第143話 転生者3人に火が付いた
僕が転生者の3人に下着等を渡してから、3人の教え方が目に見えて違っているようで・・・・
それに、接客と厨房を2人ずつにする事により、店の客に接客と、ケーキ作りを教えるという、2つの問題を解決していた。
そして、たまに僕が出向くと、何時の間には女性が一人増えていて、さらには男性があいさつをしてくる。
「僕も転生者なんですよ。まあ、運よく妻と結婚できましてね。本当ならあの3人も面倒見てあげるべきなのでしょうが、流石にそこまでの甲斐性が無くって・・・・」
どうやらこの男性、この転生者3人の女性・・・・元は4人と言ってたっけ?と同郷に当たるらしく、そのうちの一人とは、家が隣同士で、ずっと仲が良かったらしい。
で・・・・15になってすぐに結婚したようだ。
だが、妻は今もこの3人とは交流があり、たまに店でケーキを食べているそうだ。
で、件のの下着の話が出て・・・・
「申し訳ございません、何もしていなのは重々承知なのですが・・・・厚かましいのはわかっています・・・・私にもひと揃え、用意していただけませんか・・・・」
「ええと、もしかして、誰かのを既に着用してます?」
「ええ・・・・私とほぼ同じ体型の子のをお借りしてます・・・・」
・・・・一応、本人用なんだけど。まあ・・・・自動調整が働いてるって事は・・・・未着用のを渡してあげてるんだね・・・・そうか、4人は良い関係なんだ。
「ええとですね、自動調整機能、あれって一寸特殊なんですよ。本人以外は着用できない・・・・じゃない、自動調整が働かないんで・・・・いい友人に巡り合えましたね。」
「ええ?そうなのですか?この下着、凄くよくって・・・・じゃあもうこの下着は、お返しできないのですね・・・・」
「あの!僕からもお願いします!妻はやはり、日本の下着が忘れられないらしく・・・・」
「まあいいですよ。まだいくつか持ってますし。」
僕はいくつか渡してあげる。
「ええと、どのデザインのか分からないけど、借りたのは、此処から返してあげて。」
2人はえらく感謝してた。
「ああ、それと・・・・他の転生者ってどうなんですかね・・・・」
2人と少し話し合う。
僕の同郷はあまり良い人がいなかった事を伝え、2人の話を聞くと、その辺りは微妙だったそうだ。
あ、そうそうこの女性、今は少し時間に余裕があるので、4人の面倒を見てくれるそうだ。
あの下着代ぐらいはお返ししたい・・・・と。
そうは言っても・・・・僕はお金があるので、一応賃金として?教えてくれるお礼はたっぷり差し上げました。
ここで転生者には・・・・まあ、選ぶけどね・・・・よい方の転生者とは、それなりの関係になっておきたいので。
この女性が加わり、更にはローテーションの効果もあり、4人の腕前はめきめき上がっていった。
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