転生したらチート孤児だった件〜親孝行の為Aランクになってみせる〜
気だるげさん。
第1話 〖はじめての異世界〗
私の名前は
気がついた時にはボロボロの衣服とそして見慣れない場所にいた
確かあの時私は死んでいたはず…だったらこれはラノベでよくある転生というやつか
カラカラカラと音がして、通路の間から見える光と風景に目をやった
ひとつの馬車が目の前を横切りすぐさまガチャリと音がする中から人が降りてきて、こちらに近づいてくる
「……」
私はじっとその人を見つめる
『こんにちは、君の親は…?』
誰だろう貴族の人かな…なんでこんな所に…
『そんな怯えなくても大丈夫だよ』
「…おや、いない」
『っ、ごめん、嫌な事聞いちゃったね…』
「べつに…捨てられたわけじゃないから」
『そ、うなんだ』
まじまじと見つめてくるから聞いてみた
「なんでしょう」
『君の目、綺麗だね』
「…は」
ある件でここ、王都に足を運んだ僕は
初めて見るものばかりで窓の外ばかり見ていた
薄暗い通路の中に光るようなものがいた気がして
すぐさま馬車を止めてもらった
近づくにつれ、一人の女の子がこちらを凝視してるのがわかった
すごく綺麗な顔つきと、珍しい青色の目
この子は身なりは最悪なのになぜか驚く程にその子に興味が湧いた
『君、帰る家はどこ…?』
「…ない」
『ねぇ、良ければ僕のところに来る?』
「…大丈夫です」
『えっ、でも、』
「……同情してくれなくても大丈夫です」
『ど、同情じゃないよ!!』
使用人A『〇〇様、もう戻られては、』
使用人B『このような汚らしい場所で長居しては体に悪いです。』
『…ま、まるでこの子が汚いみたいな言い方はよせ!』
『君、また会いに来る』
この世界のことは何も分からない
ここは魔法が使えちゃったりするのかな
よくラノベである思考想像まぁ、イメージと魔力制御さえちゃんとしてあればいけるみたいな感じなのかな
それなら私はいけるかもしれない
だって化学という世界にいたのだからその構造仕組み割と覚えている方だから
かといって、こんな狭いところでぶっぱなしたら危険だよね
それにお腹空いたし。
お金は…って持ってないか
お腹がすいては戦は出来ぬって言うのに…
とりあえずあるはずのギルドに行って依頼受けてお金ゲットしてご飯買おう
そして依頼最中に魔法使えるのかしてみよう
フラフラとさ迷ってるうちに
剣や杖を持っている人が一つの場所に入っていくのをみて、すぐさまそこの看板をみた
【冒険者ギルド】
やっぱりあったんだ!!よかった…
剣術は当たり前に使えないけど、もし魔法が使えたらいけるよね…?
カランコロン
[やだ…汚らしい]
[まだ幼児だぜ]
[ちょっと汚すぎるな]
[孤児院と間違えて入ってきたのかしら]
明らかに周りがザワザワする
「…あの、冒険者になりたいんですが」
受付嬢『今おいくつですか?』
「…6歳」
受付嬢『えっと、冒険者になるには15歳からって決まっててね…』
「稼がないとお金が無いんです」
受付嬢『…えーっと、ちょっと待っててねギルドマスター呼んでくるから』
すっごい色んな人に見られてる
でも仕方ないよね、お金が無いんだもん
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