18:追憶-3 授けられし者
「……ここ、は……」
やや不明瞭な、男性と思しき声。
頭の中に直接響くわけではないその声は、確かに目の前のスケルトンから発せられていた。
「……喋ってる……成功、したんだよね?」
「触れば分かる」
首を傾げた
「……実体化、成功したみたいだね」
流石
嫌味を籠めて神様を呼んだクロウが独り言ち、席に戻る。
一方、スケルトンは何が何だか分からないと言いたげに二人を見ていた。二人の設定通りに実体化していれば人間と同程度の知能と知識を持つはずだが、情報が少なすぎて現状を理解出来ていないのだろう。
「あの……」
「えっと、こんにちは」
スケルトン故に表情は分からないものの、困ったような声を出した彼――推定・彼に、立ち上がった結菜は声を掛けた。クロウは思春期だからか他人と仲良くする素振りがないし、結菜自身、元来面倒見の良いほうなのである。
「突然で色々よく分かってないと思うけど……あなたの名前はクロスで、スケルトン。まあ名前は仮だけどね」
「……クロス……スケルトン……」
「そう。で、あたしは高校二年の
「……結菜さんと、クロウさん……」
「あたしのことは呼び捨てでいいよ。あたしもあなたのことクロスって呼ばせてもらうし」
「……その名前でいいか確認しなよ。っていうかいきなり情報量多すぎ」
「あ、ごめん! 何にも分からないだろうから伝えなきゃと思って……」
情報を伝えようと思うあまり、情報過多になってしまった。
反省した結菜は「ごめんね」と謝罪し、クロウに「ありがとう」と告げた。クロウは人当たりがあまり良くないものの何だかんだ結菜にも協力してくれているし、何より一歩引いた視点での意見をくれる。人当たりは良いが少々主観的な結菜とは案外良い組み合わせなのかもしれなかった。
「えっと、クロスっていうのはあたしが勝手に付けた名前なの。あなたを実体化するのに名前が必要だったから。実体化っていうのは……」
そこまで説明して、結菜はクロウを見る。自分が説明するよりクロウが説明したほうが的確だと思ったのだ。
「……目覚める前のクロスは身体を持ってない状態で、自我もないままこの世界――異世界交差地点って呼ばれてる世界を漂ってた」
結菜が自分のほうを見ていることに気付き、ため息を吐いたクロウは説明を始めた。
「そんな幽霊みたいな存在邪魔だから消したいって僕は思ってたけど、その人が消すのは嫌だって言い出したから僕たちの雇用主である〝神様〟の力を借りて身体を与えることにした。目覚めたばかりのクロスが言葉を話せたり知識を持ってたりするのは僕たちがそういうふうに定めたから。まあ、この世界は自動通訳機能が働くみたいだから僕たちが同じ言語を使ってる確証はないけど」
「そうだったんだ……」
「分かりやすい説明ありがと」
短く的確な説明に結菜は礼を言う。自分がクロスを消滅させようとしたことを隠さない辺りクロスらしい。
「そういう事情で実体化してもらったんだけど……この世界を漂ってた時の記憶はないの?」
「うん……」
申し訳なさそうな声で、クロスは答える。神様曰く元々のクロスは実体のあるスケルトンだったようだが、その時の記憶はまったくないらしい。
「まあ……もし記憶ないのが嫌じゃなかったら、別に気にすることないと思うよ。クロスの人生はこれからなんだもん。……あ、スケルトンだったら
ふと気付いたように、結菜はハッとした表情を浮かべる。
新美結菜が普段口にする言葉の多くは人間を対象としたもので、スケルトンであるクロスを対象としたものではない。にもかかわらず対人間の言葉を使用するのはクロスに対する侮辱なのではと思い至ったのだ。
ただ、当のクロスは何故かくすくすと笑うだけで、表現を気にしている様子はなかった。
「何? なんか変だった?」
「ううん、そうじゃなくて……嬉しかったから」
小さくかぶりを振り、クロスは声に喜びを滲ませる。
「記憶はないけど、僕の
「えへ……。どういたしまして」
礼を言うクロスに、結菜も微笑む。気の利いたことは言えないが、まっさらな状態のクロスを元気付けられたのなら喜ばしいことだ。
「そういうわけだから、クロスが自分の名前をどうするか決めるまではクロスって呼ばせてもらうね。あとは、えーと……クロスは男子? それとも女子?」
「僕、は……男のスケルトンかな。多分……」
