つだ。


「うーん…どうだろうな……って。なに真剣に考えてるんだよ。それくらい楽しめたか、って事だろ。」


カチッ…


『二度と戻って来れない片道切符だとして、それでも…


ファンデルジュの世界で生きてみたいですか?』


「…………」


この文字列を見た時、真剣に考えてしまった。


本当に…もし本当に、俺が二年間の時間を捧げてきたこの世界に行けるとして…今生きる世界に未練があるのだろうかと。


答えは直ぐに出た。


未練は全く無い。それが片道切符だとしても、俺は…


カチッ…


俺は『はい。』のボタンを押した。


「………………」


『回答ありがとうございました。』


「ですよねー。何やってんだ俺は。

さっさと宿に戻して、今日は寝るか。明日も悲しき社畜をしなければならないしな。」


ダンジョンを出て、宿にキャラクターを押し込み、俺も布団に潜り込む。


「でも…もし本当にやり込んだゲームの世界に行けるなら…………止め止め!こんなこと考えるなんて!俺はもう30越えてんだぞ!」


まぶたを閉じて今日の疲れを癒す為に眠りに落ちる。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



キーーーン……


酷い耳鳴りがする。体がフワフワしてどこか現実味の無い感覚。まるで体が無いような…


真っ暗な視界。瞼を閉じていれば当然だろう。


ゆっくりと瞼を開くと、見知らぬ場所。


というか水の様な物の中だ。

コポコポと音がして目の前を気泡が上がっていく。でも苦しさは無い。息も出来ている。


何度かまばたきをしてみるが、景色が変わる事は無さそうだ。

夢……にしては色々な感覚が鮮明な気がする。


首を動かして周りを見てみる。どうやら俺は水晶の様な形をしたガラスの中に閉じ込められているらしい。


しかし…この入れ物何処かで見た様な……


ピキッ!


突然目の前のガラスにヒビが入る。


ヤバい気がする。


ピキピキッ!


ザバーって出ていくやつだ。これ。


バキンッ!


入れ物の正面が割れ、想像通り俺の体は液体と共に外へと放り出される。


「ケホッゲホッ!」


水の中に居た時は苦しくなかったのに、外に出た途端喉をせり上がってくる嘔吐おうと感に襲われる。四つん這いになりき込むと、胃の中から液体がドポドポと流れ出す。


「ゲホッ………あ゛ぁーー……どうなってるんだ…」


顔を上げると、淡く青い光が部屋の中を照らしている。

見回してみても、俺が入っていた入れ物以外には特に目に付く物は無い。


「……ってか裸っ!?」


自分の格好を見て驚く。


「な、何か着るもの……有るんかーい!」


何故か部屋の隅に台が有り、そこに服が置いてある。落ち着く為にも、とりあえず服を着る。


「なんだこの服…?珍しいタイプの服だな……何処かで見た様な…」


とりあえず着てみたが、懐かしい感じがする。

袖のない安物の白い生地の服に、これまた安物の黒い生地のゆとりがあるズボン。


「それより……俺の腹筋どうなってんだ…」


服をめくり上げて腹筋を見る。ぽよぽよまっしぐらだった腹筋が、バッキバキのシックスパック。手足も少し違う気もするし……


ふと振り返り、俺の入っていた入れ物を見ると、割れたガラスに映り込む顔と目が合う。


「…………シンヤ?!」


自分の顔をペタペタ触りながら確認する。その顔はファンデルジュの中で俺が操作していたシンヤの顔。一人称視点のゲームで、シンヤの顔はほとんど見る機会が無かった為、気付くのに少し時間が必要だったが…

気が付いたのは、中学か高校生くらいの自分をモチーフにしていたからだ。短くも長くも無い黒髪に、黒い瞳。何処にでも居る平々凡々へいへいぼんぼんの日本人青年だ。

ただ、身長とか色々と見栄を張ったところはあるが…


「うーん……違和感しか無いな。」


割と素直に今の状況に馴染めているのは社畜根性からなのか、そういう人間なのか…自分でもよく分かっていない。


「痛みも感じるし、あのメッセージは本物で、俺は片道切符を使ったって事か…使った覚えは無いが……」


薄暗い部屋の中で腕を組んで考えを巡らせる。


「となると、ここはファンデルジュの世界か。

外に出れば分かるだろうが…どうやって出るんだ?」


壁を見ても出口らしき物は見当たらない。


「んー……よし。困った。」


ブォン…

「っ?!」


突然背後の壁が開き、ビクッとしてしまう。


「お、おー…解決した…」


恐る恐る出口から顔を出して見ると、そこにはファンデルジュでキャラクターを作成した時に必ず持っている装備が一式置いてある。お金少々、鉄製の剣、皮の胸当て。


「なるほど。こうしてキャラクターは装備を手に入れていたのか…

ちょっと待てよ…」


このファンデルジュの世界にはいくつかゲームらしい部分も存在した。


その一つはインベントリ。


ほぼ無限とも言える程の持ち物を詰め込める魔法の収納スペース。

本人の魔法でしか開かず、他の者には取り出せない。

この世界で一番使う回数の多かった魔法だ。


「いやいや。その前に…」


早速開こうとしたが、その前に確認しなければならない事がある。ステータスだ。これもゲームっぽいところの一つ。


キャラクターには必ずステータスが存在し、体力、空腹度、魔力等のステータスが見られる様になっている。


キャラクターが生成されて直ぐは魔力がほぼ無い状態で、インベントリの魔法を使うだけで魔力切れになりその場で気絶する。極悪な設定が健在ならば、生成されたばかりの俺が使えばここで気絶する事になってしまう。


