第24話 前回性描写がありました

「…俺達も、イこか、じゃなかった、行こか」

リュンメンターシとキーパーⅫ世は、もはやついて行けなかった。もう彼らは何も言わず、二人を置き去りにして立ち去った。

…俺ももう言うのやめた。このテのネタはヤメロと言いたいけど、もう、言うまい。

一体、何のために塔に行ったのだろう。人のセックス見に行っただけじゃないか。リュンメンターシとキーパーⅫ世は城を目指して歩いていった。俺もやりたかった、と思いながら。

さて、毎度おなじみの城に来た。と、城の前には大きな堀があった。堀の中には水が張ってあった。いや、水ではない。王水だ。さあ、どうする。橋もないぞ。リュンメンターシとキーパーⅫ世はちょっと困った。

「そうだ、あそこの森から、木を持ってきて、橋にしよう。」

とキーパーⅫ世が提案した。

「アソコの森って、どういう意味?あっ、別に変な意味はないのか。」

「…リュンメンターシ君、君まで何言ってんだよ。」

と言いつつ、二人は森の中へと入っていった。

「さ、いくぞ」

キーパーⅫ世は木に向かって飛び蹴りをした。

「アチョー」「バキッ」「おみごと。さすがキーパー」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る