ユラは、女神様に対抗するために森に帰りました。
「ユラちゃん…ユラちゃん…」
「……」
「ユラちゃん…」
「あ・ごめんなさいなの…」
「ユラちゃん光った後ずっと動かないから心配したのよ!」
「ごめんなさいもう大丈夫です」
キャサリンは、ユラを見つめ固まるイレリーナに会議を続けるように指示をする
「イレリーナ、驚く気持ちはわかるけど聞くことあるでしょ」
あそうだ、これからの事、問題の対策の事聞かなきゃだ
「ユラ様、いろいろと聞きたい事あるのですがよろしいでしょうか?」
「むー」
ユラは、みんなの態度が変わったのを感じて全員を見つめ話す
「あのキャサリン母様、ここにいるみんなにお願いなのです、さっきの光は、何であんなこと起こったのか知りません、でも今で通り接して欲しいのです、ユラは、妖精じゃないのです!」
「では、改めてユラちゃんは、これからどうしたらいいと思いますか?」
「はい!問題解決のヒントは、このマヤ村なのです、マヤ村は、疫病の問題、食糧の問題、全て解決してるしてるのです、だからこの村に人を集めてください、この村を拠点にしてユラの作ったシステムをヤマタイコクに広げて行くのです。」
イレリーナは、ユラに質問をする
「それは、いいのですが、ユラちゃんは、どうして周りの環境に問題があるとわかったのですか?」
「ユラには、沢山の知識があります、だからいろいろ調査して環境が全ての元凶だと思って対策しました。でもこの世界の女神様は、もっといろいろな事してくると思うのです、ユラ一人では対抗出来ないのです、だからみんなに協力してほしいのです」
「水とトイレと畑ね、ユラちゃん水は川の水もダメなの?」
「ダメなのです!虫とか菌がいるのです、だから飲むなら煮沸してからにしてください」
「菌?煮沸?」
「近くの川の水はいろいろな目に見えない虫がいるのです、それが身体の中に入って病気の原因になるのです、だから川の水を飲むときは、必ず鍋とかに入れて火にかけて沸騰させるのです、そしたら大丈夫なのです」
「トイレもユラちゃんが作ってくれた設備以外でしたらダメなのね」
「はい!絶対ダメなのです、だからここが拠点になるのでみんなに守るように教えてほしいのです」
「わかった、あとは、畑なのだが、あれはどうしたらいい?」
「キラーハウスの中の畑は、普通の畑より成長が早いので、管理して収穫をお願いします、今もう材料ないのでこれ以上何も作れないけど、森に帰って沢山作ってくるのでキラーハウスの場所今の5倍の広さ確保してください」
「わかった、後はなにかあるか?」
「ユラが作ったトイレシステムと水道のシステム、キラーハウスこれを組み立てる人が沢山ほしいです、水道もトイレもハウスもみんなユラが森でキットで作るのです、それを運んで組み立てる人がほしいです、キットで作る方が沢山早く作れるのです、この3点を沢山作るほど多くの人を救えるのです」
「わかった人員を、確保しょう」
「あとポーション職人のパラオラースさんにお願いあるのです」
パラオラース達3人のポーション職人が立ち上がる
「はい!なんでしょうか?」
「パラオラースさんは、ユラの作ったポーション飲んでどう思いましたです?」
「正直全然次元の違うレベルのポーションだと思いました。できれば作り方を教えていただければと思います」
ユラは、頷きパラオラース達を見つめる
「ポーションは、材料が
あってもここでは作れません、一緒にユラの住むミラブル大森林に来てもらわないと作れません、いいですか?」
パラオラース達は、ユラの発言に驚く
「え?材料が合ってもここでは作れないと?それは、私の工房でも同じでしょうか?」
「はい!たぶん… 何故かは、森に来てもらったらわかると思います」
「わかりました、ユラちゃんに同行します」
「あとイレリーナさんにお願いあるのです、鍛治スキル持ってる人、得意な人、工芸スキル持ってる人、得意な人、土魔法が使える人を集めてほしいのです、その人達もできたら森に来てもらうように話してください」
「了解した。あとは、もうないか?」
ユラはしっかりと顔をあげてキャサリン達を見ると
「キャサリン母様、イレリーナさんお願いがあります、このマヤ村の設備を守ってください、ミラブルの森はコルリ達にお願いするから魔物が村を襲う事ないです、でも他の影響あると思います、何かわかりません、相手は女神様だと思ってください!だからルールを絶対守って設備を守ってください」
ユラの言葉に騒然となる
