第192話 事件の結末

「驚くなよ? 地下室だよ。貴殿の屋敷の下から地下室が見つかったのだ。これからその話を、捜査官立会いの下に詳しく聞かせてもらいたいのだが、よろしいか?」


 ハサール王国宰相モデスト・エッカールの言葉によって、今や座り込んでしまったベネデット。

 その顔には隠し切れない焦りと絶望、そして恐怖が浮かび上がっていた。

 恐らく執事長のイレネー・フォルジュを探したのだろう。大きく見開かれた瞳を忙しなく周囲に走らせた。

 しかし、残念ながらフォルジュはベネデット以上に動揺していたのだ。


 主人にも増して顔を真っ青にして立ち竦む執事長フォルジュ。

 その様子を横目で確認すると、国王ベルトランは何気にリタに視線を走らせた。

 背筋を伸ばして姿勢良く座ったまま、リタは震える二人を無表情に見つめていたが、国王と目が合うとニンマリと微笑んだ。


 特徴的な細い眉をキュッと上げ、たれ目がちの瞳を糸のように細め、薄紅を差した愛らしい唇を限界まで弧を描かせたその顔は、まるで有名な児童用絵本に出てくる意地悪な天使のように見える。

 彼女がそんな顔をすると、隣に座る祖母――イサベルにそっくりだった。


 

 そんな何処か意味有りげな笑顔の裏側をベルトランが探ろうとしていると、その横で再びモデストが口を開いた。


「その前に一つ訊こう。実行犯の供述によると、貴殿はリタ嬢のみ生け捕りにせよと命じたそうだな。嬢を生きたまま屋敷に連れ帰り、一体どうするつもりだったのだ?」


「そ、それがなにか関係あるのですか? ……いや、そもそも私はそんな指示など――」


「ふん、言えぬか。どうせ人には言えないようなことをするつもりだったのであろう……この下衆がっ」


「な、なんですって……!? うちのリタを……!?」


 モデストの言葉に反応したのは、リタの祖母――イサベルだった。

 突然椅子から立ち上がると、烈火のような勢いでベネデットを睨みつける。

 細い眉を吊り上げたその顔は、やはりリタによく似ていた。


「もしも……もしもその話が本当ならば、これほど許しがたいお話はありませんわ!! わたくしの可愛い孫娘を、貴方様は……貴方様は……!!」


「これ、イサベル、落ち着きなさい。気持ちはわかるが陛下の御前だ、抑えなさい」


 夫のセレスティノが抑えると彼女は落ち着きを取り戻したが、未だベネデットを睨み続けたままだ。

 部屋中の者たちから言いようのない眼差しで見つめられてしまったベネデットは、激しく周りを見回しながら己を弁護する。


「なっ……!! い、言いがかりだ!! そんな話は全く知らん!!」



「まぁ、その話は余談なので、この後ゆっくり聞かせていただこう。 ――それでアンペール侯爵。屋敷跡から見つかった地下室は、失礼ながら勝手に調べさせていただいた。そのうえで確認するが、貴殿はあの存在を知っていたのか?」


「そ、それは……」


「はっきり申し上げていただこう。知っていたのか、知らなかったのか、どちらだ?」


「……」


 強い詰問の言葉に、思わずベネデットは言い淀んでしまう。

 額から大量の汗を吹き出し、今や唇は小刻みに震えていた。

 しかしいつまで経っても一向に返事をしようとしないベネデットに苛立ったモデストは、その矛先を執事長フォルジュに向けた。



「お前はアンペール家の執事長だな。なれば、屋敷の中で知らぬことはないはずだ。どうやらベネデット殿は質問に答えられないようだから、代わりにお前に問うことにしよう」


「は、はい……」


「地下室のことは承知していたのか?」


「……いえ、あ、あの、その……」


「知っていたのか、知らなかったのか、どちらだと訊いている!! 何度も同じことを言わせるな!! さっさと答えよ!!」


「ぞ、存じておりました……」


「フォルジュ!! き、貴様!!」


 まるで苦しむように言葉を絞り出したフォルジュに対し、咄嗟にベネデットが叫び出す。

 今にも掴みかかる勢いで執事長ににじり寄っていると、その背中に今度は国王ベルトランが声をかけた。



「ベネデット卿。執事長は知っていたと答えたぞ。しかし未だお主の答えは聞いておらぬ。 ――再度問おう。お前は知っていたのか、知らなかったのか、どちらだ? 言っておくが、もしも虚偽を申すのであれば、国王をたばかったとして厳しい沙汰を申し付けるぞ?」

 

