君(のおっぱい)が好きなんだ!

アイビー

文芸部の部室で


入道高等学園は、何かしらの部活に入らないといけない。


大半が幽霊部員になるのに、こんな昔ながらのルールが残っているのは単純に日本人が、怠惰で面倒臭がりなだけだろう。


ただ、今回はこの昔ながらのルールに俺は感謝している。


適当に選んだ文芸部の部室で、清水優依と言う隠れた黒髪ロングの美少女に出会えたのだから。


「睦月さん、今日も抱き締めてほしいのですか?」

「は、はい!」

「元気があって良い返事ですね」


今、俺は文芸の部室の床に正座している。

何故、そんなことをしているかって?


それは、おっぱいを感じる為だ。


俺と優依の身長差はそれなりにある。

立った状態で、俺と優依が正面から抱き合うと、優依の頭は俺の胸辺りになる。


けど、俺が床に座るとちょうど良い位置に、優依のおっぱい! が俺の頭の高さになるのだ!!


「ふふ、睦月さん、赤ちゃんみたい」

「ば、バブー」

「はいはい、良い子ですね」


聖母のような表情の優依。けれど、


「高校生にもなって、おっぱい好きでバブーって、頭おかしいんじゃないんですか?」


邪気がまったくない笑顔で、俺は優依に罵倒される。


うん、なんか、最近これも悪くないと思い始めた。


最初は優依の言葉に驚いたけど、それだけ俺に心を許しているという意味でもある。


付き合いはじめの頃は、俺が優依に提案することが多かったからな。


俺は優依のおっぱいを愛でながら、優依に変態ですね。と罵倒される。


これが俺と優依の最近の日常だ。


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