ユラは、意地悪する人達に狙われてるみたいです
☆・☆・☆
カラリエルの世界を見つめる女神エルリエルは、ユラを見つける
やっと見つけたわ、あの子どうしましょう、様子見るつもりだったけど、あの子私を阻害する結界の中にいたとは、思わなかったわ、ここは、早めに私の邪魔をする、あの危険なあの子供を排除したいわね、幸いあの子大陸の北側の国に住み着くみたいだし、さっそく虐めてあげるわ
しかしあの子、あの滅びかけた村に何をしたのよ、まさかあの人の目で見つけることができない虫を見つけたの?井戸を枯らして、川の水飲むように仕向けたのに、何よあの変な装置は、あの子水にも気がついたの?
それに一番虫が発生しやすい排泄物が全然ないじゃない!どう言う事?これもあのあの子が作った装置のせいなの?それに雨を降らせても、あの村どこにも水たまりができてないわ、どうしてよ?これじゃ吸血する虫が発生しないじゃない!ほんとになんなのあの子は、いまいましい!まあまだ食糧問題があるから心配ないだろうけど、念のためミラブルの森の、オーク達にあの村とあの子を襲わせようかしら、私の邪魔できるのは、あの子だけだから
あとは、もう少し大陸南側を豊かにして、調子に乗せると北側を襲ってくれるかしらフフフ
今度は、妖精のあの子達に、やらせてみましょうフフフ
「さぁ醜い人間達、欲望を増長させ滅びなさい!」
☆・☆・☆
ヒュン☆…
エルリエル様あの子事は、このエルスにお任せください♪
ふふん♪どうしょうかなぁ…
前回失敗しちゃったし、今度はじわじわってどうかな、やっとわかるところに出てきたし、周りに人間しかいないし、邪魔な魔物は森だし今がチャンスねフフフ
あの子を守ってた魔物さえいなければ、スライムより弱いくせに、エルリエル様の邪魔をして許せないんだから!いろいろ意地悪しちゃうよ、ユラちゃんフフフ
ヒュン…☆
☆・☆・☆
一方ブリンカー国では、各領地では、豊作が続き収穫量が増え、国王達の悪巧み会議も増えていた。
今日も定例報告と共に悪巧み会議が行われていた。
バッカスが現状の報告をする
「陛下我が国は、お荷物領地を切り捨てた結果、各領地からの税収も増え、国庫も潤ってます」
モルトン国王達も報告書に目を通し笑みを浮かべる
「北側を切り捨てたのは、大正解じゃのお、これ程変わるとは思わなかったわい」
「各農地も豊作が続いてます、ただヤマタイコク側は、害虫の影響も受け農作物にかなりの被害が出ています」
「我が国には、影響ないのか?」
「今の所は大丈夫ですが、向こうは、かなり深刻だと思います」
「そうか、さぞキャサリンは、苦しんでるだろう、」
モルトン国王達は、ニヤニヤ笑いながら会議を続ける
「今が収穫期ですから、国内の状況にさぞ驚かれてることでしょう、援助を申し込んで来るのも時間の問題かと思います」
モルトンは、ニヤニヤと笑う
「そうか、そうかフフフ… どんな要求をしてやろか、今から楽しみだわい」
バッカスがさらに報告をする
「陛下今ヤマタイコクでは、疫病が広がり我が国との国境の町にまで、発症者が出ています、原因も不明でかなりの速度で流行しています、我が領地に入ると大変な事になりますので、ここは、我が国に疫病の発症者を出さないためにも、ヤマタイコク側の国境の町を消滅させましょう」
「消滅?どうするのだ!」
国防大臣のバルモスが答える
「ファイアーバードを使います、Cランクの魔鳥ですから使役できるテイマーも複数いますので、彼らに命じ、テレストなど国境に近い町を襲わせます」
「なるほどのおそれで町を燃やさせて、町の民を追い出すのか?そやつらがこちらに来たらどうするのじゃ!」
「国境は、山岳になってます、闇ギルドに依頼をし逃げて来た民を襲わせます、もちろん女は、拉致するように言います
発症者は、顔を見ればわかりますのでその場で処分するように命じます、来るのは、ほとんどが女のはずですから、発症してない者は捕らえて、奴隷としてこの国の繁栄に役立ってもらいましょう」
それを聞ききモルトンは喜ぶ
「おお!それはいいぞ!」
「国境に近い町は、比較的豊かですからそこを潰せばキャサリン様は、無条件で頼って来ますよ、陛下」
「そうか楽しみだのぉフフフ…」
☆・☆・☆
ヒュン☆…
これがエルリエル様の言ってた人間ね、ふーんバカな人間が何かやろうとしてる、町に火をつけて、逃げて来たところを捕まえる?そんな事で上手く行くと思ってるの?疫病って顔に出るのはかなり進行してる状態だよ、潜伏してるのってわからないのにアホですか?どれだけスケベなの?
国境に逃げてくるの決まってるの?バカでしょ、もう少し考えなよぉ、しかしこの人間達バカで面白いから少し見てよ、ユラって子はレベル低くて弱いからエルスでも問題ないでしょ
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