「そ、それは……」


 冷や汗と言うには多すぎる汗をだらだらと流しつつ、ベネデットは棒立ちになる。

 その彼に向かってベルトランは一喝した。


「知っていたのか、知らなかったのか、どちらだ!! はっきり答えよ!!」


「し……知っておりました……」


 答えると同時にがっくりと項垂うなだれるベネデット。

 するとその言葉を合図にしてモデストが指示を出す。


「衛兵!! ベネデット・アンペール侯爵及び筆頭執事を拘束せよ!! ――いいか、くれぐれも手荒な真似はするなよ。これから長い取り調べが始まるのだ。そのため此奴こやつらには、体力を温存してもらわなければならぬでな」


「エ、エッカール殿!! ご、誤解だ!! 確かにその地下室は知っていたが、しかしそれは――」


「やかましいぞ、ベネデット・アンペール!! 陛下の御前なのだ、少しはわきまえろ!! 詳しくはこの後捜査官に話してもらう故、それまで地下牢に入っていてもらう。 ――連れて行け!!」


「た、頼む!! もう少し話を――」


 見るからに屈強そうな三人の衛兵に取り押さえられたベネデットは、引き摺るように部屋から連れて行かれる。

 その後を追いかけるようにフォルジュも連れて行かれたが、主人と違って彼は自分の足で歩いて行った。

 

 片や悲鳴を上げながら暴れ回る侯爵と、片や覚悟を決めておとなしく従う執事長。

 その姿を見ていると、どちらが貴族の矜持をわきまえているのか甚だ疑問だ。

 そんな二人の姿を、リタは美しくも愛らしいその顔に、何ら表情を浮かべないまま見つめていたのだった。





 二人が部屋から連れ出された後も、暫く誰も口を開こうとはしなかった。

 相変わらずリタは無表情のままだし、祖父母も眉間にシワを寄せたまま渋い顔をしている。

 そしてロレンツォとランベルトは、まるで一仕事終わったかのように呆けた顔をしていたし、国王ベルトランに至っては苦虫を何十匹も噛みつぶしたような顔をしていた。


 そんなベルトランが一度周りを見渡した後に、おもむろに口を開く。


「何はともあれ、この場を騒がせたことを詫びよう。これで今日の仕事は済んだわけだな。最後にこの中で何か申したい者はおるか?」


 そう言うと、再びベルトランは周りを見渡した。

 ぐるりとロの字の形に座る面々を一人ずつ眺めていると、最後にリタで視線を止める。

 そして口を開いた。


「リタよ。お主であれば何か言いたいことがあるのではないか? そんな顔をしておるぞ?」


 国王の問いかけに、ニンマリと笑顔を返すリタ。

 しかし口に出しては何も言わず、ゆっくりと会釈を返すだけだった。

 するとベルトランは、何気に苦笑を浮かべながら質問を続けた。


「そうか。なればわしから一つ訊こう。リタよ、調査官がアンペール家の屋敷を内偵していたのを知っていたのか?」


「……いえ、存じ上げません」


「……まことか? では何故なぜアンペールの屋敷を破壊した? 我々が屋敷の中を調べたがっていたのを、お主は知っていたのではないのか?」


 胡乱な顔を隠さずに、再度ベルトランが質問をする。

 するとリタは、顎に指を当てながらニッコリ笑って首を傾げた。


「べつに他意はありませんわ。 それでも――そうですわね……強いて言えばムカついたから、でしょうか?」


「ム、ムカついた……?」


「はい。幸運にも無事に済みましたが、それでも命を狙われたのは事実です。それに対して多少の意趣返しくらいは許されるかと思いまして。もっとも些か暴れすぎたかと、今では反省するところでございます。もしもお咎めであれば――」


「いや、かまわぬ。此度こたびの件でお主を咎める気は全くないゆえな。 ――しかしそうか、意趣返しか……ふはは……ふはははははっ!! これはいい!!」


 リタの返答に、突然ベルトランが笑い出す。

 それから可笑しくて堪らないと言わんばかりに、暫く笑い続けた。

 どこがどうツボにはまったのか不明だが、その愉快そうな様子は目尻に涙を浮かべるほどだった。


 

