第17話 契約竜の土地守
……何処かから、とても優しい子守唄が聴こえる。母親が優しく我が子の頭を撫でるような、そんな……。……母?
「……おか……さ……。」
寝惚けながら声の方へ手を伸ばせばふわりと毛だらけの何かが手に重ねられ、驚いて体を起こせば直ぐにふわりと動きを封じるように毛が添えられて異様な睡魔に襲われながらも必死に目を開ければ白い狼のような竜が優しい瞳で此方を見ている。
「りゅ、竜……?」
『初めまして、私はリエル。ゼルディアの契約竜で、スペアマジリア帝国の土地守よ。ゼルディアはちょっと用事で構ってあげられないから私と遊んでいましょ?』
「よう……じ。」
『外交よ。終わるまでは私と遊んでいましょ。ここなら体の弱い貴方でも十分に動けるわ。』
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