首を傾げ、クロスは答えた。心の性別が男であるという自覚はあるようだが、スケルトンであるせいか少し自信なさげだった。
「……男だったら、一人称は『僕』でいいのかな? クロウも『僕』だし……」
「うん。でも、クロスの好きな一人称を使えばいいんだよ。一人称なんて所詮自分を表す代名詞でしかないんだし、もしかしたらこの先うるさく言う奴がいるかもだけど、そんなの時代遅れのダサい奴だから」
「そっか……分かった」
結菜が所感を述べると、クロスは納得したように頷いた。一方的に押し付けられる常識に縛られないでほしいという結菜の想いは伝わったようだ。
『――お取り込み中のところ失礼』
一段落ついた三人の頭に、突如神様の声が響く。決して機械的ではないその声は、相変わらず性別を判断することが出来ない。
「な、に? 頭蓋骨に声が……」
『ご機嫌よう、クロスくん。実体化した君とは初めましてだね』
驚いて頭蓋骨に手を当てているクロスに、神様が声を掛ける。
『私は君より高次元の存在で、君の実体化に力を貸した存在だ。名乗る名はないのでね、必要であれば新美くんのように神様と呼んでくれれば構わない』
「神様……」
神様の言葉に、クロスは呟く。スケルトンであるクロスが神様という存在を受け入れたのかどうかは分からないが、クロスは「分かりました」と答えた。
『さて。想定外の事態は起こったけれど休憩と自己紹介は済んだようだし、休憩前に話していたスキルについての説明を行うよ。――新美くんとクロウくんには、それぞれ〝
「作る……」
いくらスキルを与えられているとはいえ、そんなことが出来るのだろうか。小学校時代の図画工作成績は五段階で二か三だったのに。
案じているのはクロウも同じなのだろう。椅子に座ったまま説明を聞くクロウは僅かに眉を寄せている。まだ中学二年生なのに異世界で治癒・修復を行うことになったのだから無理もない。
「あの、神様。スキルはどうやって練習すればいいの?」
『練習方法や習得のコツを記した手順書を用意しているから、それを見て各々練習してもらいたい。今まで使ったことのない能力だから初めのうちは扱いが難しいかもしれないけれど、根気強く努力してもらえると助かるね』
成程、手順書があるのなら図画工作が苦手な結菜でも何とかなるかもしれない。安堵した結菜は頷いた。元居た国の技術系統は何故か「教えてもらわず盗むもの」という考え方が根強かったが、一般化された手順書が手元にあるのとないのとでは大違いだ。その点、神様の指導方針は比較的親切であるといえる。
『スキルに関しては以上だ。もし疑問な点があればこれまでのようにその都度尋ねてくれて問題ない。――クロスくん』
「あ、はいっ!」
『君は我々高次元の存在が召喚した存在ではないから、我々が君を保護する義務はない。ただ、君の実体化にあたって力を貸したのだし、二人が生まれた国には〝乗りかかった船〟という言葉もあるようだからね。二人がこの世界を出ていくまで、特別に面倒を見てあげよう』
「ありがとうございます。神様のお心遣いに感謝し、なるべく神様にご迷惑をお掛けしないよう過ごしていきたいと思います」
『殊勝な心掛けだね。私は君より遥かに高次元の存在だけれど、敬意を払って接してくれる者を無下に扱うつもりはないから心配する必要はない。君も必要があれば呼んでくれて結構。――では、ひとまずこれで失礼』
結びの挨拶をした神様はそれきり喋らなくなり、異世界交差地点に静寂が訪れる。
クロスは、ふうと息を吐いた。実際に吐いたというより声だけで息を吐く真似をしたという雰囲気だったが、その声には心底安堵したような響きが込められていた。
「ふう、緊張した――どうしたの?」
「クロウって大人だねえ……」
安堵しているクロウに、結菜はしみじみと呟いた。結菜にとってクロウは自我を得たばかりの存在であり、関係性としては年下の従弟のようなものだったのだ。それなのに神様に対し丁寧かつ大人な対応をしたから、感服する反面「こんなに大きくなっちゃって」と従弟の成長を確認する姉のような気分になっていた。
一方、クロウは本に目を向けたまま「『国立大学卒業程度の知識と一般常識』って設定にしたからでしょ」と、クロスが大人な対応をした理由について冷静に分析した。――確かにそうかもしれないが、一緒に実体化したクロスに対してもう少し思うところはないのだろうか?
