40 名案

俺は、早朝、皆に名案を伝える。


「えらい早いやんか」

「おはようございます」

海老名のおっさん。俺ら2人、ノー活躍組。

やがて、蓮賀さんと、コハルちゃんが来る。大活躍組。


「2人とも早いな?」

まあ、疲れてないですから。


「皆、何か報告はあるか?」

ございます!大事な事!


「実はレベル上げについての、意見があります。効率的な方法を、考えました!」

これしかない!


「レアモンスターを倒す事です!」

経験値が多いモンスターを狙うって事だ!


「ああ、他には?」

ちょっと!蓮賀さん、軽く流さないでよ!今の意見、凄いでしょ?もっと違う反応があるでしょうに!やり直し!


「だから、例えるならメタル系を倒すみたいな、事ですよ!そうすれば、レベルアップできます!」

どうだ!?


「なるほど、わかった。後は無いか?」

何その無反応!?


「弥子を助けれる期間は、2週間しかないの。だから・・」

コハルちゃん、俺のこの名案に驚いてくれない、何故なんだ?


「だから、レベル上げするんだよ」

強く言う俺に蓮賀さんが、


「解った、レベル上げをしよう」

って言う。おお、解ってくれた・!


「崖のダンジョンでな」

え?また苦戦したダンジョンに行くの?しかも昨日行ったじゃん。


「コハルが装備してる猫の鈴で、矢の攻撃は(命中100%ダメージ2倍)の状態なんだ。あの崖は鳥系のモンスタ―が多く居る。行くしかない」


俺は元~渦~プレイヤーだ、だから、知ってるんだよ。思い出したんだ!前、レベル上げした、ダンジョンに、レアモンスターが、居るんだって!まだ、13日あるんだから、試しに行ったって良いでしょ?


しかし、願いは通じずに、崖のダンジョンへ向かった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る