応援コメント

第12話 予約制の恋」への応援コメント

  • >なにもかも
    >どこにもいないこと
    >景色を絶縁する発煙筒
    >絶望、絶望、

    この部分、高速道路で事故を起こした車が発煙筒を焚いているのを想起させられました。
    この中にいる人物は、過去に交通事故で恋人を失っていて、その事故に自分も居合わせていた。だから「なにもかも」「どこにもいかないこと」が最大限の非不正解だけど、でもそれが「1円も満たされぬ今日」を「埋められない気がしている」ことに繋がるのかなって思いました。
    恋をすることが怖い。失うことが怖い。だから『予約制の恋』にしよう。今後、そうなっていく自分を想像してそう名付けたのか、とも。

    翻って、鬱屈した過去が、ただ生きているだけの退屈を幸せ色の紙でラッピングしてしまっている。これは包装ではなく緊縛だ。という風にも取れました。

    毎回毎回勝手に解釈してすみませんw
    すみませんとか言いながら草生やしているのでまたやります。

    作者からの返信

    詩一さん

    コメントありがとうございます。

    『ただ生きているだけの退屈を幸せ色の紙でラッピングしてしまっている。これは包装ではなく緊縛だ。』

    この部分を読んだ時、なんだかもう、小説をひとつ読み終えたかのような気分でした。なんですかこの表現…!こちらが詩の本体の気すらします笑。

    今回もかなり断片的に言葉を拾ったのですが、大切な人を失うような喪失感が伝わっていて嬉しいです。実はタイトルは少し悩んだのですが、頂いた感想を読むと全体と絡めて解釈して頂く良い材料になったかな、と安心しました。
    今回もありがとうございました!