あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
物語のその後は……
先輩の叔母様こと榊 瞳は甥っ子夫婦との交流が再開し、夫婦の子ども達が時々、家に泊まりに来たり、瞳さんが泊まりに行ったりと……以前より賑やかになります。子どもを預けて甥っ子夫婦は何をするつもりかしら?と瞳さんはジト目をしてましたが、それまで寂しさからお酒の量が増えていたのを知った甥っ子達が心配して寂しくないように子ども達を行かせていることもわかっているので受け入れます。
「よし、一緒にお風呂に入るわよ!」
と甥の息子と一緒にお風呂に入り
「……おねえさん、細くて綺麗なのに……ママと違っておっぱいが大きい……」
と、少年の初恋や性の目覚めを無自覚にかっさらって行く美魔女として生きていく……かも?
神宮寺の妹、紅花は天敵として主人公を悩ませます。偶然、紅花と蛍が初めて出会ったときに
「ふふ、一度、拝見させていただきましたが……奥さまのご主人様はご立派なモノを持っていらして羨ましいですわ♪」
なんて主人公の股間を見ながら爆弾発言をするものだから能面の様な表情をした蛍は黙って子ども達を連れて実家に帰ってしまい、書き置きを見た主人公は誤解を解こうと神宮寺を無理矢理 連れて蛍の実家に向かう途中で
悪事を働いていたチンピラが絡んできたので千切っては投げたり
「強者は強者に引かれ合う」という様なお前らはス○ンド使いか!?みたいな出来事が発生したり
ファイ○ルファイトみたいな横スクロールアクション的な展開が……
「ふはは、自分の業を思う存分振るえるのは愉しいな!」と嗤う神宮寺
「お、俺は……蛍と子ども達とささやかな幸せが欲しいだけなのに……なんでお前ら邪魔すんだ!!」と叫ぶ主人公
勿論、エンディングは神宮寺の弁明で蛍の誤解は解けて……ボロボロの主人公は跪いて蛍の腰に抱きつき涙する。このように今回のことは一件落着するが……
その後、紅花は主人公ではない殿方と結ばれるも……本人に容姿も性格もそっくりな娘を産み、その娘が主人公の息子さんにアプローチをかけます。
「……ふふ、大きいお兄様の血を引いている殿方ならきっと……むふふ♪」
と、また次世代で一騒動ある……かも?
そして結婚した草下部 百の所に市井 紫音から
『僕は元気です、幸せかはわからないけど……自分らしく生きています』
って手紙が届き、いつか、どこかで二人は再会する未来がある……かもしれません。
このように、まだまだ登場人物達の人生は続きますが……
一先ず、ここで『先輩と蛍の物語』は完結とさせていただきます。ありがとうございました。
同じ世界の短編を少し掲載しますので、そちらも楽しんで頂けたら幸いです。
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