第2話 映画鑑賞

その後圭介と優香は「天王寺ステーションビルに入り

ショッピングを楽しんだ

圭介は優香に指輪をプレゼント


優香はゴールドの指輪をはめて

とても幸せそうな顔を浮かべながら

ありがとう!と伝えた


昼食を済ませて二人は約束だった映画を見る為

アポロビルに急いだ

これが初めての映画

お目当の映画はセーラー服と機関銃

圭介は薬師○ひろ子のファンで凄く楽しみにしていた


入り口でチケットを購入して映画館の中に入った


当時は座席指定もなく入場順に好きな所に座る事が出来た

二人はすでに座っている人と距離を空けら様に

中央よりの席に腰を下ろした


20分程で映画が始まった

映画館は半数ぐらいの人が入っていた


二人がが座る席の後方に

朝天王寺ステーションの橋の上で

すれ違った由圭がひとり座っていた


由圭は再婚した両親から生まれた

一人娘

子供の頃から一人で行動する事が好きで

誰にも気を使わずに済む為

あえて一人で行動する事の多かった


その日彼女が映画館に初めて足を運んだ

映画を観るのはもちろん初めてである


彼女が生涯映画を観るため映画館に

行ったのは今回を含めて二回だけである



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