設定等(ネタバレ注意)
智貴たちは地球、日本から召喚された。召喚したのはユダリオン帝国で帝国で保存されていた魔法をセシリアが解読し、足りない魔力の肩代わりとして多くの犯罪者、亜人の命を用いて召喚された。
召喚された瞬間は高校一つ分、の敷地内にいたすべての生命体が召喚されたが、ヒト以外は召喚された時に適応しきれず死んでいる。ヒトの中にも適応できずに死んだ者もいる。
他の召喚されたものの末路として、悪魔の力に適応できずに死んだ者が多い。
召喚した目的は、帝国が世界を征服するためのコマとして操るつもりだった。
他の人間の国からも帝国はあまりよくは思われていないが、国力差により従っているような状況。
亜人には様々な種類があり、文中に出ている魔族、エルフ、ドワーフ、獣人などがいる。
亜人たちは人間と敵対しているが、元は人間に迫害されたことから反発するように敵対している状況。
この世界には普通の動物、植物以外にも魔物が存在するが、その違いは魔力に呑まれて変質しているかどうか、という基準になる。
魔力に呑まれた魔物は普通の動物たちと比べてかなりの強さを持ち、彼我の戦力差を判断せずに敵意を向けてくるので、危険度も違っている。
帝国は亜人を魔物と断じて人間の敵として迫害してきた。
魔族は、全種族内で最も魔力が多く、膨大な魔力を用いて強力な魔法を用いることが出来る。身体もかなり強靭に出来ており、一対一の純粋な戦闘ならば異種族相手にはほとんど負けることはない。寿命もそれなりに長く、三百年ほど生きる。角が生えている。
エルフは、魔族には及ばないものの多くの魔力を持ち、また繊細に魔力を扱えることが出来る。しかし、身体はあまり強くはなく、戦闘の際には基本遠距離からの弓や魔法での攻撃で戦いをしている。寿命はかなり長く、平均で五百年ほど生きる。環境によって成長度合いは変わるが、人間と同じように成長して、人間での二十代ぐらいから老化が止まり、若い姿で長い時を過ごす。老化が再開すると死が近付いてきたことの合図となり、最期は自然となって消えていく。皆美形。
ドワーフは、身長は小さく、横には大きくのずんぐりむっくりな体形をしていて、手先が器用。鍛冶や建築などが得意で、魔法はあまり得意ではないが地魔法だけは得意としている。寿命は二百年ほど。難しいことを考えるのが苦手で、直情的。酒が好きで更に強いので、何かネタを探しては毎日のように宴会をしている。筋力自体はかなりある。男は小さいころから髭だらけになる。女には髭は生えないが、その代わり髪が剛毛で寮もかなり多いので手入れが大変。
獣人は、モチーフとなる種族によって細かい性質は変わってくるが強いものが偉い。ヒト型で哺乳類の獣人は毛深くなっている。爬虫類型などは身体に鱗があったりする。基本的に魔法は使えないが、魔力自体は少ないながらも持っており、その魔力で身体を強化、治癒することで戦うので、かなり強い。強い存在に惚れやすいが、全てが強いものに惹かれるわけではない。獣化することでその動物の特性を強く引き出すことが出来るが、野生に引っ張られてしまう。
龍人は、身体に鱗を纏い、あまり鋭くはない鹿の角のように多岐に分裂した角を持っている。寿命は長く、およそ千年程度は生きる、中には数千年生きるものもいる。永い時を生きる故か、常に冷静にいるものが多い。魔力、身体ともにかなりの高水準を保つ種族で、魔族とともに全種族でも最強と呼ばれている。
人間は、他の種族と比べても特筆する部分は無く、言ってしまえば中途半端な存在だが数が多く、その分多様性に恵まれていることから稀にとてつもなく優秀な存在が現れる。遺伝によるものが強く表れるので、皇族、王族などは特に優秀な血を取り入れ、外に出さないことに腐心している。寿命は長くても百年ほど。
悪魔は、基本的には地上には存在せず、魔界に生息している。しかし、召喚された場合や、ある程度以上の力を持つ存在、そして理を捻じ曲げられるほどの存在になると暇をつぶすために地上世界に現れることもある。悪魔の力は基本的には自らの欲、望みを叶えるためにあるので、自らに作用する力が多い。極めた存在は周囲にも影響を及ぼすことも可能になる。
天使は、悪魔同様地上には存在せず、天界にて過ごしている。基本的には地上に関わろうとすることは無い。ただし、悪魔が存在する場合に限って力を貸すこともある。天使の力は基本的には周囲へと影響を及ぼすものが多く、使い方を変えることで自分に作用させることが可能になる。対応する悪魔に対してかなり強い影響を与えることが出来る。
大罪にはそれぞれ対応する悪魔のみならず、対応する動物もいる。力を引き出すための助けとなることがある。詳しくはそのうち本編で記述するかと……。
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