第2話 競馬場、動物園と子らにいい

電車の中吊りを見ていると気になる川柳があった。これは競馬場での川柳。まだ練馬に勤めていた会社員の頃、所長の要望で朝礼の挨拶の改定が提案された。朝礼の挨拶の概ねは今日も一日頑張りますで、確かに味気ない。月曜日は私の当番で早速これを引用した。


「今日、電車に乗って通勤したときに電車の中吊りを見ていたら面白い川柳がありました、『競馬場、動物園と子らにいい』実は私もこの子供の立場になったことがあって、いつの時代もお父さんは大変ですね。」と締めた。

朝礼にギャグを期待していない所員の皆々もこれには爆笑、和やかに一週間が始まった。 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る