気がついたら小5の夏に戻っていたので、君に「さよなら」を言った。

柊 柊

第1話『2008年7月17日』


 朝起きたら小5になっていた。

 コイツはいきなり何を言っとるんや、と思う人もいるかもしれない。しかし…………当の俺も自分で何を言っているのか分かっていない。


「先行くぞ!」

「ねぇ、ちょっと! 置いてかないでよ〜!」


 俺の横を、低学年くらいの男の子2人が追い越してゆく。朝の登校時ということもあり、通学路はそこそこ人通りが多く、多くのランドセル姿が見て取れる。

 ……もちろん、俺もその中の1人なんだけど。


「なんなんだ、これ……」


 ため息混じりに呟いてみたところで、小学生達の楽しそうな声が聞こえてくるだけだった。



 ***



「涼介、目覚まし鳴ってるよ!! 早く起きなさい!!!!」


「んがっ!!?」


 子供の頃から聞きなれた、しかし最近はあまり聞いていない母さんの声で目が覚めた。枕元では安っぽい目覚まし時計がけたたましく一定のリズムで朝の到来を伝えている。


「るさい……」


 とりあえず、目覚まし時計にチョップをくらわし二度寝の体勢に入った。

 あと少しだけ寝させてくれ……。

 そうだ。昨日も昨日とて、残業で遅くなってしまったため、帰宅後、即ベッドコースだった。ここは疲れをとるためにも…………。


「って、あれ…………?」


 眠気が一向に訪れない。

 上半身だけ起き上がってあくびを1つ。

 まぶたを擦る事に頭がスッキリと冴えてくる。

 なんか知らんが、今日めちゃめちゃ寝覚めがいいぞ?

 いつもならもっと首と肩がバキバキに凝っているうえ、全身が怠いはずなのに……。


「まぁ、いっか……」


 せっかく起きたんだから早めに出社しよう。

 準備するべく起き上がって、初めて俺は違和感に気づいた。



「…………実家?」



 俺が目を覚ましたのは見慣れたワンルームの六畳間ではなく、暮らし慣れた我がマイホーム、つまりは実家だった。

 まぁ、こちらもある意味見慣れた光景ではあるけど……。

 普段とは違う、同じ実家でもどこか懐かしいような、そんな郷愁が込み上げてくるのはなぜだろうか。


「俺帰ってきてたんだっけ……?」


 どうも記憶が混濁している。

 ってか、今日いつだ? お盆? 正月?

 そんな機会じゃないと、実家なんて普通帰ってこない。


 考えても仕方がないので、俺は考えるのをやめた。


 ……とりあえず下に降りよう。

 階下にいるはずの母さんに会えば、大体の事情を思い出すだろう。

 ぺたぺたと階段を降り、リビングへ。

 しかし。


「涼介、母さんもう行くね!!」


 玄関先からそんな声が聞こえ、ドアが閉まる音。

 どうやらタッチの差で仕事に行ってしまったようだ。

 急いでいる様子だったので、引き止める事も出来なかったが……、まぁ、仕方がないだろう。

 どうやら親父も既に家を出たあとらしく、家の中は静まり返っている。


「ふぁぁ……」


 ……顔でも洗うか。

 タオルを取り、洗面所へ。


 寝ぼけ眼で鏡を除くと、がいた。

 目にはクマがなく、ヒゲも生えてない。というか、なんかちっさいな。サイズ感が。

 鏡全体に閉める俺の体の割合が圧倒的に少ない。


「…………?」


 でも鏡の中の俺は昨日までの俺ではなく、もうとっくの昔に過ぎ去った頃の姿をしていた。


「……子供」


 そう、子供がいた。


「……………」


 状況が掴めずに顔を何回かぐにぐにと触る。

 もち肌とでも言うのだろうか、ムチムチしていていつまでも触っていたくなるような……。


 って、違う違う。そうじゃない。


「どうなってんだ……!!?」


 紛うことなき、俺、 伊藤涼介は。

 朝起きたら子供になっていた。







 それからはテーブルの上に用意されていた朝食を食べ、適当にタンスから引っ張り出した服に着替え、ランドセルを背負い、家を出た。

 ランドセルの横には『5年3組 伊藤涼介』と書いてあった。

 もう俺は何も考えないことにした。激務に疲れ、めちゃめちゃリアルな夢でも見ているのかもしれない。

 色々な不条理を受け入れ、自分の中で無理矢理納得させる。

 何てことない、社会に出てからほぼほぼ毎日のように行っていることだ。

 これは多分、考えても仕方がない事なのだと結論づけ、学校までの道のりを歩く。

 澄み切った空の下、歩けば歩くほどに額に汗が滲んでいく。


「あっつ…………」


 汗を腕で拭い、ため息をつく。

 すると。


「よっす、涼介!!」


「おぉー」


 唐突に、野球帽を被った坊主頭が駆け寄ってきた。


「きのうのヘキサゴン見たか!?」


「見た見た、めちゃめちゃ面白かったよなー」


「だよな! かみじゆうすけが相変わらず変なこと言っててさ~」


 なんだこの懐かしいトークテーマ。

 ってか適当に応答してたけど、コイツ誰だ。

 俺と同じく名前が書いてあることを信じ、坊主のランドセルをチラ見する。


 鈴木…………、将太?


