第7話 神崎沙耶香
「ねぇ〜、たいちぃ〜!今日、放課後、ウチとタピオカ飲みに行こうよ〜!」
こんな感じでフランクに誘ってきた、このギャルっぽい人は、神崎沙耶香だ。
神崎さんは、ザJKって感じの女の子で、コミュ力も高い。
スカートも短いし、腰にカーディガン巻いてるし、髪の毛は白石さんよりも断然明るく、金髪っぽい茶髪にしていて、肩より長くてウェーブがかかっている。
そしてはちゃめちゃかわいい。さらにギャルっぽいけどめちゃくちゃ優しい。
よく話しかけてくるし、スキンシップも多いから、勘違いする男子が続出して、告白すら人が多いらしいが、もれなく断られているらしい。
僕も勘違いする1人になりかけたが、いや、勘違いして告白しかかったが、危ない、危ない。
そう簡単に僕が好きになると思うなよ。いや、もう正直好きだけどね!
話を戻そう。
えっ、僕を誘ってきているのか?
こんなの他の男子にしてるの見たことないぞ?
僕は問いかける。
「えっ、神崎さん、僕と2人で?」
「そう!2人で!ダメじゃないよね!はい!決定!遊ぼう!!」
即答された。
そして決定された。
その後、僕と神崎さんは2人で駅前のタピオカを飲み、神崎さんのマシンガントークを浴びながらも楽しくお喋りして解散した。
ちょっと待ってくれ。
こりゃ脈ありか?
僕だけだぞ?2人きりでタピオカ飲んだの。特別なのか?僕って神崎さんにとっての特別なのか?スペシャリティーなのか?
いや、待て、太一。慌てるな。まだ慌てる時間じゃない。
ただの友達という線もギャルの神崎さんならあり得る。ギャルにはATフィールドがないのだ。
危ないとこだった。焦るな焦るな。
惚れるとこだったぜ。いや、惚れてますよ。だが、働く僕の自制心!
神崎さん!僕を鋼鉄の自制心を舐めるなよ!簡単に告白なんてしないんだからねっ!
いやあ、でも神崎さん、かわいかったなぁ〜。マジで、ガチで。やばすぎアゲリシャスぽよぽよ丸だった。
白石さんとも神崎さんとも喋れるなんて僕のキャラ最高すぎる!!!
まんまるでよかった〜。
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