「ははは……そうか、ムカついたか。そして意趣返しに侯爵家の屋敷を燃やし尽くしたか。 ――随分と豪儀な話だな。ふはははっ」


 未だ笑い続けるベルトランではあったが、少しすると落ち着いた。

 すると彼は急に真面目な顔をすると、リタに向かって再び言葉をかけた。


「何はともあれ、リタよ、お主には礼を言わねばなるまい。お主は偶然だと言うのだろうが、それでもそのおかげで一つ事件が片付いたのだ」


「失礼ながら、陛下に礼を告げられる覚えはありませぬが……それでも何かのお役に立てたのであれば、臣下としてこれほどの喜びはございませぬ」


「ふはははっ!! ぬかしよる!!」


 しれっと答えるリタに向かって豪快な笑い声をあげる国王ベルトラン。

 その彼を見つめるリタの顔には、何処か意味ありげな笑みが浮かんでいたのだった。




 そのあと宰相が締めると、その場はお開きになった。

 次々に部屋から出て行く者たちをベルトランとモデストが見送っていると、最後にリタがお辞儀をする。

 如何にも貴族令嬢然とした完璧な作法で部屋を出て行くリタ・レンテリア。

 小柄ではあるが、顔が小さく等身の高い体形のせいで、何処か妖精のような雰囲気を漂わせる愛らしくも美しい少女。


 その背中が見えなくなると、不意にベルトランが口を開いた。


「のう、モデストよ。お前はリタをどう見る?」


「リタ嬢ですか…… そうですな。一言で言い表すのは、なかなかに難しい女子おなごかと。あのように愛らしい見た目をしておりますが、一皮むけば苛烈なまでの本性を見せますし……彼女の人柄は掴みかねます」


「うむ。そのとおりだ。あれほど見た目と中身が食い違う女子おなごも珍しい。少なくともわしは初めて見たぞ。それからな――我々はアレに試されていたのだぞ? それはわかっておったか?」


「はい、承知しておりました。どうやら彼女は、調査員が行き詰っているのを知っていたのでしょう。何食わぬ顔で屋敷を全壊させた挙げ句に、こちらに全て丸投げしてきたのですから」


「うむ、そうだな。彼奴あやつに言わせれば、『チャンスは作ってやった、それを生かしてみよ』といったところか」


「そうですな」



 誘拐事件の調査員は、市井からの訴えによって事件の捜査を続けていた。

 そしてやっとの思いでベネデット・アンペール侯爵を容疑者として絞り込むことができたのだが、その後の証拠探しで行き詰ってしまった。

 情報によると、アンペール家の首都屋敷の中に秘密の部屋があるらしいところまでは嗅ぎ付けたのだ。

 しかし、そこから先が難しかった。


 まさか侯爵家の屋敷の中を堂々と調べるわけにもいかず、かと言って何ら物証のない状態で侯爵自身を容疑者として捕縛するわけにもいかない。

 そんな折、突然リタが屋敷を破壊した。

 それも建物を完全に破壊したうえで、火を放って燃やし尽くしたのだ。

 そして残ったのは、更地と化したアンペール家の屋敷跡だった。


 その出来事に調査員は狂喜乱舞した。何故なら、これで事件の証拠探しをする口実ができたからだ。

 もちろん彼らは、瓦礫の処理と称して徹底的に屋敷跡を調べ尽くした。

 すると情報通り、怪しい地下室を発見したのだった。



 相手に事件解決の糸口を与えつつ、それ自体が全て彼女の思惑通りだった。

 そしてその結果を自己のために最大限利用する。 

 そのあまりに精巧なリタの計算に、思わずベルトランは大きなため息を吐いてしまう。

 

「それとだ……彼奴あやつめ、生意気にもこのわしを利用しおったのだ。己の手が汚れるのを嫌い、わしの権力に便乗した。直接手を下さずに、このわしにベネデットを消させたのだ。 ――ふはははっ、これは一本取られたわ」


「ふふふ、そうですな。その通りです。陛下が決闘の席で述べられたお言葉、それを彼女は最大限に利用したのでしょう。敢えてアンペールに手を出させ、言質をとり、陛下のお力を利用して相手を陥れたのです。その手腕、まさに見事としか言いようがありません」


「下らぬ決闘騒ぎから始まった此度こたびの事件だったが、気付けば己が将来嫁ぐ家の最大のライバル家を蹴り落としていたのだな」


「はい」


「この国からアンペール家の名は消える。如何に婚約者を殺されかけたとは言え、その報復に相手の家を消滅させるとは……しかも合法的にな。 ――あぁ、末恐ろしい。わしはあのリタが恐ろしくてかなわぬ。この結末は、恐らく最初から計算ずくに違いないのだからな」


「確かに恐ろしい女子おなごですな。それは私も同感です。しかし味方に付けておけばこれほど頼もしい者はおりませぬでしょう。私どもとしましては、可能な限り友好な関係を築くようにすべきかと」