「……ん? クロウくん何読んでるの?」
「手順書。神様が言ってたやつ」
何でもないように答えたクロウはぱらりとページを捲る。そういえば、手順書の存在をすっかり忘れていた。
自分の手順書はどこにあるのだろう。結菜は視線を彷徨わせる。――手順書は、ザッハトルテの皿の横に置かれていた。長編小説くらいの厚みがあるそれはA5サイズで、左綴じだ。
(スキルの練習かあ。練習するのは嫌じゃないけど、いざやるとなると、こう……なんか変なプレッシャーあるよね)
結菜が感じているそれは、ある種テスト勉強を始める時の心境に似ている。やるからには結果を出さなければという完璧主義者にも似た思想。新美結菜は存外真面目なのだ。
(……まあ、やるしかないか。クロウも頑張ろうとしてるみたいだし)
好きで異世界に移住するわけではないにしろ、神様の提案は結菜にとって悪いものではない。
(でも、あたしもクロウも練習してるんじゃクロスは退屈だろうな)
何か暇を潰せるものがあるといいんだけど……。そう考えた結菜がひとまず着席を促すと、クロウが座った席の前――結菜の左隣のテーブル上に、一冊の本が現れた。黒い表紙が印象的な新書サイズの本には『各世界のスケルトンについて』とのタイトルが書かれており、神様がクロスの為に用意してくれたようだった。
(神様って結構親切なんだ)
敬う態度を見せたクロスを気に入ったからかもしれないが、神様はなかなか親切だ。一見怖そうな高次元の存在は、結菜が知っている神様と同じく優しい一面があるのかもしれない。
満足げに頷いた結菜は自分専用の手順書を手に取った。表紙に『
「『
「何でも作れるんでしょ。少しくらい頑張りなよ」
やる気なく呟いた結菜に、向かい側のクロウが苦言を呈する。
「っていうか声に出して読まないで。僕が集中出来ないでしょ」
「あ、ごめーん。なんか静かすぎてつい……」
モニュメントクロックが立ち並ぶ、物音一つしない真っ白な世界。図書館よりも落ち着かない空間でスキルの勉強をすることに結菜は耐えられなかったのだ。
「ね、クロウくんは回復系のスキルなんだよね。そっちも凄くない? 怪我を治すだけじゃなくて修復も出来るなんて人助けに最適じゃん」
「…………」
クロウは、結菜をちらりと見ただけで何も言わなかった。何か気に障ることを言ってしまったのだろうか。
(悪いことしちゃったかな……)
結菜はクロウのことを何も知らない。クロス実体化に伴って会話を下から一方的に親しみを感じていたが、クロウについて知っている情報は本名と学年くらいだ。それなのに少しフレンドリーに接しすぎたかもしれない。
触れられたくないことは誰にもあるのだし、気を付けなければ。反省した結菜は手順書読解に戻り、スキル習得の学習に励んだ。ただ、手順書には「理論と同じくらい実践が大事」と書いており、分からないなりに作ってみろとやたら勧められる。駄作になることを恐れるあまり何も作らないのは駄目だということだろうか。
(それは分かる気がする)
誰だって不出来な物を作ってしまうのは嫌だ。完璧主義者なら特に。
だが、実際に行動を起こさずして上達することはあり得ない。不出来な物を作り出す覚悟を持って進まなければ経験値は得られないのだ。
(じゃあ……ちょっと作ってみようかな)
さて、何を作ろう。何でも作れると思うとかえって迷うが、どうせ作るのなら実用性のあるものを作りたい。
(……そういえば、クロスは服着ないのかな)
