第117話 こっそり王都へ向かってみる
さて、王都へやって来たのですが、あのデカい城が見えませんね・・・・
門に入れば、どこからでも見えた城が、見えない。
少し小高い場所に建っているので、否応なしに見えるはず。
やはり崩壊は本当だったのですね。
僕の従魔(ポチ)を残し、僕だけ飛ばすとか、どんでもなく愚かな行為でしたね。
高い授業料だったようですが、死者は出なかったのでしょうか?
城へ・・・城のあった場所へ向かうと、低い建物が建っていました。
流石に元の城では時間がかかりすぎる・・・・石造りのしっかりしたのは・・・・木造で急遽作ったようです。
今後しっかりしたのに作り変えるのでしょう。
ああ、そう言えば王都でもお店が、美味しい食事のお店がありましたね。
少し寄っていきましょう。
「いらっしゃいませ!」
元気なお嬢さんがウェイトレスですね。
「いい匂いですね。」
「あ、あの時の・・・・お久しぶりです!ちょっと待ってて下さい、あの席へどうぞ!お父さーん・・・・こっちへ来て・・・・」
僕が座ると、家族で来てくれます。
「ルドメロ様お久しぶりです。」
「随分繁盛しているようですね。」
「おかげさまであれから肉の流通も再開され、私どものお店も幸いな事に繁盛しております。」
「そのようだね。客の表情も明るいし・・・・少しでいいので、何か軽めので、お勧めのをもらえるかな?」
あ、こちらの従魔とサンペーはたっぷりでね。
「畏まりました。少々お待ち下さい。」
「あ、特別な事はしないで何時も作ってるので頼むよ。」
暫らく待つと・・・・
量は少ないが、いい匂いの野菜炒めがやって来た。
「ボア肉と野菜を炒めたものです。少量との事でしたので、女性向けの量をお持ちいたしました。
従魔とこちらの少年には、たっぷり用意しました。」
凄くおいしい匂いです。
「いただきます。」
・・・・お肉は軟らかいですね。焼き過ぎず、かといって焼き足りないと言う訳ではなさそう。
野菜もしっかり炒めてますね。このタレは何でしょうか?何とも言えぬ絶妙な味ですね。
なるほど・・・・これは人気が出ます。
「ちょーうめえ!なんじゃこりゃああ!」
「・・・・おいしかったです・・・・焼き加減も、味付けも、素晴らしい!」
「ありがとうございます。」
「お兄ちゃん、下着ありがとう!何時もあれ着てるの。しかも成長してもじどうちょうせつ?というので常に身体に合ってるし・・・・」
「喜んでもらえて嬉しいですよ。」
サンペーは寝てしまいました。
家族に見送られながら、帰ります。
サンペーはシロが背負ってます。
どうやってか器用に、サンペーはシロに抱きついてますね。
ああそうそう、今回もですが、先ほど寄ったお店でも、今回のお店でも、女性用の下着を予備にもう一式ずつ、人数分渡しました。
流石に同じのをずっとと言うのもね。色んな意味で変化がないと。
それと、街自体・・・・都ですか?は活気があっていいですね。
肉の流通も再開されているようですし、きっと肉以外もいい感じなのでしょう。
お野菜もいいものでしたし。
後は王様、王子さま?がどうなってるかですが・・・・まあ後でいいでしょう。
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