ファントムリベリオン 

綾来タリ

物語の始まり

東京新宿

「ちゃっちゃとやるよ」

「わかった」

「みんな、声は聞こえてる?」

全員が聞こえてるよといった

「二つ向こうのホテルに入るのを確認した」

「了解したよ」

その少女たちは小型のナイフを持っていて

目には殺意がこもっていた

「巡は通りすがるように撃つのよ」

「わかった」

「鈴音は殺せなかったときのために打ち込みようのナイフで刺すのよ」

「わかったぞ」

巡はターゲットのほうに歩いて行った

残りの距離は短い

このまま行けば、やれる!

「ごめんね、君たちの獲物貰うから」

空間置換

そのとき青年の声が聞こえた

「お前の罪は重い、だから死んで貰う」

「な、俺が何をしたっていうんだ!」

「そんなもん自分の心に尋ねろよ」

「な、誰か!助けてくれ!」

誰もその声には気づかず道は進んでいく

「残念だったな」

「こんなクソガキに殺されるのはごめんだ」

そう言い放つと俺のことを鞄で殴ろうとした

そんなことは無駄なのに

鞄を刀で切った

「な、なんでなんでなんだよ」

「助けてくれ、お願いだ金はいくらでも」

喋ってる最中に首を切ったのだ

「なんでも金で解決すると思うんじゃねー」


全てを食するオールイーター


東雲学園

それは能力者が集う特別な学園だ

事実上の機密組織

この学園は行き場のない能力者を集めた学園

親の職業柄その姿を見せれないのも入ることが出来る

「その、一つ聞きたいんだけどいい」

「な、なに?」

「なんで殺せなかったの?」

「それが、よく分からない奴に邪魔された」

「邪魔?」

「君たちの獲物貰うねっていわれた」

4人はなにをいってるんだという顔だった

「それでその場で殺したのそいつ?」

「それがね、ターゲットがいなくなったの」

「じゃあ、能力者ってことか」

そのことから二日が過ぎた

そこに転校生が来ることになった


そこには生徒が2人と教師が1人居た

「先生から自己紹介をどうぞ」

「あ、ありがとうございます」

その先生は茶の長髪だった

肩まで髪があるのに、美人というよりかは

可愛いの種類だった

「私は一ノ瀬桃花っていいます」

一ノ瀬桃花 23歳 趣味は読書

そして一ノ瀬桃花は、俺の護衛対象

一ノ瀬桃花には封じられた能力がある

その能力は■□■□■□だ

やはり話してもノイズが走るようだ

「これから、皆さんの先生として頑張るんで

是非ともよろしくお願いします」


よろしくという人も居れば

何も喋らない人も居る

「えーと、俺の自己紹介ですよね」

「ちゃっちゃとしなよ」

「俺の名前は汐谷零しおやれいです、よろしくお願いします」

そういうとあの時俺のことを見た奴は察したのか舌打ちを小さくした

「そしてこの小さいのが汐谷蕾しおやつぼみだ」

蕾はよろしくお願いしますと俯いていった

「それじゃあ汐谷さんたちは一番の後ろの席ね」

「わかりました、行くぞ」

そういうと俺と蕾は席に向かった

隣の席で良かった。

「それじゃあ、みんな自己紹介しよっか」

「わかった」

「まずは水瀬詩織みなせしおりさんからかな」

「私は水瀬詩織っていいます、特技は料理

夕方の寮のご飯は私が作ってます」

そうなのか、まるでお母さんみたいだな

「いまお母さんみたいだなと思いましたね」

「まぁまぁそれは事実だから私は東雲巡しののめめぐる

巡って呼んでくれれば良いよ、」

巡か、食べ物は洋風なものが好きと

「あ、次私?私は伊織鈴音いおりすずねです!よろしくね!

好きな食べ物は、うーん紅茶!!」

「いやいやあんたが好きなのはお肉でしょ」

「へへ、そうだった」

「何となくだけど理解しました」

あとはこのクラスの唯一の男子だな

「俺のことだな!俺はな 天城蓮あまぎれんだ、まぁーエースってところだな」

「何を言ってるのよ」

「炎の使い手なんだからさ、それはエースっしょ」

「そんな定義どこにあるのよ」

「え、ないの?」

「漫才はそこまでにしときな」

そう言われて2人は言い合いを辞めた

「ラストは私か、私は黒羽霞です」

「そ、それだけ?」

「それだけ」

一ノ瀬先生は戸惑いながら

「それじゃあ、授業始めましょう」

そういって1限目が始まった

そう、これはプロローグ

全ての物語は彼女達のためのもの

彼の本当の姿を誰も知らない

そんな物語だ

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