「お前、将太!!!?」


「うわ、びっくりした〜。急に大声出すなよ……」


「いやっ、だって…! お前将太……!?」


「気持ち悪いな……、何そのわざとらしい感じ。コント?」


 俺的には非常に驚き、なおかつ困惑の度合いが著しく上がったのに対し、この将太(仮)は普通にドン引いているようだった。

 俺が鈴木将太に最後にあったのは去年のお盆だ。関東の方で就活をしているらしく地元に戻ってくる気はない、という話を最後に、奴とは連絡を取っていない。

 この目の前にいる将太は、本当に俺の知っている将太なのか……?

 だが疑うまでもなく、俺は心のどこかで、こいつが本物の鈴木将太であると確信していた。小5位の頃、もう記憶の中では朧気な将太の姿と、この目の前にいる将太(仮)が完璧なまでに一致している。

 野球帽の曲がり具合、ニカッと笑う度に欠けている歯、異常なまでに短い学校指定の短パン。

 ……将太だな。


「……いや、ごめん。ちょっとふざけてみただけ」


「にしてはめちゃめちゃ面白くなかったな、涼介。もっとお笑い見て勉強しろな?」


 呼吸するように失礼なことを言う。コイツこの頃から変わってねぇんだな……。


「とりあえず、ちょっと急ぐべ! このままじゃ予鈴ギリギリだ!!」


「おぉ、そうなのか…?」


 小学校の始業時間なんて全く覚えてなかったが、とりあえずは将太に続いて小走りで学校へ向かう。

 とは言っても、ここから学校までは遠くない。

 なんならこの道を曲がると……。



「……うわ、なっつ……」



 いつまでも色褪せない、というか今俺は小学生に戻ってるんだから、当時そのものだ。

 我が母校とその校門が視界に入ってきた。


「急ぐぞ!!」


「あぁ!」


 息巻いて走っているが、なかなか疲れない。

 小学生って無駄に元気だな、と思うが、普段の大人の状態と比較するとその違いは明らかだ。

 足と身体が軽く、どこまでも走って行けるような。


「よっしゃ、涼介! どっちが先に教室に着くか、競争な!!」


「…………あぁ、いいよ!」


 二つ返事でその提案を呑み、スピードを上げる。

 校門に入り、そのまま昇降口へ。俺たちの他にもギリギリを攻める子供たちがいたようだ。皆一様に忙しない様子で各々の靴箱で靴を履き替えている。

 俺達も5年3組と書かれている靴箱で上履きに履き替え、走り出す。

「廊下を走るなーーー」と言う先生を横目に、階段を将太とともに駆け上がり、3階の教室へ。

 不思議だ。

 当時の小学校のルールや教室の位置とか、頭では忘れているはずなのに、学校に入った途端、体が勝手に動く。心の深いところにまだちゃんと記憶として残っているのだろうか。


「はぁ…はぁ…」


 胸が張り裂けそうになりながらも、階段を一段飛ばしで上がってゆく。

 階段は一段飛ばしで上がる。小学生において、それが階段に対する礼儀であり、義務である。

 満身創痍になりながらも無事に階段を上りきり、将太に続く。

 確か、左に曲がると…………。

 …………あった!


