第16話

 ユーゴとルーは柵を跳び越える・・・・

まるでリングに上がるヒーローの様に・・・・・


 おおおおおおおおと町民は興奮・・・・・


 降り立ち・・・・・

ユーゴはにやりと・・・・


 「さて敵に名乗るとするか」

「ルー」


 ルーはにこやかに歩み出る・・・・・


 ルーの半分の仮面が歪み・・・・

完全に表情を隠し・・・・


 柵の内側には・・・・・

押しつぶすような重圧が・・・・・


 ひっと聖女前の新郎は尻を突く・・・・

新婦は恐怖で震え・・・・・


 聖女は動けず・・・・・


 多くのマスターのサーヴァントは動けない・・・・

聖女も新婦もサーヴァントである新郎の・・・・


 「今日は我らの宣言の為」


 身が大きく変質・・・・

髪が伸び赤い軍服も大きく・・・・


 銀の髪は黒い髪に・・・・

腰まで長く伸び・・・・・


「お集まりくださり」

「誠に有難うございます」


 「先ずは騎士を」


 影が伸び・・・・・

影より・・・・・


 赤い黄金が這える・・・・・

生体全身装甲兵が・・・・・


 突起は無く・・・・・

太く丸い・・・・・


 二体・・・・・

ルーを守護するように・・・・


 ルーの手前左右に・・・・

盾のごとき赤き兵・・・・

 

 「名をシーズヴォルター」


 凛々しく立ち・・・・

其の時・・・・


 「ふむ」

「力を見せて貰おうか!」


 声が響き渡る・・・・


 白髪オールバックの・・・

大柄な初老み見えなくもない男・・・・


 威風堂々と立ちあがり・・・・


 紳士服を破る様に・・・・・

サーコート姿と成り・・・・


 大剣を収納から取り出し・・・・・


 担ぎ堂々と歩き・・・・

「其処から動くな!」


 ルーは右腕を掲げ・・・・

「迎撃を」


 「了解!」


 ユーゴの快活な声が響き・・・・

老騎士が跳び・・・・


 ユーゴが漆黒の剣を衆のから取り出しつつ・・・

跳ぶ・・・・・・


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