いつも浮いてる俺がある日突然王道ラブコメの主人公に!?
楓
第1章 日常
陽キャが多いこのクラス。
俺は完全に浮いていた。
どうしてこうなったかは教えるまでもない。あっ自己紹介が遅れたな俺の名は赤野 紅葉。17歳のごく一般的な高校生だ。少し口が悪いが許してくれ。
「おはよっ!!紅葉〜!!」
朝からうるさいこいつは佐倉 真琴。
俺の唯一の友達。友達になった理由は彼曰く、女の子っぽい名前同士だったので友達になりたかったとかなんとか。
「おう。おはよ。」
あくびをしながらテキトーに返事をする。
「もみじぃ〜!!また夜遅くまでゲームしてたんでしょ!!早く寝ないと!!授業中寝たらまた先生に怒られるよ?」
「分かってるよ。けど今回のイベは外せないんだ。」
「またぁ??毎日言ってるのよね?今日は早く寝なよ?」
「おかーさんかw??わかったよ。今日は早く寝る。」
こんな感じで平凡な1日が始まる。
しかしそれは今日で終わった。
クラスの陽キャ共が転校生が来るとかバカ騒ぎしている。だが浮いてる俺には関係のない事だ。読書の邪魔だ。
「全員席につけよぉー」
先生が馬鹿大きい声で言う。うるせー。
全員席に着いた。
馬鹿共がザワザワしてうるさい。
「今日はお知らせがあります!!このクラスに転校生が来ました!!はいっ!!入って来て」
ガラガラと扉が鳴く。
『おおぉぉぉ!!』
『めっちゃ可愛い!!』
『美少女来たーー!!!』
同時に馬鹿共も鳴く。
俺は
美少女って言葉に吊られ顔をあげてしまった。
案の定目が合ってしまった。
馬鹿共の言う通りめっちゃ可愛い。
俺にはこんな可愛子無関係だなw
再び本に視線を向ける。
何故か今さっきまで馬鹿共があれだけ騒いでいたのにザワザワしている。
足音がだんだん大きくなっていく。
あれ??おかしい。
馬鹿共の重たい視線を感じる。
潰れそう。
俺の前誰かが来た。
恐る恐る顔をあげると,すごく近くに顔が!?
どんっ!!!
俺は椅子ごと倒れた。
「いってぇ〜。なんなんだよ!!」
「あーごめんごめん!!驚かせるつもりは無かったんだ〜。ほら」
手を差し伸べてくる
「ん?ほら」
こ…これってまさかの!?ラブコメ展開!?
よっしゃ!!かかって来い!!ラブコメよ!!
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