死者の町に似つかわしくない少女、アンヘル。
彼女はとある調査報告書を眺めていた。
調査報告書によれば、有望株だった鉄鳥団の全滅。
彼らの死への疑問、彼女は立ちあがり調査を始めるところから物語が動き始めます。

広域派遣調査委員。
人の死を調査する職業の彼女を中心に、丁寧な描写で描かれています。
幻想的であり、謎を解き明かすような文章は、とてもこだわりのある世界観だと感じました。

個性を貫くことはとても難しく、ぶれやすい。
本作品は、かなり世界観にもこだわりがあるので、とても読みやすくもあり「一話完結」のドラマ短編集となっております。
読者もアンヘルと共に、調査に出向いてはいかがでしょうか？