本来であればモニターにステータスを表示させるボタンが存在するのだが、当然そんなものは無い。


「ここはお決まりの……ステータスオープン!」


フォン…


「おぉー…」


目の前に現れた見慣れたステータス画面。


「うーん……分からん。」


しかし、現れたステータス画面は、数値が全て文字化けして何が書いてあるのかさっぱり分からない。


「ステータス自体が使えなくなってるな……こうなったら一か八かだ!」


人差し指を突き出して、インベントリの魔法陣を描く。


描ききったところで白い光が淡く溢れ出し、ステータス画面の様なインベントリ画面が現れる。


「お。こっちは正常だな。」


インベントリの方は文字化けしておらず、内容が分かるようになっている。


「これは…昨日のままだな。」


インベントリの内容は、昨日ログアウトする前の状態そのままだった。その時身に付けていた装備もしっかりと中に入っている。


「となると…ステータスもあの時のままと考える方が自然か……インベントリ開いても気絶しないしな。

で、ここが何処か…ってのは分かりきってるな。」


キャラクターが生成されると、必ず皆同じ場所からスタートする。


小さな神殿風の建物。それがこの世界でのリスポーン地点。

この神殿風の建物があるのは、所謂いわゆる始まりの街というやつで、ポポルという街だ。

小さな街だが、一通りならば、なんでも揃う。


「本当にこれは夢じゃないのだろうか……夢なら夢で楽しむ方が得だな!」


未だ半信半疑はんしんはんぎだが、自分の育てたキャラクターになって、没頭した世界に入れているのだ。楽しまなければ損だろう。

一先ず、俺はこの世界を楽しむという目標を定めた。


「装備は……始まりの街だしこのままの方が良さそうか。

よーし!行ってみよー!」


神殿風の建物を出ると、少しだけゲームの中とは違う事に気付く。


建物の周りには草が生い茂り、道はほとんど無くなっている。ゲーム内ではしっかりと整えられていたのだが…


「人が入ってこなくなったからなー…」


新規のプレイヤーは入らなくなっていたし、一度出てしまえば、ポポルの街に立ち寄ることはほとんど無い。その影響でこうなったのだろう。


「少し寂しい気がするな……」


残念に思いながら草を掻き分けてポポルの街へと向かう。


「おー。ポポルの街だー。」


リスポーン地点の風景は変わっていたが、ポポルの街は何も変わっていなかった。

リスポーン地点からポポルの街へ向かうと、初めにポポルの街全体が見渡せる小高い丘に辿り着く。演出というやつだろう。


街中の建物は全て木造で、家々の周りを取り囲む様に畑が広がっている。畑には青々とした植物が立ち並び、野菜や果物が実っている。


「懐かしいなー!突撃ー!ひゃっほーーい!」


丘を走って下っていく。

30のおじさんの体では足が回らないかもしれないが、今は十代。思う様に体が動く。

それに、鍛え続けたステータスを持った体だ。バッキバキだぜ!


「到着!」


ポポルの街の入り口に、ものの数分で辿り着く。


「俺…速い!」


「何者だっ!!」


到着早々、簡素な柵の前で門番らしき二人の男に止められる。ゲーム内ではこんな柵も門番も居なかったと記憶しているのだが…


叫んで俺を止めたのは短い茶髪でキツめの顔、筋肉質の体の男。戦士!と言った感じの男で、見るからに真面目そうだ。

もう一人黙って立っているのは、長い金髪、切れ長の目を持った細めの男。こっちは真逆でチャラそうな男だ。

自動的に生成されるイベントが目玉の一つであるファンデルジュ。だが、俺の知る限り、着いて早々にこんなイベントは無かったと思ったんだが…


「あ。シンヤと申します。」


「ぶっ!あはは!」


「そういう事を聞いたのではない!」


「ん?名前じゃなかったの?」


この世界で初めてのコミュニケーションでいきなり変な回答をしてしまったらしい。

この世界で、人と喋らなかった弊害へいがいがいきなり俺を苦しめるとは……


「何をしに来た?」


「え?何って……なんだろ?」


「俺に聞くな!怪しい奴め!」


「向こうから来たってことは、もしかして渡人わたりびとか?」


「そう言えばそんな風に呼ばれてたな。」


NPC(ノンプレイヤーキャラクター)と呼ばれる、プレイヤーが操作していない、この世界に住むデータ上の存在。この世界では、そのNPCがプレイヤーの操作するキャラクターを呼ぶ際に、渡人と呼んでいる。


「渡人だと?」


「そうそう。上の神殿風の建物の中から出てきたんだ。嘘だと思うなら見て来たら分かる。」


「……いや。本当の様だな。」


「え?」


「その腰に差してる鉄剣さ。そいつは渡人にしか使えない物でな。他の者がその剣を持つとどこかに消えるんだよ。」


「あー…そんな設定あったな。」


「設定?」


「あ、いや。こっちの話だ。」


「それにしても、渡人とは珍しい。最近はほとんど居なかったのだが。」


「色々あってな。」


「……まあ良い。どうせ直ぐに居なくなるからな。」


殆どの人はすぐに諦めて消えるか、乗り越えられてもこの街には留まらない。その事を言っているのだろう。


「渡人という事は、まず冒険者ギルドだな。この道を…」


「いや。勝手は分かってるから大丈夫だ。」


「ほう。」


「それより、二人の名前を教えてくれよ!」


「なに?」


「名前だよ名前!俺だけ名乗るなんて不公平だろ?」


「勝手に名乗ったのはお前だろう?!」


「でも聞いたろ?」


「ぶっ!あっはっは!面白い奴だな!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る