才能はあるのに発揮できない僕が異世界に飛ばされちゃった話し
乃零音依夢(NoName)
第1話 女子トイレに入ると異世界に飛ばされる!
僕はJ高校3年生の渡辺海砥(ワタナベカイト)。
好きな食べ物はパスタで、嫌いな食べ物は野菜だ。特にピーマンとか。
この日も僕はいつものように休み時間にトイレへ向かった。クラスで最近流行っている『ピンク色猫プロジェクト』というスマホゲームをするのだ。
「よし、ステージクリア!そろそろ時間だし出るか。」
そう言って、トイレの個室を出た。
そうして、手を洗っているとき、何か違和感を感じた。いつもは周りの壁に青いタイルが張られているはずなのに、ピンク色のタイルが張られている。
それから、ここにあるはずの小便をする便器もない。
・・・・・・・・・。
ーヤバい、コレ完全に女子トイレだ・・・・・・。ー
ー・・・・・・・・・まだ誰にも見られてない、今のうちに出よう。ー
そうして、僕はそそくさとトイレから出ようとした。その時、足音が聞こえてきた。誰だろう、見つかってしまったと思い、思わず立ち止まってしまった。
入ってきた女子と目が合った。
「ヘンタ~-----イ!!」
そう言われ、 何をされるのかとても不安だった。
女子トイレに男子が紛れ込んでいるのだから、驚かれても当然だろう。確か、彼女は小学校の頃に同じクラスになったことのある人だ。
そう思っていると、されるがままに個室に押し込まれた。
そして、唐突にナイフを向けられた。
「ずっと、私と一緒にいようね!!・・・・・・。」
Wоw!ここで突然の告白!!僕にもついにモテ期が!!
って、違ーーーーーーう!!
このままじゃ死んじゃう!
「ぐさぁ。」
2話に続く
才能はあるのに発揮できない僕が異世界に飛ばされちゃった話し 乃零音依夢(NoName) @ranovewriterNoName
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