 眼前には『5年3組』と書かれた教室。

 もうほとんどタッチの差だっただろう。

 二人同時に教室に飛び込んだ。


「しゃあっっ! セーフ!!!」


「間に合った……のか……?」


 将太に続き、教室に入った。



 すると。


『コロコロ読んだか!? ケシカス君ほんと笑ったわ~』


『宿題やってねぇ…………、昨日寝ちったよ……!! おい、圭太見せてくれよ~』


『やだよ、俺まで先生に怒られんじゃん……』


『やっぱ小池徹平だよね~~、えっ、みなちゃんシバトラ見てないの!? 見てみてよ!! ほっんと好き!!!』



 クラスメイトの朝の喧噪が、そこにはあった。


「…………」


 これはどういう感情なのか。

 懐かしい? 騒がしい? 俺は一体何をしているんだ? どうして俺はここにいるんだろう。

 ほんの一瞬のうちに様々な感情が渦巻き、そして消えてゆく。

 時間にしてほんの一瞬のことだったと思う。しばしの間固まってしまっていた。


「おい、涼介。先生もう来んぞ?」


 俺の様子に気付いたのか、廊下側の席の男子から声をかけられる。

 スポーツ刈りの頭に、猿のようにくりくりした目。


「拓哉か………!?」


「……? なっ、何だよ……」


「お前も昔のまま……」


「何言ってんだ、お前………。いいから早く席につけよ。朝の会始まるぞ」


 そうだ。

 考えることを早い段階で放棄してしまったせいで、普通であれば気付くようなことを取りこぼしていた。

 小5の頃に戻ったと仮定するなら、ここにいるクラスメイト達はかつての俺の同級生と言うことになる。

 将太だけじゃない。皆。皆あの時のまま普通に生活している。

 俺の記憶の中の姿と寸分違わず。

 改めて俺が置かれた状況が理解できないが、そんなことはこの際どうでも良かった。

 もう二度と戻れないと思っていた幼き日の日常。


「……………」


 懐かしさがこみ上げてきて、泣きそうになった。

 ほんとにあの頃のまま………。

 教室の掲示、ランドセルをしまうロッカー。そして、この朝の喧噪。


「おい、涼介!! 何してんだよ!!」


「っ……」


 気付けば皆とっくに席に着き、未だ入り口付近で立ち尽くしている俺を、皆が訝しげな視線で見ている、という構図ができあがっていた。


「ごめん、なんかぼーっとしてたわ……」


 そそくさと自分の席と思われる窓際の座席に向かう。


「涼介、だいじょうぶ? 具合悪い??」


「大丈夫大丈夫、ありがとう」


 隣の女子も俺のことを心配してくれていたようだった。

 ちなみに、このポニーテールの女の子は愛子ちゃん。

 成人式のときに久々に会ったらめちゃめちゃ可愛くなっていてビビった記憶がある。


「今日も時間ギリギリ。昨日も、おそくまで起きていたんでしょ~」


「まぁ、そんなところかな……」


 残業をこなしていました。


「ちゃんと早く寝た方がいいよ〜〜〜っと………、先生来た来た」


 教室の扉をガラガラと開け、一人のメガネの男の人が入ってくる。

 それは紛う事なき俺の小5の頃の担任である、吉田先生その人だった。


「うわ…………、吉田先生だ…………」


 その姿を見るのはもうかれこれ10年ぶりぐらいになる。

 まぁ、小学校の頃の先生なんて卒業してしまえば会う機会なんて、ほとんどなくなってしまうと思うけど……。


「ほんじゃ、朝の会はじめっぞー。今日は7月の……17日? 木曜日?…………だな。暑くなる予報だから各自水分補給しっかりしろよー。ほんで…………」


 相も変わらずやる気のない声だ。

 この先生の話、いっつも最後まで聞けなかったんだよな……。


「…………」


 何気なくクラス中を見渡してみると、成人式でも会えなかった顔ぶれも確認できた。

 これは卒アルあるあるだと思うが、卒アルを久々に見て「あ~~~、こんな奴もいたなぁ……」ってなる現象。アレに似てる。

 とにかく、俺にとっては実に10年来の再開であるため、興味がそちらに傾いてしまうのは仕方がないことだと思う。


「はい、涼介。先生は今何の話をしていたでしょうか」


「うわっ…………」


 デジャブ。

 完全に忘れていた、この一連の流れ。

 小5の頃、毎回集中力が無くなり手いじりとか始め出す俺、それをこの吉田という教師は目ざとく見つけ、何の話をしていたか聞くのが、もはやお決まりになっていた。


「えっと……、すいません、聞いてませんでした…………」


 ミスには謝罪。

 入社一発目のオリエンテーションで先輩からそう叩き込まれた俺は、半ば反射的に誤っていた。


「……? あれ、今日はずいぶん素直だな」


 小首を傾げる先生。

 不思議に思い、周りを見てみると、クラスの大半がガッカリした表情を浮かべていた。


「皆、がっかりだよなぁ~、昨日は『ちょっと千の風になっちゃってて……』とか言ってたのに……」


「…………!!」


 まさかの大喜利コーナーだったのか!?