「な・何かしてくるのが女神様だと言うのか!信じられん!女神様相手ならどうしょうもないではないか!」
「そうだ!女神様相手に何をしても無駄よ!私達は、終わりだあー」
皆が落胆する中キャサリンが皆を叱りつける
「女神様が何をして来ても私達には、ユラがいるじゃない!あなた達は、何を見てたの!ユラあなた正直に答えなさいさっきの光は何だったの!」
「え?な・何でもないの… 」
キャサリンがユラに歩み寄り膝を折り視線を合わせる
「ユラ!お母さんに正直に答えて!この国を救えるのは、あなただけよ!でも一人では出来ないでしよ!どうなの!」
「……でも言ったらみんな…」
「 ユラ!私達を信じて!だから教えて」
「わかった… ユラは、全能神アマテラス様にお願いされて加護を、与えられた。ユラが死ぬ事はないって…」
「えーー!全能神アマテラス様にお願いされたってつまりアマテラス様の使徒になったって事なの?」
「………」
「「「えーー!ユラちゃんが使徒様…」」」
「むーー」
キャサリンがユラを見て集まった者達に諭す
「こら!ユラがアマテラス様の使徒でも妖精でも関係ないでしょ!今まで通りしないと私達の前からいなくなるわよ」
「そうよね、ユラの姿が変わったわけでもないし、優しいままのユラだし… ごめんねユラ」
「「今まで通りするね、ユラ」」
「はいなのです」
イレリーナが全員を見て話す
「では、私達は、ユラちゃんの言われた事に注意してこの村を守り、ユラちゃんの言われた者を集めるのだ、シルキー達は、急ぎテレストとモントペールに向かってくれ、疫病感染者の確認の状況を見て来てくれ」
「わかりました、すぐに向かいます」
「ユラちゃんは、パラオラース達ポーション職人と、村にいる鍛治と工芸ができる者を連れて森に戻ってくれ」
「わかったのです、トイレ、水道、キラーハウスは組み立てるキットにして届けるのです」
「ラメル、テラは戻って来てキットを組み立ててもらうからしっかり説明を聞いて置くこと!」
「「わかりました」」
「キャサリン母様行って来ます」
「行ってらっしゃい気をつけるのよ」
ユラはパラオラース達パルマ達を連れてマヤ村を出てミラブルの森に向かった。
ユラ達は、森に入るとユラが周りの人達に説明をする
「今からユラが使役する魔物が来ます、驚かないでください、ここからユラの住む森のお家まで、ラースキラータイガーの背中に乗って一日かかります、今日初めて乗る人ばかりなので、今回は、スピードを抑えて走ります、なので途中で夜営するつもりです」
皆が頷くと、コルリからもらった笛を吹く
暫くすると
ドドドドドドドド
ドドドドドドドド
ドドドドドドドド
巨大な虎の集団が集まってくる、さらに音が響いてくる
ドドドドドドドド
ドドドドドドドド
白い大きな狼と金色の大きな狐、熊やウサギ、と複数の魔物達も現れる
パラオラース達は、集まって来た魔物達を見て驚き震えだす
『な・何この魔物達、あの時私達を助けてくれた魔物もいるけど、あの狼と狐と熊どれも見たことない魔物ね、あの魔物達から溢れてくれ魔力半端ないんだけど、ほんとにユラちゃんって使徒様なんだ…』
ユラは、コルリ達以外にこの前仲間になったフェアリー達も集まって来て驚いている
『どうしょう…コルリのグループだけでいいんだけど…喧嘩とかしないよね』
するとフェアリーが連れて来たグループが整列している
『ご主人様、私達も同行する事をお許しください』
『私達は、大丈夫です、本気で走られたら私達では彼らについて行くこと出来ませんから、私達は周りを警戒してついて行きますから』
『ありがとうフェアリー向こうに行ったら、手伝ってもらうことあるからみんなにも言っておいて』
『わかりました』
ガウガウ『ユラ様あれは神獣様では?よろしいのですか?』
今度はコルリ達だ
『大丈夫ユラ達は、コルリ達がお家まで運んでくれる?周りの守りは、神獣のフェアリー達がしてくれるから、ただみんなコルリ達に乗るの初めてだからいつもの半分位のスピードで走ってね』
ガウガウ『わかりました』
コルリ達全員伏せをして待っている
「みんな怖いかも知れないけど、この虎の背中に乗ってください、後振り落とされないように、しっかり捕まっていてください」
『コルリみんなに落とさないように指示してね』
ガウガウ『わかりました』
ユラ達は、ラースキラータイガーの背中に乗りミラブル大森林の奥深くにある家に向かったのだった
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