第5話 飛行機での出会い1
9月30日18時10分頃、ゲートが開き、飛行機の席に向かうことにした。
すみれは、デザインの仕事で、写真の素材を自分で撮影をしており、飛行機に乗るときは窓際と決めていた。
エコノミー席で70Cという後ろの方の席。荷物を入れて、席に座っていた。
5分後にすみれが席に来た。すみかは70Bという席で、真ん中の席。荷物を入れて、座っていた。
離陸まで2人は、座って待っていた。すみれは、飛行機の離陸するときは、ミラーレスのカメラを手に持ち、窓から風景をとっていた。
風景などをパシャリパシャリ撮影をしてた。
すみかは、個性的な写真好きな子がいるなとか見ていた。
この時は、お互いは、知り合いではなかった。
離陸して、20分後位にシートベルトサインが消えた。この日の空は、天気が良く、一面に綺麗な青が広がっていた。すみれは、興奮して写真を撮っていた。
シートベルトサインの合図が消えて10分後に、「これから少し風が強く機体が揺れるかもしれませんので、気をつけてください」とアナウンスが流れる。
すみれ、写真を撮るのに夢中で、アナウンスの声に耳が入らなかった。
やはりアナウンス流れた数分後に、機体が非常に大きく揺れた。
すみれは、写真を撮るのに夢中で自分の世界に入っていた。飛行機の機体が揺れたら、体のバランスを崩して、すみかの方にミラーレスカメラを落としてしまった。
すみれは、「すいません」と誤った。落とした影響で、ミラーレスカメラの一部が
破損して、かなり落ち込んでいた。
それを見たすみかは、「あなた面白い子だね」と笑い出した。
すみれは、「大事なカメラで高かったんですよ」
すみかは「大学の写真部サークルとかでもやっているの?」と質問した。
すみれ 「これでも30歳なんですよ、写真は学生の時やっていて、卒業してから、
社会人のサークルなどに入ったり、仕事でも写真が必要なんで、それで写真を撮っていたんですよ。」
すみかは、「ははははっ」と急に笑い出す。すみかは、「30歳なの?同い年だね。てっきり、年下だと思っていた。飛行機が離陸する時も、少女みたいな感じで、ずっと窓から写真を撮っていて、面白い子がいるなとかと思っていたんだよ。」
すみれは、「30歳?同い年ですか?大人ぽっい感じがしたから、年上かと思っていました。大人の女性って感じだと思っていました」
すみかは、また笑い出して、「あなた、面白いこと言うね、名前はなんて言うの?ドバイは、観光で行くの?」
すみれは、「ドバイは、トランジットで、フランス・パリにワーキングホリデーに行く予定です。名前は、すみれです。あなたの名前はなんて言うんですか?」
すみかは、再び笑い出す。「偶然だね。私もドバイは、トランジットで、フランス・パリにワーキングホリデーで行くんだよ。一緒だね。偶然だね。ちなみに名前は、すみかだよ。一文字違いだね。ちなみに名字は?」
すみれは、「えっ??こんなことあるんですか?たまたま横になった人と、行く場所が一緒で、目的も一緒だなんて、びっくりです。名字は、高梨です。フランスのワーキングホリデーでは、どんなことをされる予定なんでか?」
まさかの飛行機の機内で、すみかとすみれは妙なことで、喋り出し、お互いが一緒の目的地に行くことを知ることになる。
この時は、ただの世間話のはずが、似ているところも多く、2人は運命を感じ始めた。
あの時、まさか飛行機が風で揺られなかったら、ここまでこんな話をすることもなかったかもしれない
すみか、すみれは、お互いのことをもっと知りたいと思うようになる。
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