第32話

自宅。


ニュース。


消極的に報道されてます。


稀に批判ばかりして。


過激な連中もおりますね。


葵ちゃん。

「勝手気ままに為政者に。」

「文句つけたるなんてこと。」

「重い責任国に仕えし。」

「その身の大切。」

「国のもの。」

「庶民が託したその権利。」

「国のために止むを得ず。」

「庶民の裏切り災難だ。」

「自由を行使その結果。」

「わがままでもしますのか。」

「しかしあなたは都合。」

「お辛いのは政治家さん。」


クレスケンスルーナ。

「世界を観ても万華鏡。」

「そんなスコープお捨てなさい。」

「心の目で世界を。」

「隅々のありとあらゆる光景を。」

「観察すれば世界は見える。」

「心の目で見なさいよ。」

「世界世の中。」

「心の目。」

「決して覗くな万華鏡。」


リーリエ。

「詩とは何かと問われたら。」

「歌か感想。」

「それのみと言えない詩人の世界へは。」

「慎み詩人に問いてみよう。」

「自然に浮かんだ光景を。」

「文にしたため。」

「世界にしましょう。」


自分の机に向かい。


先人が確立した。


歴史が生み出した偉人の著書を拝見。


武士道は高度な道徳の教科書。


学校で習いました。


良書を購入して熟読してます。


ふと。


角川・新国語辞典を開きました。


-客観主義。


実在・価値・真理などは主観的認識や人間的実践を通すことなく。


独立に存在すると説く立場。


最近の人々は主観的で。


客観的ではありません。


客観性はありません。


主情主義が多いような。


感情論が多いのは主情主義の屁理屈なんですね。


私はこれを読んで。


事実・真実・真理は独立に存在すると説くことにします。


-主観的。


①自分一人の考えに基づくさま。


②自分だけに通用する独りよがりな態度。


(対)客観的。


姫ちゃんは自己主張について教えてくれていました。


特にアメリカで自己主張は良識。


自己主張をしない奴は馬鹿かつまらない人間。


欧米では自己主張が大事。


おまけに自分の考えがひとつも無いと。


愚か者だと言われる。


なるほど。


言われてみれば。


現代の日本人はロボットみたいなもんですし。


付和雷同のお手本です。


さらに。


欧米では性悪説ですし。


性善説は少数派だそうです。


学問を習って五年生。


クリティカルシンキングが身に付きました。


やったね。


葵ちゃん。

「わたしは反省している所がある。」


クレスケンスルーナ。

「おー!?人らしさが出たね。」


葵ちゃん。

「今までの生き方のどこかに過ちがいくつもあると。」

「悟ったよ。」


リーリエ。

「お手本も無いですから。」

「よく発見できましたね。」


葵ちゃん。

「自分の有り方のいくつかに過ちがあると理解できます。」

「理性こそ人。」

「人こそ理性。」


クレスケンスルーナ。

「なんて尊い。」

「人の振り見て我が振り直せ。」

「参考にして貰うよ。」


リーリエ。

「変わりましたね。」

「凛々しくなりました?」


葵ちゃん。

「もう立派な魔法少女ですから。」

「人としても賢明でありたい。」


クレスケンスルーナ。

「私は聡明でありたい。」

「まあ同志ってことだよねー。」


リーリエ。

「ほんとです。」

「日本に来て良かったですね。」


クレスケンスルーナ。

「ああジーザス。」


葵ちゃん。

「私はお参りして来ますね。」

「私は青人草。」

「まだ伸び足りない小さな芽。」

「成長していくから。」

「光合成。」

「水も肥料もいっぱい貰って。」

「そんな感じで成長していく。」

「まだ伸びたばかりで。」

「やがて大樹になるから。」


友達の巫女さんが言うには。


人としてのエキスパート(玄人)になるには。


神社で「私を優しく鍛えてください」と祈願するといいらしいです。


すぐに鍛錬の習慣が身に付くそうですよ。


おまけに。


あらゆる知識や奥義に行き着くものだと。


道案内の神様は神道において大切で。


まずは猿田彦命様にお訊ねするのが必要。


そうすれば技能や情報にも出会える。


その人なりの方法で。


案内してくれます。


誘導して良い情報に巡り合えたり。


猿田彦命様にお会いできるといいですね。


葵ちゃん。


いろいろあった出来事を。


戦記物語として出版予定です。


国語辞典。


戦記物語。


戦争を中心とした物語。


「平家物語」「太平記」など。


(同)軍記物語。


季節は廻って冬。


今は鳥居の前に居ます。


再び。


浜松八幡宮。


神々の前に独立者として立ちつつ。


正しい人にならなくてはと。


決意を新たにして。


魔法少女として。


人として。


わたしは思う所があり。


いままでの生き方を改めました。


熱田神宮に参拝。


帰り道。


鳥居の近くで。


枯れ葉が積もり。


小山になって。


もうすぐ一年になるのです。


私はこの力を理法に沿って使おうと。


心に決めた。


この冬に。


誓いし少女の新芽かな。


END

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