ユラは何でこうなったのぉ
変装をしフェアリー達には、森の中を進んでもらうように言って、パルマ達と街道をゆっくり歩いて進む
「はぁーこんなに道が悪い所長く歩いたことないから疲れたのです」
「昨日凄い雨降りましたからね、街道もぬかるんでますから、足がとられ歩きにくいですから、無理もありません」
ズボッ!
「うぅ… また足が抜けくなった」
ダーリアがユラを抱き上げパルマがぬかるみにはまった靴を取る
「はい、ユラ様どうぞ」
「パルマお姉ちゃん!様ダメ!ユラ達は、姉妹だから絶対様で呼んだらダメなのです!」
「わかりました。」
「むー!丁寧な言葉もダメだからね!」
「はい!気をつけます」
「むー!」
「あ!難しい…」
ダーリアがパルマを見て笑いながら
「ユラが警戒する人が来たら私が話すからパルマは、しゃべらない方がいいわ」
「うん、そうする」
「お姉ちゃん、疲れたから、あそこにある岩の所で休憩しょう」
ユラ達は、街道を少し外れ森に近い大きな岩のあるところで、休憩しました。
ユラ達が休んでると街道を武器を携帯した、女性達が進んで来ました。
「ユラ様どうしたのですか?」
「あの人達キャサリンお母様の兵士なのです!ユラにキスしてくるシルキーさんもいるのです!見つかるとヤバいのです!」
「ユラ様大丈夫ですよ!服装も髪もそれに肌も色変えてますし、匂いも動物達の糞もついてますから、大丈夫だと思いますよ」
「そうです、私達も旅装のフードでかなり汚れてますから、長く旅をしてる姉妹にしか、見えませんよ」
「あ!こっち見た!ユラ寝たふりするのです、ダーリア後任せるのです」
「わかったわ、パルマ、ユラを膝枕して」
「はい!ユラ様失礼します、」
「パルマ!言葉づかい!もっとくずして!」
「あ!ごめん」
シルキー達は、街道から外れた岩場にいる3人を見つける
「おや?あんな所に旅人がいますね」
サルエラに言われてラエルもその方向を見る
「ほんとですね、女性二人と子供ですね、子供が寝てるようですが」
シルキーが街道を差し
「このぬかるんでる状態だ、おそらく足をとられながら歩いて来て疲れて寝てるんだろ」
キララが提案をする
「シルキー我々も休憩しませんか?」
「そうだな、あの者達からも情報をもらうか」
シルキー達は、街道からユラ達が休憩してる岩場に向かう
パルマが近づく兵士達を見て慌てる
「ダーリア近づいて来ますよ!どうするのですか!」
「パルマ落ち着いて!あなたは、しゃべらない!いいわね!」
「うん」
「それでいいわ、後は任せて、来たわよ」
ラエルが話しかける、その後ろでシルキーとキララが3人を見つめる
じーーーーーー
じーーーーーー
『ドキドキするのです!じっと見つめてるのです』
「どうしたのだ、何かあったのか?」
「はい、マヤ村から歩いて来てたのですが、昨日の大雨で街道がぬかるみ、妹が何度も足をとられ疲れた見たいで休んでたのです」
「そうか、確かにあの道の状態なら仕方ないな、それでどちらに行くつもりだ?」
「え?あ… ブランドールです」
「はぁ?ブランドールだと!この子を連れてか?1年以上かかるぞ!」
『ブランドール… アマリア母様の実家だ…』
「さ・最終目的地です!コートモールの知り合いの家によってから向かうつもりです」
「そうか、ならいいが…一応調査のため聞くが、どこから来たのだ?名前も教えてくれるか?」
じーーーーーー
じーーーーーー
「はい、今回の政変で、フェアールを出て母の実家のブランドールに帰る事にしました。私は、ダーリアでこっちが妹のパルマでこの寝てる妹が ラ… ミラです」
「そうか、我々は、ヤマタイコク女王陛下より西部地区調査を命じられた調査隊のラエルだ!」
「サルエラよ!」
「カリヤよ!」
じーーーーーー
「キララだ!」
じーーーーーー
「シルキーだ!」
じーーーーーー
「ブランドールか… うーん どうします?シルキー」
『え?まさかついて来るの?』
「確かマヤ村は、マエヤ達がいるはずだ、彼女達にこの事を知らせるか」
キララが寝てるユラを覗き込む
「この子何日くらい身体洗って無いのだ?かなり臭いぞ!顔も汚れてるし、髪もボサボサ肌の色も悪いし病気じゃないだろうな?」
『近い… ドキドキ バックバック… 早くあっち行ってよぉー』
「ち・違います、お心づかいありがとうございます、たぶん何日も歩いて疲れもたまってるからだと思います」
ボソボソ…『パルマ行きますよ』
パルマは抱っこ紐を取り出してユラを抱っこして結び歩き出す
「では、ラエル様私達これで失礼します」
ダーリアが一礼して歩き出すとシルキーが止める
「ちょっと待ちなさい!」
『ドキドキ…来ないでー』
「何でしょうか、シルキー様、早く進まないとまた夜営する事になりますので、用がなければ行かせてください」
「確かに今からなら日暮までにキワシの町に着くだろう、しかしあの町は、宿らしき物は、なかったぞ!」
「大丈夫です!町の外で夜営するより中ならまだ安心できますから」
「わかった、ならキワシまで我々が護衛しょう」
『えーーー!何でそうなるのよ!さっさと帰ってよぉー』
「え?だ・大丈夫です!頑張って歩けば着くはずですから」
「いや!街道は、ミラブルの森に沿うように続いてる魔物に襲われる恐れもある!」
「ミラブルの森の魔物は、大丈夫です」
「どうして大丈夫と言える!」
「あ・いえ、今まで何もなかったですから… 」
「それはたまたまだろ!それとも魔物が襲って来ない理由でもあるのか?」
「いえ… 」
「なら我々に任せよ!」
「いえ!ほんとに大丈夫ですから」
『ダーリア頑張って断って!』
「なんだ!我々がついて行くと何かまずいのか?」
「いえ、皆様ご予定あるのではと思いまして… 」
「そう言う心配ならいらん報告は、すでにしてある、それに見た限り小さくてきゃしゃな妹殿では、時間がかかるだろう、遠慮しなくていい!」
「わかりました、よろしくお願いします」
『そんなぁー』
「うむ任せよ!」
兵士達は、皆頷きパルマが抱いているユラを見つめる
「妹殿は、いつから寝てるのだ?そろそろ起きるのではないか?」
「ミラが気になるのでしょうか?」
カリヤがダーリアに話しかける
「少し気になってな、声が聞ければと思ったのだ」
『ギクッ!声… どうしょう… 』
ダラダラ
「ん?妹殿少々暑いのではないか?汗をかいてるぞ」
「止まって話ししてたからだと思います」
「そうか、なら出発するか、シルキーよろしいでしょうか」
「よし行くとしょう」
『えーー!どうしょう… 声何とかしなきゃだけど、何でついて来るのよぉーシルキーのバカぁー』
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