 しかも昨日の俺、全然面白くねぇ…………。


 そんな俺の反応と相反するようにゲラゲラと笑う皆。


 ……なるほど、これが小学生の笑いのレベルか……………。

 かつての俺はずいぶん優しい場所で生活をしていたみたいだ。


「とにかく、さっきも言った通り今日は大した連絡はないぞ~。ほんじゃ、朝の会終わり」


 連絡なかったんかい!と心の中でツッコミを入れ、大きなため息をつく。

 すると、教室はにわかに騒がしくなり、朝の会前の騒がしさが戻ってきた。


「おいおい、涼介! どうしたんだよ!! 今日全然やる気なかったじゃねーか!!」


 ずかずかと近づいてくる大きな巨体。

 もう顔を見るまでもなくフォルムで誰だか予想がついた。


「ごめんって……、今日は何にも思いつかなくて……」


「前にも言ったよな!? 学校で唯一の楽しみなんだぜ!!?」


 それは悲しすぎる。

 世界はもっと楽しいことで溢れていますよ。


「……裕樹も一回やってみたら良いんだよ、結構難しいぜ?」


 こいつは佐々木裕樹。

 その巨体もさることながら、人一倍情に厚い男。

 いわゆるジャイアンポジだ。

 現実世界で実際に「心の友」という単語を使っているのは、恐らくコイツくらいだろう。


「まぁ、いいや。明日は本気出せよ!!」


 そう言うなり、そそくさと自分の席に戻ってゆく。

 さすが気分屋。興味を失うのも一瞬だ。

 ちなみに、裕樹は十年後結婚して子どもを二人設けていた。

 成人式に自慢げに連れてきていたことが感慨深い…………。

 うんうん、と頷いている傍ら、一時間目の授業が始まっていた。



 ***


「「「さよならーーーー」」」


 ということで、はい放課後。

 まじで一瞬だった。

 授業内容ももちろん小学生の内容であるため、余裕しゃくしゃく。

 後は給食食って、休み時間に遊んだだけ。

 小学生って恐ろしいな…………。

 教室の針は三時を示していた。

 もう帰って良いんだよな。

 残業もない。上司への接待もない。

 なんだこの生活、最高か?


「小学生って、めちゃ楽だったんだな……」


 一日を過ごしてみて、思いの外すぐに小5の生活になじんだ。

 やはり心のどこか、いや体だろうか。当時の感覚が残っているような感じ……というべきか。


「おい、涼介。帰るべ!!」


 声のする方向を見てみると、拓哉と裕樹がランドセルを背負い、帰る気満々と言った体で俺を待っている。


「あいよ」


 方言全開で……全くもう…………。

 俺も一緒に帰るべくランドセルを背負った瞬間だった。


「…………っ!」


 ぐいっと誰かに手を引っぱられた。




「涼介。今日こそは帰らせないよ」





「あさひちゃん、待ってる」





 キュッと。

 胸が引き絞られる感覚。

 声の主を確かめる暇も無く、心臓の鼓動が早くなってゆく。

 どうして、今まで忘れていたのか。

 小5ってじゃないか。


「お~い、涼介。早く来いよ!!」


 裕樹達は今にも痺れをきらしそうだった。

 だけど、今帰るわけにはいかない。

 帰るわけにはいかなくなった。



「ごめん、先に帰ってて」



 と言う俺の声を聞くなり、二人は「しゃあっ!!!」と教室の外に出て行く。

 そんな2人への関心を一瞬で失うほど、心の余裕がなかった。


「涼介」


 声の方向を見る。

 すると、そこには背丈が俺よりも低く、ショートカットの気の強そうな表情を浮かべた女の子がいた。


「百華…………」



 ……違う。

 忘れていたんじゃなく、あえて考えないようにしていただけだったのかもしれない。

 この一件に関しては俺は忘れるどころか、むしろ鮮明に覚えている。


「ほら、早く! 今日は逃げちゃダメだよ!」


 腕をガッチリと掴まれ、半ば引きずられる形でどこかへ連れて行かれる。

 当の俺は、なされるがまま。

 と言うか、そもそも思考が追いついていなかった。


 余りにも唐突な現実。

 心臓がさっきから変な鼓動を刻んでいると共に、冷や汗が噴き出してくる。

 他の生徒はもう帰ってしまったようで、俺と百華の歩く足音だけが廊下に響き渡る。


「今日は抵抗しないんだ。ようやく観念したんだね」


「……………」


 観念するというか、何というか……。

 自分がどこに連れて行かれるか、に連れて行かれるか。俺はもう分かっている。

 だからこそ抵抗はしなかった。

 充分抵抗はした。


 昇降口を出て、校舎の裏側に回る。

 目的地が近づいている。

 俺は知っている。

 だって、そこは何度も何度も来た。いや、来させられた。


 開けた場所に出た。

 体育館の裏側。

 そこはあまり人が来ることがなく、子ども達の間でも穴場となっているところだった。



 そこにはいた。







「あさひ…………」





 真っ白なワンピースに身を包んだセミロングの女の子。

 三井あさひがそこにいた。



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