第140話 4人が説明してくれるけど
「あのね、ルドメロ、仕方なかったのよ?たまたまお客さんが沢山来た時があってね?それで、私達まだお料理があれだから、接客を手伝ったのよ。」
エウラリアが必死になって事情を説明しようとしている。
「そうなんです!教えてくれる人が忙しく、教えてもらう私達の手が空いていれば、少しでも役立とうと思いますよね?」
デイフィリアも姉と共に弁護しようとしている。
「うむ。そうだぞルドメロ、私ら接客もあれだから、中で食器を洗ったりしてたんだぞ?」
エメリナも手伝ってたのか。
「私は、会計をしていましたわ。」
ローサが会計か。
「それで?」
「私とデイフィリアはギルドで接客は慣れてたでしょ?だからすぐにものになったのよ?それでね・・・・私達、自分で言うのもなんだけど、顔、スタイル男性好みでしょ?その私ら目当てで、さらに客が来るようになって・・・・」
「そうなんです。翌日以降も客足が増えるので、お店の3人に確認したら、今までの客層とは・・・・その、明らかに違うらしくって・・・・」
「あいつら私が行ったら、スカートめくりやがってな、調子に乗りやがって・・・・」
「あ、それでもエメリナ、相手に手を出さなかったんですよ?ちょっと足を・・・・でも、その所為でさらに・・・・」
エウラリアとデイフィリアはわかるが、エメリナ、何をした?
「まあ概ね事情は分かった。僕は普通に客として暫く君らの行動を見させてもらうよ。普段通りの接客してて。あ、一応ケーキを一つ頼むよ?」
4人はこれも試練とか何とか云いながら、散っていく。
そして僕は・・・・暫く待とうとすると、誰かが肩をゆすってくる。
「おい兄ちゃん、あんたあの4人独占しやがって!何もんだ?」
・・・・ここは他人お店です。なるべく問題を起こさないようにしなくては。
「ああ、彼女らは・・・・まあ知合いですね。この店で働くように僕が頼んだのですよ。」
「何!あの4人はにーちゃんが連れて来たのか?」
「ええ・・・・まあ色々ありまして・・・・彼女らは、ケーキ作りを学ぶのにここで学ぶ予定なんですよ。ですが、店が忙しいらしく、ああして働いているようですね。」
「なんだそうか。あんたてっきりナンパしてるんかと思ったぜ!ならいいんだ・・・・」
何がいいのか知りませんが・・・・肩をゆすってきた男は納得したのか、去っていきます。
周りの視線も痛くなくなりました。
まあ、いいんですけどね、彼女らは嫁候補なのですよ。それを知れば怒り狂ってきそうですが・・・・
エウラリアとデイフィリアはよくやってるね。
で・・・・ローサも会計頑張ってるけど・・・・あ、エメリナ、そこで後ろを向くと・・・・ああ、スカートめくられて・・・・お尻が丸出し?何してるんですか!で、相手の股間を・・・・
相手も何でその悦んだ顔を?
・・・エメリナは店の厨房の中、確定だな。
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