目の動きだけで辺りを見回した結菜は、クロスが何も着ていないことに気付いた。一般的なスケルトンは服を着ないものかもしれないが、クロスは人間と同次元の存在になったスケルトンだ。どの世界で暮らしていくか未定だとしても服を着用する習慣を付けたほうが良いのではないだろうか。
服を着るかどうかはクロスの自由だ。しかし、練習の一環として服を作ることに関しては何も問題ないだろう。
(よーし)
服を作る為には「どういうものを作りたいか」のイメージが重要だ。いくら
(そうねえ……Tシャツならパーツも少ないし簡単に作れそうだけど、スケルトンがTシャツ着てたら二度見しそうだし、もうちょっと〝それっぽい〟のがいいかな。たとえば……そう、ファンタジー系のローブとか! 魔法使いっぽくてかっこいいよね~ローブは。よし、ローブにしよう。じゃあまず色ね。色は……黒でいいか。こういうのって大体黒系統だし。ローブの構造はよく分かんないけど……前で留める以外はTシャツと同じでしょ。あとはフードかな。理由はよく分からないけど大体フード付いてるよね、ローブって)
これまでに見た記憶のあるローブを思い出しながら、結菜はローブを具体的にイメージし始めた。結菜の頭の中ではクロスがローブを身に纏っている。
(――これだ!)
「えいっ!」
「わっ!」
膝の上に両手を翳し、突如威勢の良い声を出した結菜に、隣で読書をしていたクロスが驚いた声を出す。
クロウは結菜にちらりと視線を向けただけだったが、何もなかったはずの空中から黒い布が音もなく滑り落ちたことに気付くと僅かに表情を変化させた。
「……あ、やったー!」
膝に落ちたローブに、結菜は喜びの声を上げた。光沢のないそれを手に取り、立ち上がって細部を確認する。――自ら作り上げたローブは、初めて作ったものにしてはなかなか上等な仕上がりだった。腕と胴体部分はきちんと繋がっており、縫製もしっかりしている。意匠を凝らさなかった為に黒一色で簡素な作りではあるものの、一見した限りでは素人が作ったとは思えない出来栄えだ。
「それ、スキルで作ったの?」
『各世界のスケルトンについて』を閉じ、結菜のほうを向いたクロスが尋ねる。
「今勉強したばっかりなんでしょ? 凄いなあ」
「えへへ、ちょっと練習してみようと思って」
クロスの褒め言葉に気を良くした結菜は照れ笑いを浮かべた。クロスはお世辞など言わなさそうなスケルトンだし、努力を褒められるのはやはり嬉しいものだ。
「それは何? 上着?」
「ローブだよ。こういうのかっこいいかと思って。……ねえ、スケルトンって服着るの?」
ローブに興味を持ってくれたらしいクロスに、結菜は慎重に尋ねた。結菜とクロウが設定したクロスは『心優しきスケルトン』だから、結菜が「クロスの為に作ったんだよ」と言えば着用したくなくても「ありがとう」と受け取るだろう。そういう方向に持っていかない為には一般論として尋ねる必要がある。
内心ハラハラしている結菜に、クロスは「うーん」と言って首を傾げた。
「神様が用意してくれた本には『知能を持つスケルトンはあまり多くない為、衣服は身に纏っていないことが多い』って書いてあったから、普通は着ないのかな。多分……」
「そっかあ。……クロスとしてはどうなの? 服を着るの」
「うーん……着たいとも着たくないとも考えたことないけど、人間にとって服を着るのが普通なら一回着てみて考えようかな」
