第139話 先ずは一か月後

「シロ、4人の護衛を頼むよ。」


「わかった。」


流石に場所が場所なので、4人の護衛をシロに頼む。


僕は1ヶ月、一切関与しないつもり。


「ポチは・・・・僕と一緒に色々頼むよ?」


「・・・またブレスか、それとも鱗か?」


折角一人で何かできるんだから、有効利用しないとね。


え?サンペーは?


何故かおじいさん、おばあさんと何処かへ行ってしまったよ・・・・


もう僕と離れても大丈夫なように、アイテム作ってるから、魔力切れも起こさないはず。


僕はまず、素材集めにダンジョンに籠る事にした。


万が一があると困るから、ポチをお供に。


だけど・・・・


「我はいらんかったのではないか?」


もうステータスが凄まじく、ドラゴン20体も一人で問題なく仕留める事ができました。


「そうは言ってもなあ・・・・以前はシロとポチがいなければ、どうにもならなかったじゃないか?ああ、素材はたっぷり集まったから、今後はポチのブレスに期待してるよ。」



「結局ブレスなのか・・・・」


まあそう言ってもあの火力、中々だからね・・・・


今度耐熱素材を作って、それで炉を、大型の炉を作りたいな。


・・・・

・・・

・・


一月経過・・・・


さあ、見に行きますかね・・・・


僕は4人と離れ、そう言えば女性が傍にいないってなかなかなかったから、新鮮だったな・・・・

いると華やかなんだけど、4人もいるとなかなか・・・・え?贅沢な悩みだって?


そんな中、お店に向かう。


あ、この間もお店はやってるんだよ。


万が一僕の頼みのせいで店がまずい事になるといけないので、ちゃんとお金は、そしてケーキの材料はたっぷり用意させてもらった。


で・・・なんだかすごい行列・・・・

こんなに繁盛してるのか?だが・・・・妙に男性が多いのが気になる・・・・


ここはケーキ屋さん。

あ、パンも売ってるし、クッキーみたいな焼き菓子も扱ってる。

どちらかと言えば女性向けと思ってたんだけど・・・・


一応、並ぶか・・・・


結局1時間ほど並んだ。


やっとの思いで中に入ると・・・・


「いらっしゃいませ!」


そこにはミニスカート姿の、メイド?みたいな姿で接客している4人の姿があった・・・・


うん?僕は料理を教えてほしかったんだけど・・・・何で?


「あ・・・・あああ!ルドメロじゃない!もう1か月経っちゃったの?」


エウラリアがやってきて、喋りつつ席に案内してくれる。


最初に声をかけられた瞬間・・・・何やら男共の視線が・・・・刺さるような視線が複数・・・・


僕は念のため小声で・・・・


「エウラリア、君らは何をやってるんだ?」


「あ、ルドメロが思ってたのとは違うと思うんだけどね・・・・最初は忙しそうだから、一寸接客手伝ったのよ?ほら、私らってギルドの職員だったでしょ?接客は得意なのよね・・・・」


「それはわかる。」


「そしたらね・・・・まあ、ぶっちゃけ私ら4人、この・・・自分で言うのもなんだけど、この美貌でしょ?男共が変な期待しちゃって寄ってくるのよ?」


はあ・・・・別の意味で想定外でした・・・・


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