第27話


 今日は蛍と人生を掛けた闘いを行っている。


 『爆笑!!人○劇場3』


 まさか、蛍が女子プロレスラーになるとはな……


 「ううっ、髪切りデスマッチに負けて丸刈りになってしまいました……」


 「……俺なんか刑務所入ってるぞ……」


 人生色々ですたい。


 「……そろそろお昼ご飯にしますか?」


 「……そうするか……でも食材なんかあったかな?」


 蛍が遊びに来るようになる前は……調味料と飲み物、あとはカップラーメンくらいしかなかったが最近は多少食材を買うようになったのだが……それでも今日は生憎と袋麺くらいしか無かった。


 「……何かお買い物に行きましょうか?」


 「いや、蛍を送る帰りにでもスーパーに寄るよ、今日は袋麺で良いか?これくらいなら俺が作るぞ」


 「……先輩の手料理……」


 蛍が不安と期待が混ざったような顔をしている……いや、これくらいなら大丈夫だから……勿論、具なんかないけどな。


 「ほい、召し上がれ」


 「……はい、いただきます」


 蛍が手を合わせてから箸を手にする。


 「……美味しいです」


 そりゃ袋麺は時間通り茹でるだけだしな……


 「……先輩の手料理」


 なんか蛍が嬉しそうに食べている……やっぱりサッ○ロ一番は最強だな。

 

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