第7話
ひとつ、
ひとつ、口笛を
ひとつ、
「おーい! 聞こえるかー?」
「こりゃもうだめじゃ」
「
「なぜ
「お主、
「と、申されますと?」
「……本当は
「
「いや、真面目な話! それなら
ひとしきり
「ここで
と、
「では、人助けをいたしましょうか」
しかし
「何するつもりだ?
「中の方々を助けます。あなたこそ
「はあ?
二人が
「おい、なんでここで
「そんなの、にわかに
「わかった!」
「あんたの言う通りにする。ここは
「
「
「
後半、声が大きくなった
「そうさな~。仕方ないな~。
シンのねちっこい物言いに、男もさすがに
「……本当にできるのか?」
「
「
「
「もし、お助けできなかった場合の
「…………」
「……では、
言って、
「こちらの
「おいっ!」
「よろしく……
「おまかせを」
しばらくすると、箱の中から光の
「なんと
見ているもの全員がうっとりしていると、その光が消えたところから、
「え?
地面から
その数たるや、
「ひいぃっ?」
「さすがにこれは……」
「キモ……」
「すげぇ……!」
「どうなってるんだ?」
「
ボロボロ
「出口か……?」
「……助かった?」
「出口だ……!」
男は、
「ありがとう……ございます!」
「ありがとう! あんたたちのおかげで、
「本当に……ありがとう。助かったよ」
「あんたすごいねどうやったんだい?」
村人たちは口々に
次々にくる人に、
助かったことへの
そして、気づけば、もうとっぷりと日が
「
「おい、そこの……
「
「
「おう。今いいで。何や?」
「ここでは……あっちの岩場で話したい」
「? わかった」
二人は、人知れず
人の横顔にも
「……来ましたね」
こっそりと二人を
何をどうやったのか、
「あいつら何やってんだ?
「
「あ、
「
「そ、そーゆーものなのか?」
野次馬のようにのぞき
先に口を開いたのはマコトだ。
「
「お礼なら、
「あんたがあの中で
――ところで、
「ああ、数は数えてないが、ざっと見たところ、あんたの村全員分でも
「ならば、それをもって早く
「は?」
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