『部活』をやめて陰キャボッチになった俺になんでか学校でかわいい美少女たちが話しかけてくるのだが

白金豪

第1章 1学期編

第1話 こんな部活やめてやる


 俺は部活動をやめた。


 なぜか?


 俺はバスケ部に所属していたのだが、身長が160センチ前半で、中肉中背の体格、その上、部活内では俺はバスケが下手な方だった。


 そのため、俺は部活メンバーから陰口や悪口、たまに暴力を受けていた。


 俺はそれに耐えきれなくなり、『こんな部活やめてやる』という思いで高校1年の春休みに部活動を退部した。


 部活動を退部したことにより俺の気持ちはすごく楽になった。


 そして、高校2年生の新学期。


 俺は部活をやめたことでバスケ部で仲の良かった生徒とも関係が切れた。


 前は向こうから話しかけてきていたが、部活をやめたら話しかけて来なくなった。


 まあ、そのていどの関係だったのだろう。


 俺は同じ部活動の生徒としか交流がなかったため新学期ではクラスに馴染めず陰キャボッチになった。


 だが、俺はそれでよかった。


 部活動をやめたからにはなにか代償が付くとは思っていた。


 それが陰キャボッチになること。


 その代償があったとしても俺は部活をやめたかったのだ。

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