「あぁ。そうすべきだな……それにしてもあと10年早く生まれていてくれたなら……息子の嫁に貰ったものを」


「陛下、誰が聞いているやも知れませぬ故、それは申されぬ方がよろしいかと。万が一妃殿下のお耳でも入れば、またぞろ面倒なことに――」


「……そうだな、気をつけよう。 ――のう、モデスト。ふと思ったのだが……」


 そこまで言うと、不意にベルトランは口を閉じてしまう。

 その時彼は、10年以上前から行方不明になったままの一人の魔女を思い出していた。


 世間的には行方不明ということになっているが、実は転生の魔法で生き延びたと聞いていた。

 そして幼女となって生まれ代わり、現在もここハサール王国に潜伏しているとも耳にする。


 10年前の戦役では、魔物を伴った彼女が姿を現したという噂も聞くほどで、この国の何処かに、今でもその魔女が隠れ住んでいると信じている者も多かった。

 どのようにして生まれ変わったのかは知らないが、もしも本当であれば今頃はちょうどリタと同じような年齢で――


 いや、まさかな。


 あの少女がその魔女の生まれ変わりなどと、そんなことがあるわけがないだろう。

 それにしても、ブルゴーの英知か――

 いや、確かにあの少女も英知に違いないのだが――


「いや、何でもない。気にするな」



 こうしてハサール王国東部辺境侯、ベネデット・アンペール侯爵は捕縛され、厳しい取り調べを受けることになった。

 しかし彼は、ものの一時間で全て吐いたうえに、己の罪を全て認めたのだ。

 その姿は、あまりにも情けなかったという。


 爪の間に針を一本刺されただけで、まるで少女のように泣き喚き助命を願った。

 最早もはや貴族の矜持など忘れ去り、ひたすら命乞いを繰り返し、訊かれてもいないことまでベラベラと自分から喋り始めたのだ。

 

 その結果、ベネデットと妻、そして嫡男である次男および執事長の四名は、貴族令嬢殺害未遂及び連続婦女誘拐殺害、そして王命に従わぬ逆賊として死罪となった。

 もちろん領地は没収、アンペール侯爵家の名は王国貴族名簿からも地図からも永遠に消された。



 言うまでもなく、実行犯の者たちも全員死罪。

 その中の一人、冒険者ギルド員のヴィリーも例外ではなかった。

 彼の場合はもっと悲惨で、泣きながら謝罪の言葉を吐く自身の目の前で、悲鳴を上げて泣き叫ぶ妻と娘を殺されたのだ。

 その後ヴィリーは妻子の死体とともに狭い牢に三日三晩閉じ込められた挙句、最後に首を刎ねられた。 


 女魔術師のクアドラも悲惨な最後を遂げた。

 拷問吏によって散々辱められた挙句に、死刑を待たずして事切れたのだ。

 彼女が短い生涯を閉じた時、その股間には真っ赤に焼けた鉄の棒が突き刺さっていたという。


 こうして彼らは、王命を顧みぬ逆賊及び貴族令嬢を襲撃した罪人として、市中にその首が晒されたのだった。



 その事件をきっかけにして、ハサール王国東部における貴族の勢力図が大きく塗り替わっていくことになる。

 没収され、一度は王家の直轄領となった元アンペール家の領地と保有する軍隊。

 その再配分をめぐって、周辺貴族の間では熾烈な駆け引きが繰り広げられ始めたのだった。




 ――――




 ここはハサール王国東部国境沿いにある、とある貴族屋敷の一室。

 幾つかの有力貴族家当主たちが、そこに集まって会合を開いていた。


「先代の東部辺境侯は西のムルシア家と争い続けていたが、これからは融和路線を取るべきだ」


「確かにな。この状況での家を敵に回したくはないものだ。 ――そう言えば、ムルシア家の娘……何と言ったか? 確か未だに婚約者も決まっておらぬらしいが」


「あぁ、エミリエンヌ嬢か? 一度見たことがあるが、かなり見目の良い女子おなごだったぞ。今年成人を迎えたばかりの若い娘だ。父親に似て背が高く、母親に似て器量も良かったな」


「そうか。しかし何故そのような令嬢が未だに婚約もせんのだ? ムルシア家と言えば、最古の名門貴族であるうえに辺境侯の一翼だろう。その家の娘なのだ、引く手あまたであろうに」


「話によると、相当な跳ねっ返りのじゃじゃ馬らしい。そしてあの・・オスカル卿が溺愛しているとも聞くが」


「そうか……これまではアンペールの手前、西には近づけなかったが、この機会に接近してみるのも悪くないかもしれぬ。それでは近々、ムルシアに行ってみることにしよう。息子を連れてな」


「はははっ……あの放蕩息子をか? いくら見目が良いと言っても、会った瞬間に手を出すなときつく言っておけ」


「ふははは、まぁ、言っておこう」


「ははははっ」


 こうして夜のとばりの中に、様々な思惑を含んだ笑い声が消えていったのだった。

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