第15話 まさかのタイムマシンサークルに入部!
(今までのあらすじ)
「 私は鈴木桃子19歳。建築学部の建築工学科に通う大学1年生。父が小さい頃に病気で亡くなり、タイムマシンを作って過去へタイムスリップして、父を生き返らせることができないか考えている。」
「第15話 まさかのタイムマシンサークルに入部!」
ここは食堂。桃子は数少ない友達の中野夏菜(なつのかな)19歳と昼食を食べている。
「それで、そのサークルにの見学に行ったの?」夏菜は私に質問した。
「行ったよー。」私は素直(すなお)に、こたえた。
「そのサークルって何のサークルだったの?」
「タイムマシンとかのことを勉強するサークルだよ。」
「タイムマシン・・・!」さすがの夏菜(かな)もびっくりしている。
「まさか、そのサークルに入ったりしないよね?」夏菜(かな)は、恐(おそ)る恐(おそ)る私にきいた。
「もう、入るって言ってきた。」桃子はこたえた。
「なんで、そのサークルに入ろうと思ったの?」私に対する評価が高い夏菜(かな)ですら、この行動の意味がわからないようだ。夏菜は少しあきれているけど、なるべく表情に出さないように最大限に努力して質問してきた。
「ええと、タイムマシンに興味あるんだ」
「そ、そうなんだ・・・。」夏菜は全く理解できないといった感じの表情しながら、口ではそうこたえた。
桃子は、夏菜には死んだお父さんをタイムマシンを使って過去に戻り、どうにか死なせないようにすることができないかと考えていることを言ってない。夏菜とは仲は良いけど、さすがに私の頭がおかしくなったのかと思われそうなので言えないのだった。こんなことを考えるのは実際、頭がおかしくなっているのかもしれなけど、どうにかできるならどうにかしたいのだった。
「まさか、その小野寺(おのでら)って人がイケメンだからサークルに入ったわけじゃないよね?」夏菜は私がタイムマシンが好きという答えにあまり納得できなかったみたいで、さらに質問をしてきた。
「そんなわけないじゃん!イケメンだし、わりと私のタイプかもしれないけど、タイムマシンに純粋(じゅんすい)に興味があるんだよ。」私は素直(すなお)にこたえたけど、夏菜は完全に誤解しているようだ。
「ああ、やっぱりそういうことね・・。ももちゃんって消極的なのか積極的なのかよくわからない。」
「夏菜ちゃん。なんかものすごく勘違いしているよ・・。」
「いや、でもその小野寺って人、絶対、ももちゃんのこと可愛いとか思って声かけてきてるよ。」
「そうかな・・」私も最初はそう思っていたんだけど、サークルでの会話でどっちなのかよくわからなくなっていたのだった。
「私、最初ももちゃんに声かけられたとき、めっちゃかわいい子に声かけられた。こんなかわいい子と友達になりたいなと思ったもん!」
「あ、ありがとう・・」私はかわいいと言われたことに対してそう言った。
実際、問題、私はかわいいのだろうか。夏菜はお世辞でいっているのかもしれない。本当にかわいいならもっと男性から声をかけられてきそうだけど、残念ながらそういうことは今まで全然なかったのだった。もしかして、かわい過ぎて、私に声をかけるのはハードルが高いと思われているのかもしれない。なんか客観的にかわいいのかどうか判定するアプリとかあれば良いのにと桃子は思ったのだった。
(続く)
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