ユラはみんなに教えました。コロコロ菌は怖いのです
ユラは、セバスに泣きながら抱きつく
「わーん 会いたかったのぉセバスぅーグスン 」
「私もですよ!これからはユラ様にずっとお仕えできますからご安心ください…グス 」
セバスと離れたユラをキルエラが抱きしめる
「ユラ様やっと… グスンお会いできました、これからここでユラ様のためにずっとお仕えしますからグスン」
チアリーもユラを抱きしめ
「ユラ様もう私達の前からいなくならないでください… グスン」
「うん♪この森のお家がユラのいる場所だから」
ユラ達は、落ち着きセバスからここに来た経緯を聞き、ユラはエナとコハク達を誉める
「エナ、コハク達、ありがとうユラの大切な家族を助けてくれて」
ガウガウ『当たり前だ、我らもユラ様の家族なのだから、これからも我らが守る』
『うん♪お願いね』
ユラは、改めてログハウスの事をセバスに聞く
「ねえセバスこのログハウスはどうやって建てたの?」
「はい!これは皆で協力して作りました!エナ様が魔物を使役して木を伐採して運んで下さり、大型の魔物レッドグリズリ、ワイルドボアが枝を払い木材の皮を剥ぎ、ギガエレファンが組み立を手伝ってくれ、私とチアリー達は、中のテーブル椅子、ベッドなど組み立ててました。」
「凄く大きくておしゃれなのです♪」
ユラがセバスと話してる時、チアリーとキルエラがパルマとダーリアが再会を抱き合って喜んでいた。
「ユラ様みなさま、お茶をご用意してますので、中にお入りください」
ユラ達は、セバスの案内でログハウスの中に入るとユラが声をあげる
「うわーひろーい!ねえセバス他も見て来ていい?」
セバスは、首を横に振る
「ユラ様申し訳ございませんが皆さんお疲れのようなので、今日のところは我慢して、まず皆様にお茶を飲んで頂きながらこの場所の説明をお願いします」
「うー わかったのです」
「エナユラお兄ちゃんと並んで座りたいの」
「うん♪一緒に座る」
セバス達が手分けして全員にお茶を出し終わりユラに話をするようにうながされる
ユラは、立ち上がり話を始める
「皆さんお疲れ様でした。ここがユラの住んでるミラブル大森林のお家です、ここからこの森を抜けるのに、どの方向でも最低700km以上かかります。ユラの住んでるここは、すぐ近くにポーション作成洞窟があり、その西側一帯は、野菜畑、穀物畑が広がりこのお家から南に数キロ行ったところには、大きな湖が広がっています、何もないところですが、安全な場所です、だから皆さん安心してください」
セバスが補足を始める
「ここは、確かに町に住んでいた皆様には、何もなくて不安になるとおもいますが、ユラ様の開発された数々の設備があるので、むしろここは、最先端の設備がある大変便利で安全な所です、各設備の使い方は、後程説明させていただきます」
パラオラースが、立ち上がりポーション作成について説明を求めて来る
「ユラちゃんポーション作成は、ここでないと出来ないとは、どういう事なのか説明してほしいのだけど」
「うーんこの説明は、病気の原因とも関係するから、みんなよく聞いてほしいのです、ここで作る数々の設備もその事が関係してるからみんな知ってもらった方がいいのです」
それを聞いて全員真剣な表情でユラを見つめる
「うう…何か恥ずかしいのです…」
「ユラお兄ちゃん♪エナにもわかるように説明してください、そしたらみんな理解するのです」
チアリー達もうんうんと頷いている
「わかったのです、解りやすく説明するのです、みんなはヤマタイ国で、起こってる食糧不足や病気の原因わかってますか?」
パラオラースが皆を見て答える
「ユラちゃん私達には、全くわからない、おそらくユラちゃんが作った設備もそれに関係してるって事なんだよね」
「はいなのです、この事は、ポーション作成にも関係しますのでよく聞いてほしいのです」
「何だと!ポーション作成にも関係するって…それがわからないから今まで失敗していたのか… 」
「じゃ説明するね、コルリ達もよく聞いてね、私達人間も獣人も魔物も生きて行くためには、呼吸をして水分も補給しないと生きていけないのです、ここはわかりますよね」
皆がうんうんと頷く
「じゃ呼吸をすると言う事は、この周りにある空気を吸い込んで身体の中に入れます水もコップとかに入れて口から飲みます、目で見てコップの中に変なのが浮いていたら飲まないよね、呼吸するときも煙とか吸い込んだら咳き込んだりするよね、その目に明らかに見えていた物が見えないレベルまで小さくなって、それが危険な物だったらどうなるかわかりますか?」
皆が驚きの表情を見せ考えている
「目で見えない危険な物か、なるほどそう言う事か」
ユラはみんなが少しわかってくれたのですごく嬉しくなりました
「たぶんこの世界の人はそういう知識がないから対策できなかったのです」
パラオラースは頷きユラに質問をする
「知識か・・ 確かに何も知らないからどうしようもないなぁ」
ユラは集まってる者達を見ると
「その知識もない私たちに目に見えない危険な物そう名前つけるならコロコロ菌を簡単に発生するようにしてたらどうなると思いますか?」
「「「「「「あー!」」」」」」
「そんな見えない強力な菌が簡単に発生したら、私達は、滅んでしまう…」
ユラは頷く
「そう、それだけ人間を憎んでるみたいなのです、だから危険な菌が簡単に発生するようにしたのです、女神様は一度人間族を世界から滅亡させるつもりです」
「そんな… 悪い人間だけじゃないのに… 」
誰かが叫ぶ
「ほんとに女神様なの?まるで邪神じゃん!」
「ユラは、女神様には、負けないのです!みんなユラを信じて協力してください!」
皆頷く
「女神だか、邪神だか知らないけど、私達には、可愛い妖精様がいるのよ!皆で協力するわよ!」
「「「「はい!」」」」
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