「うん、そうしてみたら? ――そうだ、これ着てみなよ!」
まるで今思い付いたように、結菜は提案した。視界の端ではクロウが「話振るの下手すぎじゃない?」と言いたげな顔で手順書を読んでいたが、全力で気付かないふりをする。
「え、でも……せっかく作ったものを僕が着るなんて申し訳ないよ」
「いいの、全然気にしないで。せっかくスキル貰ったんだし、こういうのかっこいいだろうなって思って作っただけだから。……あ、じゃあさ、着るついでに出来具合をチェックしてくれない? 初めて作ったにしては凄く良く出来てると思うんだけど、自分でチェックすると採点甘くなっちゃうし……」
「そう? ……じゃあ、お言葉に甘えて」
結菜の話を信じたのか、それとも結菜の真意を察した上で了承したのか、クロスは申し出に応じた。骸骨故に表情は変わらないものの、もし表情が変われば優しく微笑んでいるのだろうと感じるような声だった。
ローブを手渡した結菜は、目をきらきらと輝かせながらクロスがローブを着る様を眺める。その姿をちらりと見たクロウの顔には「分かりやすすぎでしょ」と書いてあったが、当のクロスはクロウの眼差しに気付いていない様子でローブの前を留めていた。
「……どう? 着られそう?」
「うん。服を着たのは初めてだけど、凄くいい感じだよ」
ゆったりとしたローブを身に纏い、クロスは答える。
クロスの為に設えたローブは、実際に着てもらってもなかなか良い出来栄えだった。ローブ自体はゆったりしているもののぶかぶかというほどではなく、闇で塗り潰したような布地に穴やほつれは見当たらない。しいていえば袖の長さに比べて丈がほんの少し短いだろうか。決して見苦しくはないが、クロスの背の高さを正確に反映出来ていなかったことが丈の短さに繋がったことは明白だ。
(作るの自体は思ったより簡単だったけど、難しいなー……)
手順書に書いてあった通り、構造を完全に理解していなくても作成することは出来た。しかし、衣服のように個人によって適正サイズが違う物品に関しては予め寸法を測らなければ作り直しになる可能性がある。モノづくりマスターになるには一筋縄ではいかなさそうだ。
「結菜? どうしたの? 難しい顔してるよ」
「うん……改善の余地があるなって思って」
「そうかな」
黒いローブをつまみ、クロスは首を傾げる。
「僕としては充分だと思うけど……でも、向上心を持つのって大事だよね」
頷いたクロスは優しい声で答えた。先程自我を得たばかりだが、実に年上然としている。
「ねえクロス。もっと上手く作れるようになりたいから、練習がてらクロス専用の服を作らせてくれない? メジャー使って採寸したらもっと上手く作れると思うから。――これってセクハラにあたる?」
スリーサイズ他は立派な個人情報で、プライベートなものだ。いくらクロスが男のスケルトンとはいえ、セクシャルハラスメントにあたる可能性は充分ある。
心配する結菜とは裏腹に、クロスは「全然気にしないから大丈夫だよ」と笑った。人間のように脂肪や筋肉がない分
「クロス、ありがと! ――採寸用のメジャー作るからもうちょっと待っててね!」
「えっ」
驚くクロスを他所に、結菜はぐっと拳を握って「三十分以内には作ってみせるから!」と宣言する。
「――真面目なのか単純なのかはっきりしてほしいよね」
クロウはぼそりと呟いたが、
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